2026年も半分が過ぎましたが、様々な出来事がありました。
海外では物騒な事件が多く、国内を見ても物価高・値上げラッシュで今後が不安になるニュースも少なくありませんでした。
そんな2026年の上半期、令和の現役高校生が最も印象に残っているニュースや出来事はなんなのでしょうか。
令和の現役高校生の2026年上半期は「戦争」「クマ」「嵐」のTOP3に

今回、ワカモノリサーチでは、全国の現役高校生に
2026年の上半期 印象に残っている出来事はなんですか?
というアンケート調査を自由回答で実施し、ランキングにしました。
その結果、第1位には「アメリカ・イランの戦争による影響」(16.0%)が選ばれたということです。
この戦争は、イランの核兵器開発の阻止などの目的の元、今年の2月末、アメリカとイスラエルが共同でイランに対して大規模な軍事作戦を実施したことから始まっています。
その結果、イラン側がホルムズ海峡を閉鎖したことで、日本でもガソリン価格の高騰や石油関連の商品の値上げラッシュなどの影響が出ました。
海外の出来事とはいえ、日本国内にも多くの影響が出ていることから、現役高校生の関心度も高いようで、
- 「物流に影響が出ているから」
- 「日本に原油が来なくなったから」
- 「ガソリン高くなったから」
- 「原油の値段やばそうやん」
- 「石油が届かなくてピンチを実感しているから」
など、物流や原油価格など、自身の生活に密着していることがきっかけで、印象に残っている高校生が多かったようです。
特に、
- 「物価高とかポテチの袋が銀色になったから」
- 「ポテトチップスが白黒になっていたから」
- 「物価高で色々高くなったり、ポテチの袋が銀色になったから」
- 「ナフサ不足でポテトチップスのパッケージがモノクロになったから」
といった、原油由来のナフサ不足により、カルビーなどのポテトチップスのパッケージが白黒のモノトーンに切り替えられた出来事は衝撃的だったようで、高校生の脳裏にしっかり残る出来事となっているようです。
他には、
- 「まさか起きると思わなかったから」
- 「急に戦争始めたんか!?ってなってびっくりした」
など、高校生の生きている時代に武力紛争が起こってしまったというインパクトや、
- 「戦争はやってはいけないから」
- 「もう戦わないでほしいから」
と、戦争が早く終わることを願っている高校生などから回答が寄せられ、今年の上半期、令和の現役高校生が最も印象に残っている出来事になったようです。
続いて、第2位には「日本各地でクマ出没」(13.5%)がランクイン。
先月は栃木県宇都宮市の中心街にクマが出没し、テレビやネットでも大きく取り上げられていました。
近年、クマが餌を求め人里に降りてくるケースは日常になりつつあり、東京では八王子でもクマの確認が相次いでいる現状。
もはや、他人事ではないと感じる高校生も多いようです。
この出来事が印象に残っている理由としては、
- 「いままでで一番問題になってるから」
- 「ニュースでたくさん報道されたから」
- 「最近ニュースでよくやっているから」
など、報道でよく見ることで刷り込まれたという回答や、
- 「過去と比べ著しく増えていて恐怖を感じる」
- 「熊は怖いから」
- 「ほんとうに怖いと思ったから」
- 「人にも被害を及ぼしてるから」
といった、恐怖を感じる意見が多く寄せられました。
また、
- 「都市部まで入ってきたから」
- 「都会にくまが出現したから」
- 「都会なのに出たから」
- 「自分の地域も関係するから」
- 「自分の住んでいる地域でも出たから」
と、絶対にクマが出ないであろう都会や高校生の生活圏内に出没したことで、他人事には感じられなくなり、強く印象付けられているようです。
今後、さらにクマの出没が多くなったら2026年の高校生の一大ニュースは「クマ」で持ち切りになる可能性もあるかもしれません。
第3位は「嵐ラストツアー 活動終了」(12.8%)。
決して明るい出来事とは言えませんが、ようやくエンタメ系の話題がランクインしました。
嵐は、2026年5月31日の東京ドーム公演、『ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」』の最終日をもって、約26年半にわたるグループ活動に終止符を打ちました。
高校生世代の大スターではないとはいえ相当な印象を残したようで、
- 「国民的アイドルだったから」
- 「国民的アイドルが解散するのは驚いたから」
- 「国民的アイドルの解散は衝撃」
- 「国民的アイドルって感じで好きな曲があって、なんか寂しくなったから」
- 「かなり有名なグループが辞めたから」
- 「ニュースで多く報道されていたし、幅広い年代のとてもたくさんの人に影響を与えたから」
といった“国民的アイドル”と高校生でもわかる嵐の凄さを改めて感じ取れる結果となりました。
また、令和の高校生らしい意見として、
- 「生まれる前から嵐があったから解散するなんて思わなかった」
- 「生まれたからからヒーローだったから」
- 「嵐は生まれた時からいてずっとテレビにいた人たちだったから」
と、高校生がこの世に誕生する前から大スター・ヒーローでいたという期間の長さや、そんな長い年月当たり前のようにいた嵐がいなくなる切なさなども感じている高校生はいたようです。
そして、
- 「嵐めっちゃ好きだったから」
- 「子供の頃から好きだったから」
- 「子供の頃から好きだったからです」
- 「幼い頃からよく聴いていた嵐が活動終了してしまってすごく悲しいから。大ファンだったからショック」
- 「周りの人がファンでめっちゃ悲しんでたから」
など、現役の嵐ファンだった高校生、嵐ファンを友人に持つ高校生などからの回答も目立ちました。
嵐のファンとなると、2026年で最も印象に残っている出来事を超えて、人生での一大ニュースの中心にまでなりえる出来事になったといえそうです。
4位以下は事件が目立つ 唯一明るい出来事が「夜の踊り子」

第4位以下を見ていくと、第4位に「京都男児殺害事件」(5.8%)、第7位に「磐越道マイクロバス事故」(2.9%)、第9位に「栃木・上三川町の強盗殺人事件」(2.2%)と、胸が痛くなる事件がランクインしました。
これらの事件は高校生からすると“学校”や“同世代”という目線が切っても切り離せないため、印象が強い結果となったようです。
回答を見ても、
- 「弟と同じ年代の子で、すごく悲しい最後やから」
- 「自分と近い歳の子が殺人をしている事に驚いていたから」
- 「自分の歳に近い子がサツジンを犯してるから」
- 「自分も高校生で部活にも入っているから他人事ではないなと思ったから」
- 「めちゃくちゃニュースになってたから。あと部活のことだから」
など、他人事に思えない高校生からの声で溢れていました。
そして、身近に感じる事件にはある程度の関心を持っていることも今回の調査ではわかったといえそうです。
身近というと、第10位に入った「自転車の”青切符”導入」(1.9%)も、まさにその理由がメインとなっており、
- 「自分が自転車に乗ることが多いから」
- 「普段から自転車に乗る機会があるから」
- 「よく自転車に乗るから怖い」
- 「チャリ通だから気になった」
など、自転車を頻繁に使う環境にある高校生からの声が集まったということです。
また、第5位には「阿部慎之助氏 娘への暴行で巨人監督辞任」(4.5%)と、第8位には「WBC開催」(2.6%)がランクイン。
奇しくも野球の明暗の話題が選ばれました。
阿部氏に対しては、
- 「衝撃だったから」
- 「突然だったから」
といった、あまりに急に飛び込んだニュースとしての印象の強さや
- 「阿部慎之助が好きだったから」
- 「巨人ファンだし、とにかく衝撃だった」
という、ファンの高校生からの意見が中心に。
「児相を呼ぶ判断でChatGPTを使ったのがイマドキだなと思った」といった、いままで見たことのない逮捕劇に驚愕した高校生からの回答が多かったようです。
一方、WBCに関しては
- 「野球好きで見てた」
- 「大谷さんが出るからとても興味があった」
など、野球ファンの高校生や、大谷翔平関係で関心を持っていた高校生が選んでいたと言えそうです。
比較的ネガティブな出来事が上位を占める中、4位以下で明るい話題というと、第6位にランクインした「サカナクション・夜の踊り子大流行」(3.2%)。
リリースから約14年の時を経て世界的な大ヒットとなっていますが、きっかけは、インドネシアの伝統的なボートレース「パチュ・ジャルール」の映像と楽曲「夜の踊り子」を組み合わせたショート動画のミーム化。
TikTokなどのSNSで瞬く間に拡散し、気づけばご本人であるサカナクションのボーカリスト・山口一郎さんまでもが真似をするなど、日本国内で大流行となりました。
高校生からも、
- 「ミームになったから」
- 「流行ってるから」
とストレートに話題になって目にしていることから、印象に残っていると回答をしていたようです。
さらに、「あのダンスのどこがいいかわからないけど、流行ってたから」という高校生の意見もあったことから、心のどこかで「なにこれ?」と思っていても、いざ流行してしまったら「私も踊りたい」という気持ちに昇華され、気づけは印象に残る出来事になっているという傾向もあるようです。
他には、「これがきっかけでサカナクションの曲を聞くようになった」という高校生がいたので、令和の現役高校生の気になるアーティストのリストに「サカナクション」が追加されているのかもしれません。
今回の調査では、令和の現役高校生が“ただ流行っているもの”だけではなく、「自分の生活に関係あるかどうか」を強く意識してニュースを見ていることがわかりました。
特に、戦争による物価高やクマ出没、自転車の青切符など、“自分の日常に直結する不安”には敏感に反応しており、令和の高校生らしいリアルな価値観が見える結果になったと言えそうです。
その一方で、嵐の活動終了や「夜の踊り子」の大流行など、時代を超えて人の感情を動かすエンタメも確かに高校生の記憶に残っていました。
2026年の上半期は、不安と衝撃のニュースが多かった半年だったからこそ、音楽やエンタメの存在がより特別に感じられていたのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.6.5〜2026.6.10
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 312名
調査方法 インターネットリサーチ


