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意外と等倍視聴がメジャー!? 令和の若者の動画視聴について大調査!

意外と等倍視聴がメジャー!? 令和の若者の動画視聴について大調査!

スマホや動画配信サービスの普及によって、放送時間に合わせるのではなく、好きな動画を自分のタイミングで楽しむことが当たり前な時代になりました。

さらに若者たちの間では、見る時間だけでなく「見るスピード」も自分好みに。

等倍はもちろん、1.5倍や2倍などの倍速で動画を楽しむ人も増えています。

いったい令和の若者たちは普段どのようなスピードで動画を楽しんでいるのでしょうか。

目次

倍速時代の印象覆る!? 実は約60%の若者が等倍視聴していた!

テレビ番組や動画を「等倍では見られない」と感じたことはありますか?

今回ワカモノリサーチでは全国の14歳〜20歳の若者を対象に

テレビ番組や動画を『等倍では見られない』と感じたことはありますか?

というアンケート調査をしたところ、「等倍では見られない」と感じたことが「ある」と回答した人は全体の40.6%となりました。

その理由を見てみると、

  • 「タイパを重視したいから」
  • 「限られた時間でたくさんの動画を見たいから」
  • 「2倍速の方が半分時間が空くかつ同じ情報を入手できて効率いいから」

といった回答が集まりました。

多忙な若者たちにとって、一つのことだけに時間を使うのは「もったいない」と感じてしまうようです。

また、動画といっても、その種類や媒体はさまざま。

できるだけ多くの情報やコンテンツに触れたいという意識は、今の若者たちにとって当たり前になりつつあるのかもしれません。

さらに、他の意見を見ていくと、

  • 「ついついショート動画に見慣れていて短い方じゃないとなれないため」
  • 「2倍速になれちゃった」
  • 「だいたいの動画は2倍で見ているから、等倍だとつまらなかったり、遅く感じるから」

といった声も集まりました。

等倍が遅いというよりも、速さに慣れているという感覚で、倍速視聴やショート動画が日常となっている若者にとっては、等倍動画のテンポ感そのものが退屈に感じられることも。

こうした視聴環境の変化が、若者たちの体内時計にも影響を与えていると考えられます。

また、別の理由をみていくと、

  • 「展開が遅くて見ていられないから」
  • 「ゆっくり話しているのを聞くのが耐えられない」
  • 「話してる時間がいちいち長いなと感じることがあるから」

といった声が寄せられました。

必要ないと感じればすぐにスキップしてしまう世代にとって、制作側の「ゆっくり見せたい」といった意図や、作品ならではの「間」をそのまま届けることは、以前より難しくなっているのかもしれません。

若者をターゲットにした倍速視聴を意識したドラマや、等倍でもサクサク展開する映像も増えていることから、「長い」と感じた瞬間にストレスになってしまうこともありそうです。

一方、「等倍では見られない」と感じたことが「ない」と回答した若者は、全体の59.4%という結果になりました。

その理由をみていくと、

  • 「興味があるものを見ているから」
  • 「早送りはしたくない、しっかりじっくり見たい」
  • 「等倍でも感動していたら時間の無駄とは思わないから」

といった理由が挙がりました。

「見るときは見る」と集中して楽しみたい若者にとっては、速度を上げることが必ずしも時間効率につながるとは限らないようです。

また、興味のあるものにはしっかり時間を割くという考えはごく自然なものであり、どうせ楽しむならとことん楽しみたいという若者の姿勢がうかがえます。

また、他の意見を見ていくと、

  • 「倍速すると頭に入ってこないから」
  • 「普通の速度じゃないと会話が細部まで理解できないから」
  • 「あんまり早いと聞き取れなくて巻き戻したりしないといけないから」

といった声も多く挙がりました。

そもそも内容がしっかり入ってこなければ意味がないという意見が最も多く、特にドラマや映画などでは、表情や会話の間まで含めて楽しむことも大切です。

せっかく「見るぞ」と時間を確保しても、内容が頭に入ってこなければ本末転倒。

ましてや、聞き逃した部分をもう一度巻き戻して確認するとなれば、それこそ時間の無駄だという声も挙がりました。

さらに、別の回答理由として、

  • 「人が作った作品を倍速で観るのは失礼に値すると感じるから」
  • 「普段見るのがバラエティーで芸人さんのトークの間が崩れると芸人さんに失礼だと思うから」
  • 「ニュースならよく考える必要があるし、作品ならその間も含め芸術」

といった意見も挙がりました。

作品の向こう側には演じる人や作り手がいますが、その気持ちを汲み取りながら視聴している声も見られました。

こうしたリスペクトの気持ちは、さまざまな物事や出来事に丁寧に向き合う姿勢にも繋がってくことも。

時間効率やタイパとはまた別の価値を大切な感覚のひとつとして考えている若者もいることが分かりました。

等倍視聴は本当に時間のムダなのか?若者たちの本音に迫る

テレビ番組や動画を等倍で見て「時間のムダ」と感じたことはありますか?

続いて、全国の14歳〜20歳の若者を対象に

テレビ番組や動画を等倍で見て『時間のムダ』と感じたことはありますか?

というアンケート調査をしたところ、等倍視聴を「時間のムダ」と感じたことが「ある」と回答した人は全体の40.2%でした。

その理由を見てみると、

  • 「おもしろくないと時間を無駄にしたような気分になるから」
  • 「大したことない結末だったりするから」
  • 「頑張って最後まで見たのにくそつまんなかったとき」

といった回答が集まりました。

せっかく最後まで見たにもかかわらず、期待外れの結末だったときに「時間を返せよ」と作品そのものに怒りが生じ、その結果として「ムダだった」という捨て台詞につながっているようです。

また別の理由として、

  • 「CMとか結果発表とかが無駄に長いから」
  • 「いいところでCMがくるから」
  • 「結果が気になって見てたのに次週みたいなことになったことがある」

といった回答も挙がりました。

いわゆる「引っ張る」というテレビ的な演出にストレスを感じるのは、今の若者に限った話ではありません。

かつてのビデオ録画世代も、CMを早送りしたり、録画機器のCMスキップ機能を使ったりしながら、見たい場面までたどり着いていました。

ただ、スマホで見たい場所まで一瞬で飛ばせることが当たり前になった今は、「待つ」という行為そのものへの耐性がさらに低くなり、CMや結果発表までの引き延ばしをより強く「ムダ」というストレスに変換されてしまうようです。

さらに違った角度からは、

  • 「時間がなくて。倍速で見るほうがいろんな動画見れるから」
  • 「倍速にすれば等倍で見る時間より色んなことができるから」
  • 「テスト前に特に」

といった若者ならではの回答が集まりました。

日々やることがたくさんある若者たちにとって、時間は貴重です。

特に学生にとって、テスト前のピリピリモード期間中は息抜きの時間も非常に大切。

そんな中、せっかく時間を割いて等倍で見た動画が「つまらなかった」となれば、その時間そのものをムダに感じてしまうのも無理はなさそうです。

一方、等倍視聴を「時間のムダ」と感じたことが「ない」と回答した人は、全体の59.8%でした。

その理由を見てみると、

  • 「見たいから見ているため」
  • 「無駄だと思うならそもそも見ないから」
  • 「見たいから見てるのであって時間の無駄ならばそもそも見ないから」

といった回答が集まりました。

今はテレビだけでなく、SNSやサブスクなど、見たいものを自分の意思で選べる時代です。

その中からわざわざ時間を使って見るものを選んでいる以上、その時間を「ムダ」と考えること自体が、もはやムダな考えなのかもしれません。

「見るときは、見たいものを見る」と考えている若者たちにとって、動画をじっくり見る時間そのものに疑問は生まれにくいようです。

また別の解釈として、

  • 「息抜き」
  • 「テレビは元から娯楽の時間だから」
  • 「見てる時間ぐらいは時間を贅沢に使っていたいと思うから」

といった声も挙がりました。

毎日の生活において、時間効率がすべてとは限りません。

日々やることがあるからこそ、その合間の息抜きとして娯楽の時間も存在します。

そうしたひとときを効率から切り離して、ゆったり過ごすことも大切です。

贅沢に時間を使ったという自覚さえあれば、仮に何も生まれなかったとしても、「ムダだった」という感覚にはつながらないのでしょう。

等倍視聴勢が主流の中 現れた”面倒臭い勢”にも注目!

あなたは、動画を何倍で視聴しますか?

最後に、全国の14歳〜20歳の若者を対象に

動画を何倍で視聴しますか?

というアンケート調査をしたところ、最も多かったのは「等倍」で全体の59.2%という結果になりました。

まずは「等倍」で視聴する理由を見ていくと、

  • 「作り手が見せたいものをそのまま見たい」
  • 「曲聴くことがおおいから」
  • 「速度を変えることにメリットを感じないから」

といった回答が集まりました。

等倍派の若者にとっては、作り手が意図したテンポや間も含めて、そのまま受け取りたいという感覚があるようです。

また、劇中歌や主題歌などの音楽を考えれば、自分の好きな曲をわざわざ倍速で聴くことに違和感を覚えるのも当然のこと。

ひと口に等倍派といっても、その理由には「作品をそのまま味わいたい」「そもそも速度を変える必要を感じない」など、それぞれの感覚が表れていました。

また、別の意見を見ていくと、

  • 「はじめて見る動画はその動画をちゃんと見たいから等倍で見る」
  • 「基本的には等倍で、面白くないと思った時だけ2倍速にするから」
  • 「ショートは2倍速だけどYouTubeとかの長尺動画は等倍」

といった声も挙がりました。

「最初から最後まで等倍で見る」あるいは「最初から倍速で見る」と決めているわけではなく、視聴しながら自分の判断で速度を変えるという意見も多く見受けられました。

また、動画の再生時間や内容によって視聴速度が決まっている”自分ルール”も変動速度派の若者にはあるようです。

さらに、こんな回答も見られました。

  • 「設定を変えるのが面倒くさいから」
  • 「わざわざ2倍にするのが面倒くさい」
  • 「倍速に変えるのがめんどくさい」

といったシンプルな理由も見受けられました。

作品への向き合い方や時間効率を考える以前に、手間を省きたいという「めんどくさい勢」も意外と多く集まりました。

動画を気楽に楽しみたいという感覚を持っている若者からすると、わざわざ再生速度を変える作業すら面倒に感じてしまうのでしょう。

そんな視聴スタイルもなんとも若者らしい考え方に感じられました。

続いて「2倍速」で視聴すると答えた17.1%の声をみていくと、

  • 「長押しして倍速する機能は2倍しか出来ないから」
  • 「ショート動画は画面の横を長押ししたら2倍速になるから」
  • 「TikTokとかだと自然と2倍になるから」

といった意見が挙がりました。

設定画面を開かなくても一瞬で速度を上げられる機能があり、2倍速に強いこだわりがあるというよりも、「簡単に2倍にできるから、そのまま使っている」という感覚に近い声が集まりました。

こうした操作のしやすさ自体が若者の倍速視聴を後押ししていることもうかがえます。

また、別の回答として、

  • 「癖で2倍にしてしまう」
  • 「物によるけどなぜか長押しで手軽に倍速してしまう」
  • 「右端長押しで2倍にすることが多い」

といった声が寄せられました。

無意識のうちに倍速で見てしまうほど、すでに習慣として身についている若者もいるようです。

「時間をムダにしたくない」「早く見終えたい」といった明確な目的があるというよりも、気づけばいつもの癖で倍速にしている。

そんな“倍速がデフォルト”になっている視聴スタイルも見受けられました。

さらに違った視点の意見として、

  • 「勉強動画だったら時間が長いから」
  • 「就寝前に見る故」
  • 「もう一度見たいところを普通の倍速で見るから」

といった声も。

時間効率というよりも「聞き取れるかどうか」といった考えや「どうせ眠るし、一番気持ちいい速度」といった、選んだ動画の内容によって速度を使い分けるといった意見も挙がりました。

勉強のような集中するとき、または睡眠のようなリラックスするときなどで、それぞれの”お好みの速度”があるようです。

続いて「1.5倍速」で視聴する11.5%の回答をみていくと、

  • 「理解しながら視聴できる限界の速さだから」
  • 「言葉もはっきり聞こえて理解できる限度が1.5倍までだから」
  • 「それ以上だと早すぎるから」

といった理由が挙げられました。

“早過ぎず・遅過ぎず”の限界地点を1.5倍速と認定している若者が非常に多く、やはり時間短縮や効率的という言葉を用いた回答が大半を占める形となりました。

倍速で流し見という認識よりも、しっかり聞き取って目で追えるスピードは意識しているようです。

さらに別の角度からは、「ドパガキにはちょうどいい速さだから」といった若者ならではの回答も集まりました。

「ドパガキ」とは、「ドーパミン中毒のガキ」を略したネットスラングで、ショート動画やSNSなど、短時間で次々と刺激を得られるコンテンツを求めてしまう人を、自虐や軽いツッコミを込めて表す若者言葉です。

ドパガキという自覚症状を抑えられない人の視聴スタイルは1.5倍速が主流のようです。

最後に、それ以外の倍率を選んだ理由をまとめてみると、

  • 「2倍速だと早くて、1.5だと少し遅いから」(1.75倍)
  • 「会話が聞こえるけどちょっと早く見れるから」(1.25倍)
  • 「言葉がしっかり聞き取れる」(0.75倍)

といったさまざまな声も挙がりました。

もうここまで来ると、もはや動画の再生速度にも“好みの味付け”があるようです。

それぞれのこだわりで、ときには速度を変える“味変”まで楽しむのが、今どきの若者なのかもしれません。

今回の調査で見えてきたのは、「若者=倍速・スキップが主流」というイメージを覆すほど、等倍視聴を楽しんでいる若者が多かったことです。

そして改めて感じるのは、「タイパ」という言葉だけで動画視聴を語るのは少し違うのかもしれないということ。

速度を上げて時間を短縮することだけが、必ずしも時間を有効に使うことには直結しません。

1日24時間という限られた時間の中で、あえて娯楽をじっくり楽しむ時間を設けることが、その他の時間の集中力や時間効率を高めることにもつながるのではないでしょうか。

今回の調査は、そんな若者たちの柔軟な時間の使い方を映し出す結果となりました。

(調査・文/ワカモノリサーチ)

調査期間  2026.6.22〜2026.7.6
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ 
調査対象  全国の14歳〜20歳の若者(男女)
有効回答数 635名 
調査方法 インターネットリサーチ

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