「若者のスポーツ離れ」って、よくニュースで聞きますよね。
部活もしてないし、サッカーも詳しくないし、「正直、W杯とかそんなに…」って思っていた人も多いかもしれません。
でも、今年のワールドカップ、日本戦のたびに早朝からタイムラインが一色になって、「え、みんなこんな時間から起きてるの?」と驚いた人もいるのではないでしょうか。
スタジアムにもスポーツバーにも行っていないのに、なぜか“その場”にいる感じがする。
そんな新しいW杯との関わり方が、Z世代の間で当たり前になりつつあるようです。
Z世代の半数以上が「新規サポーター」 それでも日本戦はしっかり観ている


調査によると、Z世代の58%が「今年が初めて」「前回大会から」と回答していて、いわゆる“にわか・ライト層”が半数以上を占めています。
視聴を始めた理由で最も多かったのは「友達や周りの人が観ているから」(42%)。
次いで「毎大会観ているから」(31%)、「SNSやニュースで盛り上がっているから」(18%)が続きました。
「サッカーが大好きだから」というより、「みんなが観ているから、自分も気になる」という空気感が強いようです。
それでも、日本代表の試合は高い注目を集めました。
平日早朝のキックオフでも多くの若者が視聴し、SNSでは試合のたびに関連ワードがトレンド入り。
普段はタイパを重視して倍速視聴や切り抜き動画を楽しむ世代でも、W杯だけは「リアルタイムで一緒に盛り上がりたい」と感じている人が少なくないようです。
そして今大会、日本代表はグループリーグを突破し、決勝トーナメント進出を果たしました。
世界の強豪を相手に堂々と戦う姿は、普段サッカーを見ない人たちのタイムラインにも何度も流れ込み、「次の試合も観ようかな」と思わせるきっかけになったのではないでしょうか。
「スポーツバーより自宅とスマホ」 Z世代らしいW杯の楽しみ方


観戦スタイルを見ると、一番多かったのは「ひとりで」(31%)、次いで「家族・親戚と」(29%)でした。
観戦場所も「自宅のテレビ」が64%でトップ、「自宅でスマホ視聴」が20%と続いています。
大勢で集まって観戦するより、自分の部屋やリビングでゆっくり観るスタイルが主流になっているようです。
ただ、一人で観ているからといって、完全に一人というわけではありません。
試合中には「SNSの投稿を確認する」「友達とLINEする」「通話する」といった行動も多く見られました。
物理的には自宅にいても、スマホの向こうには同じ試合を見ている人がいる。
「自宅×SNS」で熱狂を共有するのが、今のZ世代らしいW杯参加スタイルなのかもしれません。

注目選手では、上田綺世、中村敬斗、久保建英、鈴木彩艶らの名前が挙がりました。
理由は「プレーが好き」が中心ですが、「かっこいい」「ファッションがおしゃれ」「ストーリーに惹かれる」といった“推し活”に近い視点も目立っています。
一方、日本代表以外で注目している選手については「特になし」が最多でした。
ただ、リオネル・メッシやキリアン・エムバペのような世界的スター選手は、SNSの切り抜き動画などを通じてしっかり認知されています。
「4年に1度なら参加したい」それが今のW杯との距離感
今後のサッカーとの関わり方を聞くと、「次回もワールドカップだけは観たい」という人が一定数いました。
毎週リーグ戦を追うほどではないけれど、「4年に1度のお祭りには参加したい」という感覚です。
また、「いつか現地で観戦したい」と答えた人も非常に多く、自宅とスマホ越しに楽しみながらも、「一度はあの熱狂を生で体験してみたい」と感じている人は少なくないようです。
ワールドカップは、もはやサッカーファンだけのイベントではなく、「みんなが盛り上がる瞬間に、少しだけ乗っかってみたい」と思える国民的なイベントになっているのかもしれません。
無理にサッカー通になる必要はなくても、日本代表の試合だけはなんとなく観てしまう。
スマホを開けば、そこには同じ熱狂を共有する誰かがいる――そんな“ゆるい参加感”こそが、今のZ世代とW杯のちょうどいい距離感なのではないでしょうか。
出典:ReBear合同会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000155573.html


