新しいスマホが発表されるたびに、SNSではトレンド入り、YouTubeではレビュー動画が一斉に公開され、家電量販店の店頭も「新モデル推し」一色になることがあります。
その様子を見て、「若者は新機種が出たらすぐ機種変更するのでは?」と思っている大人も少なくないかもしれません。
確かに、スマホは令和の高校生にとって生活の中心。
連絡も、SNSも、動画も、ゲームも…
すべてがスマホの中に詰まっています。
しかし実際のところ、令和の現役高校生は“新機種”にどれほど敏感なのでしょうか。
新機種が出ても「すぐ変える」高校生はわずか3.0%のみ

そこでワカモノリサーチでは、全国の現役高校生(男女)に
スマホの新機種が出たらすぐに機種変更しますか?
というアンケートを実施しました。
その結果、3.0%が「するタイプ」、97.0%が「しないタイプ」と回答。
「新機種出た!即機種変更しよう!」という高校生は、1学年に1人いるかいないかというレベルの少数派であることが分かり、世間のイメージとは少し異なる結果が見えてきました。
そんな少数派の「するタイプ」の高校生からは、
- 「カメラ性能にこだわりたい」
- 「ゲームの処理性能を上げたい」
といったスペックを重視するタイプや、「最新モデルを持っていたい」と、ブランド価値を重視するタイプからの意見が寄せられました。
ただ、それでも全体の3.0%にとどまるという事実は、“若者=常に最新”というイメージとはやや異なる現実を示す結果となったようです。
97.0%の「すぐ変えない」高校生 「壊れるまで使う」など堅実スタイル
一方の「新機種が出てもすぐに機種変更をしない」と回答した97.0%の高校生の理由には、いくつかの傾向がありそうです。
まず大きいのは価格面。
近年のスマホは10万円を超えるモデルも珍しくなく「少しカメラが良くなった」「少し処理が速くなった」程度では、簡単に買い替えられるものではなくなっています。
高校生からは、
- 「まだ使えるのに何万円もかかるのは言い出しにくい」
- 「家計のことをなんとなく分かっている」
といった声が。
「その分をライブや推し活に回したい」という意見もあったことから単なる我慢ではなく、「優先順位を考えた選択」をしている可能性もありそうです。
また、
- 「今のスマホでSNSも動画もゲームも普通にできている」
- 「困っていないのに変える理由がない」
といった、“十分に足りている”という感や、
- 「データ移行が面倒」
- 「パスワードや二段階認証の設定が大変」
- 「機種変更中に使えない時間があるのがイヤ」
といった、手間やリスクを避けたいという意識も目立つ傾向に。
機種変更が5分、10分でできる時代が来るとしたら…
もう少し新機種に食いつく高校生はいるのかもしれません。
他には
- 「壊れたら変える」
- 「バッテリーが限界になったら変える」
- 「契約更新や進学などの節目で変える」
といった“タイミング重視型”の高校生の声も多く寄せられました。
現在使っているものに不満はそこまでない高校生が多いため、物理的な弊害が出ない限り、昨今の高額スマホに手を出すことがないことも分かりました。
スマホは今や“生活そのもの”。
高校生のすべてが詰まっているといっても過言ではないため、「環境が変わる不安」より「新しいワクワク」が上回らないと機種変更という行動には移すことはなさそうです。
今回の調査から見えてきたのは、令和の高校生が想像以上に“堅実”だということでした。
「とりあえず最新」ではなく、価格や手間、自分の優先順位をしっかり考えたうえで判断する姿勢。
スマホが進化し続ける中で、若者を動かすのは“最新”よりも“納得感”なのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.2.6〜2026.2.18
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 303名
調査方法 インターネットリサーチ


