日常会話の中で何気なく使われている「擬音語」や「擬態語」。
日本語には数多くのオノマトペが存在し、音だけでなく気持ちやその場の様子まで表現できるのが特徴です。
例えば「雨がザーザー降ってきて、なんだか気持ちがモヤモヤする」など。
擬音や擬態の活用によってよりわかりやすく情景が浮かびます。
そんな、オノマトペ(擬音語)で令和の若者に欠かせないワードは何になるのでしょうか。
ワクワク、ドキドキ、イチャイチャ!高校生の甘酸っぱい感情表現が上位にランクイン!

今回ワカモノリサーチでは、全国の現役高校生(男女)に
あなたがよく使うオノマトペ(擬音語)はなんですか?
というアンケートを実施しました。
その結果、第1位に選ばれたのは「ワクワク」で、全体の22.3%の高校生から支持されました。
その理由を見てみると、
- 「毎日たのしいから」
- 「よく友達同士でつかう」
- 「そういう場面が多いから」
といった回答が集まったそうです。
「楽しい」「日常で一番使う」といった回答理由から、日々の学校生活の充実っぷりが伺えます。
「ワクワクして眠れない」や「ワクワクしてテンションが上がっている」など、高校生の日常生活で最も身近にあるオノマトペとして、納得の結果となりました。
さらに具体的な回答を見てみると、
- 「大会前ワクワクするから」
- 「学校行事が楽しみだから」
といった声も挙がりました。
修学旅行や体育祭、文化祭といった学校行事はもちろん、部活動の大会やイベントなど、高校生活にはワクワクする瞬間が数多く存在します。
そうした青春の一場面を表現する言葉として、ワクワクが広く使われていることがわかります。
さらに別の意見を見てみると、
- 「新しいことに挑戦する機会が多いから」
- 「人生ワクワクしたいから」
- 「いつもワクワクしてるから」
などの回答も見受けられました。
高校生は進路や部活動、恋愛、趣味など、これからの未来に向かってさまざまな挑戦を続ける世代です。
そんな前向きな気持ちや期待感を表す言葉としてワクワクが支持されたのは、まさに若者らしさを感じる結果といえるのではないでしょうか。
続いて第2位には「ドキドキ」が全体の13.9%でランクイン!
寄せられた理由を見てみると、
- 「緊張しいだから」
- 「よくドキドキするから」
- 「学校だと緊張する場面が多いから」
といった意見が多く目立ちました。
高校生はまだ成長途中の世代ということもあり、人前で話すことや初対面の人とのコミュニケーションなどで緊張を感じる場面も少なくありません。
また学校という集団生活の中で、人前での発表や先生との面接や部活の顧問や先輩との会話など、“緊張する要素”がたくさんあることからドキドキするキッカケが多い高校生からの回答が集まりました。
また別の声として、
- 「試合前によく使うから」
- 「練習で不安がたくさんあるから」
- 「定期テストや模試など、テストがたくさんあるから」
といった回答も寄せられました。
高校生活の中で勉強や部活動が大きな割合を占めている生徒も多く、大会や試合、定期テストや受験など結果が求められる場面が多い生徒たちからはドキドキという言葉が自ずと思い浮かぶようです。
また、勉強不足や練習不足からくるプレッシャーが、ドキドキという感情に変換されている若者も多いことがわかりました。
その他の回答を見てみると、
- 「恋してる」
- 「恋バナで使うから」
- 「推しにドキドキしているから」
なども声も。
やはり高校生にとって“ドキドキの定番”といえば恋愛です。
片思いや憧れ、告白前の緊張感など、好きな人を想う感情は青春時代を象徴するものといえるでしょう。
また最近では推し活を楽しむ若者も多く、好きなアイドルやアーティストに触れた時のドキドキも定着していることがうかがえました。
トキメキから生まれる「ドキドキ」は高校生たちに必要不可欠な感情のようです。
続いて、第3位に選ばれたのは「イチャイチャ」で、全体の5.6%を集めました。
その意見を見ていくと、
- 「イチャイチャすることが多いから」
- 「イチャイチャしたいから」
- 「彼女の話を友達にする時によく使う」
といった声が挙がりました。
ドキドキに続いて“恋愛系オノマトペ”が選ばれるあたり、なんとも高校生らしさを感じます。
彼氏彼女の間柄で人目を避けてイチャイチャする若者もいれば、“学年公認的いちゃつき”で、校内で堂々とラブラブアピールする男女もいます。
また友達にノロケ話をしたり、カップルを観て羨ましがるのもよくある光景です。
ドキドキよりも距離の近さや親密度合いを感じる表現は“理想と現実”が入り混じる結果になりました。
また別の回答として、
- 「友達が彼氏とイチャイチャしてるから」
- 「周りにカップルがたくさんいて使うから」
- 「友達のカップルをおちょくる時に使うから」
などの回答もみられました。
ここには、友達を少しだけ茶化す光景も垣間見得ます。
学校生活ではカップルの存在が話題になることも多く「またあいつらイチャイチャしたぞ」や「あの二人、公園のベンチで見かけたんだけど」といったような、恋愛噂話で盛り上がることも少なくありません。
ゆえに「イチャイチャ」は高校生達にとってイジる側もイジられる側にとっても“微笑ましいオノマトペ”なのかもしれません。
4位以下も高校生らしさ全開のオノマトペが続々登場!

続いて第4位に選ばれたオノマトペは「ニコニコ」が全体の2.8%でランクイン!
支持した高校生の声を見てみると、
- 「よく笑うし笑ってる人をよく見るから」
- 「常に笑顔でいるから」
- 「ニコニコしてんなって使う」
といった意見が集まりました。
ニコニコは“響きが可愛いオノマトペ”の代表格で、聞き心地も字面の雰囲気も触れるだけで笑顔が溢れてしまいそうな語感です。
また、人の表情や雰囲気をそのまま伝えられるため、日常会話でも使いやすい言葉として親しまれているようです。
ポジティブな印象を持つ言葉ということもあり、高校生たちの明るい人柄が見えてくる結果となりました。
また、その他の意見として印象的だったのは、
- 「笑っている擬音語が可愛いなと思うから」
- 「可愛いから」
といった回答も見られました。
「ニコニコ」という言葉には親しみやすさや安心感があり、ニコちゃんといったニックネームや、ニコちゃんマークといったキャラクター、実際に名前になっているほど市民権を得ているといっていいでしょう。
笑顔そのものを表現する言葉だからこそ、高校生たちの日常にも自然と溶け込んでいるのかもしれません。
続いて第5位は、「キラキラ」が2.5%で選出されました!
その回答を見てみると、
- 「星が好きだから」
- 「キラキラしているものが好きだから」
といった声が挙がりました。
キラキラ星という有名な童謡があることもあり“キラキラ=星”というイメージは長年親しまれています。
また夜空に輝く星だけでなく、宝石やイルミネーションなど光るもの、綺麗なもの全般を表現する言葉としても定着しています。
他の意見として、
- 「推しが輝いてるように見える時に使うから」
- 「日常会話でよく使うから」
といった回答もありました。
リア充女子高生を「キラキラJK」と表したり、“憧れの対象=キラキラ”という言い方をしたり、人物を対象とした場合も使用されます。
また「キラキラネーム」という言葉も昨今ポピュラーになりつつあり、“派手”や“個性的”という意味合いで使われることもあるようです。
続いて第6位は「パクパク」(2.2%)が選ばれました。
選んだ理由をみると、
- 「食べるのが好きだから」
- 「美味しいもの食べるから」
- 「ご飯食べる音だから」
といった声が挙がりました。
パクパクという言葉は食べる様子を表現するときに使い、とても親しみやすい印象があります。
育ち盛りの高校生は友達同士の会話でも「パクパク食べるね」や「パクパクいける」といった使い方をすることもあり、身近なオノマトペとして定着しているようです。
その他にもモグモグやムシャムシャといった食事系オノマトペがありますが、高校生たちからはパクパクを支持する声が集まりました。
また別の意見として、「可愛いから」といった回答もありました。
テレビ番組やアニメなどでも食事シーンの効果音として使われることが多く、子どもから大人まで誰もが一度は耳にしたことがあることから、ポピュラーなオノマトペといえるでしょう。
コミカルでわかりやすい響きも、高校生に支持される理由のひとつなのかもしれません。
最後、第7位は「イライラ」が1.9%で選出!
その声を見てみると、
- 「日常で使うことが多い」
- 「よく言う」
- 「感情を表しやすいから」
といった声が寄せられました。
勉強や部活動、人間関係など、高校生活には思い通りにならないことも少なくありません。
実際に言葉にすることもあれば、LINEやSNSなどで使うケースも見受けられ、その言葉を目にした時、周りが心配したり気にかけたりすることもあるでしょう。
「イライラ」は時として、高校生たちが発する些細なSOSなのかもしれません。
他にも回答をみていくと、
- 「イライラすることが多いから」
- 「ストレスがたまるから」
- 「ムカつくことが多いから」
といった意見も見られました。
思春期真っ只中の高校生たちにとって、些細な一言や出来事でイライラしてしまうこともあるでしょう。
「イライラ」は今回のランキングで唯一のネガティブな感情を表す言葉となりました。
前向きな感情が上位に並ぶ中、オノマトペ界の“キング オブ ネガティブ”といっても過言ではないといえそうです。
本調査からも、短い言葉で気持ちや状況をわかりやすく伝えられるオノマトペは、高校生たちにとってSNSや日常会話では欠かせない便利な表現のひとつになっていることがわかりました。
そして、言葉以上に感情や情景を伝えられるオノマトペは、私たちにとって最も身近な表現方法のひとつなのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.5.15〜2026.5.30
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 323名
調査方法 インターネットリサーチ


