親世代のアルバムをめくっていて、「あれ、うちの親も制服でディズニー行ってない?」って思ったこと、ありませんか。
スマホのカメラロールには、制服で撮った写真や動画がずらっと並んでいる人も多いはず。
プリクラからガラケー、そしてSNSへと“残し方”は変わっているけれど、「制服で出かけて、学生っぽい思い出を残したい」という気持ちは、案外ずっと続いているのかもしれません。
中高生と保護者の約半数が「休日に制服を着たことがある」

学生服メーカーのトンボの調査では、「休日に制服を着たことがある」と答えた人は全体の約半数にのぼりました。
「とてもある」19.9%、「ややある」26.8%。
つまり、制服での外出は“ちょっと特別なこと”ではなく、すでに日常の選択肢のひとつになっているということです。
本来、制服は「学校に行くための服」。
でも実際には、休日でもあえて制服を選ぶ人が一定数いる。
ここには、「学校にいるときの自分=いちばんしっくりくる自分」という感覚も影響していそうです。
毎日着ているからこそ、いちばん“自分っぽくいられる服”として選ばれているのかもしれません。
「テーマパーク」「ショッピングモール」は世代を超えて共通

行き先を見ると、その共通点はさらにわかりやすくなります。
高校生では、「テーマパーク」「ショッピングモール」「カラオケ・映画館」といったレジャー系が上位にランクイン。
一方で、保護者世代の学生時代を見ても、同じような場所が並んでいます。
つまり、「制服でどこに行くか」は、30〜40年経ってもほとんど変わっていない。
変わったのは、“記録の仕方”です。
親世代はプリクラや写真、今の中高生はスマホとSNS。
でも、「どうせ思い出を残すなら制服で」という発想は、かなり共通しているように見えます。
制服は「校則の服」から「思い出のフォーマット」へ
今回の調査から見えてくるのは、制服の役割の変化です。
かつては「校則だから着るもの」だった制服が、今は「思い出を残すためのフォーマット」に近づいている。
・友達と並んだときに統一感が出る
・“同じ学校の仲間”が一目で分かる
・写真に残したときに“その時期”が一瞬で伝わる
こうした理由から、制服は単なる服以上の“記号”として機能しているのかもしれません。
だからこそ、「制服でディズニー行った」「制服で遊びに行った」という経験自体が、ひとつのイベントとして成立している。
「今しかできない」を見える形で残したい
制服を着る期間は、人生の中でほんの数年しかありません。
その限られた時間を、「あとから見返せる形で残したい」という気持ちは、どの世代にも共通しているようです。
ただ今は、SNSやカメラロールによって、その“残し方”がより意識的になっています。
・どう撮るか
・どこで撮るか
・何を着ているか
全部含めて、「思い出の作り方」を自分でデザインしている感覚に近いのかもしれません。
制服を着て出かけることも、そのひとつ。
「なんとなく」ではなく、「ちゃんと残る形で学生っぽさを楽しむ」という選択になっているようにも見えます。
スマホの中の写真と、親のアルバム。
見た目は違っても、「この時期をちゃんと残しておきたい」という気持ちは、意外と変わっていないのかもしれません。
制服って、校則で決められた服であると同時に、「その時代の自分を証明する服」でもあるのかもしれないですね。
出典:株式会社トンボ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000107733.html


