「自撮り=素の自分を“盛る”時間」って、なんとなくそう思い込んでいませんか?
でも、今どきのJKのホーム画面をのぞいてみると、そこにあるのは「美肌・小顔」にこだわるアプリより、「ピンクのくま」や「黒猫」になれるカメラたち。
鏡の前で自分の顔をチェックするというより、「今日はどのキャラで画面に登場するか」を選んでいる感覚に近いのかもしれません。
そんな“自撮りの前提”が、ひっそりアップデートされているようです。
Beauty Plusが利用率56.6%で一強に。だけど主役は「顔補正」ではない

「女子高生ラボ」の調査によると、よく使うカメラアプリ1位はBeauty Plus(56.6%)。
2位のSNOW(21.1%)に大きく差をつけ、ほぼ一強の状態になっています。
一方で興味深いのは、アプリの選ばれ方と使われ方がズレている点です。
Beauty Plusは本来“盛れるアプリ”の代表格ですが、実際の使い方を見ると、いわゆる美肌補正や小顔加工よりも、「キャラクター系エフェクト」が主役になっています。
また、「ノーマル(純正カメラ)」も一定数使われていることから、
・SNSに出す用
・思い出として残す用
で、撮り方を分けている様子も見えてきます。
「撮る」と「載せる」が完全にセットで設計されているのが、今の自撮りの特徴なのかもしれません。
自撮りは「顔を盛る」から「どのキャラで出るか」を選ぶ行為へ

Beauty Plusの中でよく使われている加工を見ると、その変化はさらにわかりやすくなります。
1位:ピンクのくま(51.0%)
2位:黒猫(17.6%)
3位:うさぎ(13.7%)
上位3つすべてが“キャラクター系”。
つまり、「少しでも可愛く見せる」よりも、「今日はどのキャラでいくか」を選ぶほうが、自撮りの中心になっているということです。
ここで起きているのは、単なる加工トレンドの変化ではなく、「見られ方の考え方」の変化です。
・完璧な自分を見せる → 疲れる
・キャラとして出る → 気楽
この違いはかなり大きいはずです。“盛る”はどうしても「評価される前提」になりがちですが、“キャラ化”は「遊び」に近い。
だからこそ、SNSに出るハードルも下がっているのかもしれません。
「リアルな自分」と「SNSの自分」を切り替えるのが当たり前に
今回の調査で面白いのは、「ノーマルカメラもちゃんと使われている」点です。
つまり、
・リアルに残す自分
・SNSに出る自分
を、無理なく使い分けている。
どちらかに寄せるのではなく、「複数の自分を持つこと」が自然になっている状態です。
これは、「盛るか・盛らないか」という二択ではなく、「どのモードの自分で出るか」を選ぶ時代になっているとも言えそうです。
自撮りは“自己表現”というより“自己演出”に近づいている
今の自撮りは、「自分の顔の完成度」を競うものではなくなりつつあります。
それよりも、
・誰に見せるか
・どの場面で出すか
・どのキャラで登場するか
を考える、“演出”の要素が強くなっている。
だからこそ、「盛れてるかどうか」だけでは、自分らしさは測れない。
その日のノリや、相手との距離感に合わせて“自分を選ぶ”こと自体が、今のJKにとっての自然なコミュニケーションになっているのかもしれません。
何気なく使っているカメラアプリやフィルターも、実は「どう見られたいか」より、「どう関わりたいか」を表している。
そう考えると、自撮りってただの写真じゃなくて、ちょっとした“会話の入り口”なのかもしれません。
出典:株式会社with t
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000137975.html


