知らない番号からスマホに電話がかかってきて、「何だろう?」と一瞬止まること、ありませんか。
出てみたらいきなり自動音声で「重要なお知らせがあります」「至急◯番を押してください」。なんとなく怪しいけど、本物かどうかは分からない…。そんな“ちょっと不安な電話”を受けたことがある人は、思っているよりずっと多いのかもしれません。
約3人に1人が不審電話を経験、不審電話の半分は「自動音声」

トビラシステムズが全国の20〜69歳を対象に行った調査では、「詐欺または詐欺かもしれない不審な電話を受けたことがある」と答えた人が37.1%いました。およそ3人に1人が怪しい電話に遭遇していることになります。
特殊詐欺というと“テレビの中の話”に感じるかもしれませんが、自分のスマホにも突然かかってくる、かなり身近なリスクになっているようです。

内容別で最も多かったのは「自動音声によるもの」です。「◯番を押してください」と操作を促し、その先で犯人につながるパターンのほか、光熱費や住まいに関するアンケートを装って個人情報を集めるケースも確認されています。
不特定多数に自動音声を発信し、反応した人だけを次のステップに誘導することで、効率よくターゲットを探している可能性もあるといいます。
次に多かったのが、「通信事業者(携帯会社など)」を名乗る電話です。「携帯料金の未納があります」「あなたの携帯電話が不正利用されています」などと不安をあおり、支払いを求めたり、ニセの警察官につないだりする手口があります。
そのほかにも「電力・ガス会社」「金融機関」「警察官」など、普段から信用している相手を名乗るパターンが挙がっています。
厄介なのは、一瞬では本物か偽物か判断しづらいこと。少しでも「変だな」と思ったら、その場で指示に従わず一度電話を切り、自分で調べた公式の連絡先から確認する。この“ワンクッション”が重要になりそうです。
ニセ警察詐欺は被害額500億円超、20代の約半数が「知らない」

警察庁の発表によると、令和8年上半期の特殊詐欺被害額は1,816.2億円。そのうち、警察官を名乗る「ニセ警察詐欺」の被害額は507.9億円と、全体の約3割を占めていました。
被害は20代から80代以上まで幅広く、「詐欺電話=高齢者が狙われるもの」とは言い切れない状況になっています。

一方、「ニセ警察詐欺」の認知度を聞くと、「手口の内容まで知っている」が28.9%、「名前だけ聞いたことがある」が43.4%で、全体では72.3%が何かしら知っていました。
ところが20代では、「知らない」が46.4%と約半数。若い世代ほど認知度が低い傾向が見られています。
ニセ警察詐欺では、「あなたの口座が犯罪に使われています」「捜査のために現金を預かる必要があります」などと、警察官を名乗って相手を信用させ、金銭をだまし取ろうとします。
「警察を名乗っているから本物」と思い込まず、電話で突然お金の話が出てきた時点で疑うことが、自分を守るポイントになりそうです。
また、迷惑電話対策アプリを活用する方法もあります。迷惑電話や詐欺の疑いがある番号を判定し、着信時に警告したり、自動で遮断したりする仕組みで、知らない番号からの電話を判断する助けになります。
ただ、アプリを入れるだけでなく、家族や友だちと「最近こんな電話があるらしい」と共有しておくことも大切です。自分が知った情報が、身近な誰かの被害を防ぐことにつながるかもしれません。
知らない番号から「重要なお知らせです」と言われると、一瞬ドキッとしてしまうもの。
だからこそ、「自分は引っかからない」と思うより、「怪しかったら一度切る」を当たり前にしておく。そんなシンプルな習慣が、スマホ時代の新しい防犯対策になっていくのではないでしょうか。
出典:トビラシステムズ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000034282.html


