「お金の勉強って大事なのは分かるけど、正直むずかしそう」――そんな感覚を持っている人も多いかもしれません。
でも今、大学や高校が集まる“学園都市”・八王子で、「学生が学生に教える」新しい金融教育が動き始めています。
しかも主役は、小学生から大学生までの“学生たち”です。
小学生から大学生までがつながる「循環型金融教育」

八王子市市長記者会見にて、初宿市長の発表の様子
一般社団法人日本金融教育支援機構は、東京都八王子市と連携し、「学生の、学生による、学生のための金融教育」をテーマにした新しい学びの仕組みを進めています。
中心となるのは、「FESコンテスト®」という取り組み。
大学生がワークショップを運営し、中高生が「使う・貯める・増やす」など“お金の8つの力”を学びます。
そして中高生は、その内容を小学生向けの動画として制作。完成した動画を、小学生が授業などで見る仕組みになっています。

つまり、
・小学生=学ぶ側
・中高生=伝える側
・大学生=支える側
と、学年によって役割が変わりながら、お金の知識が“ぐるっと循環”していくのが特徴です。
「教わるだけじゃない」から、理解が深まる
この取り組みでは、「知識を覚える」だけではなく、「自分の言葉で説明する」ことが重視されています。
中高生が“小学生にも分かるように”動画を作ることで、インプットだけでなくアウトプットもセットになる。
だからこそ、「なんとなく聞いた」で終わらない学びにつながっているようです。
また、実際に大学生が運営に参加している点も特徴的。
大人が一方的に教えるのではなく、「少し年上の学生」が場をつくることで、金融教育へのハードルも下がっているのかもしれません。
「お金の話」をもっと身近にする挑戦
今回のモデルは、学園都市・八王子ならではの「たくさんの学生が同じ地域にいる」という強みを活かしたもの。
今後は、
・大学生が場をつくり
・中高生が学び、発信し
・小学生がそれを受け取る
という流れを、地域の中で毎年循環させていく予定だそうです。
「先生が教えて、生徒が聞く」という形だけではなく、世代を超えて教え合うスタイルへ。
そんな教育のアップデートが、“お金の学び”から始まっているのかもしれません。
お金のことって、「大人になってから考えればいい」と思いがちです。
でも実際は、「分からないまま社会に出ること」のほうが、不安につながる場面も多いはず。
だからこそ、“難しい知識”としてではなく、「生活の延長」として、お金について話せる場が少しずつ増えていくといいのかもしれません。
出典: 一般社団法人日本金融教育支援機構
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000165189.html


