俳優の舘ひろしさんと柴田恭兵さんがバディの関係になり、様々な事件を解決する昭和の大人気アクションドラマ「あぶない刑事」。
TVシリーズが開始された1986年から40周年を迎える2026年、シリーズを支え続けたファンのために記念イベントなども行われていたそうです。
そんな「あぶデカ」は、当時を知る中年層には絶大な支持がありますが、果たしてどれくらいの若者たちが「あぶデカ」を知っていて、どれくらい影響されているのでしょうか。
今回はそんな疑問をもとに調査してみました。
高校生の約3割が舘ひろしさん&柴田恭兵さんの存在を知る結果に

ワカモノリサーチでは令和の現役高校生(男女)に
あぶない刑事を演じていた舘ひろしさんと柴田恭兵さんを知っていますか?
という質問をしたところ、「知っている」と答えた生徒は28.8%、「知らない」と答えた生徒は71.2%という結果になりました。
お二人を知っているという高校生の意見を見てみると、「かっこいいから」と、一言での回答が圧倒的に多く見られました。
具体的な理由を語るというよりも、直感的に“かっこいい”と感じている様子がうかがえます。
時代を超えても伝わるビジュアルや雰囲気の強さが、令和の若者にも届いていることがわかる結果となりました。
また具体的に、
- 「イケおじ好き」
- 「イケオジ感で頼りがいありそう」
- 「顔からして優しいイケおじって感じがする!」
などといった回答もあり、学校の先生やバイト先などで“オジに対する物差し”はしっかりと持っている高校生にもお二人の放つイケオジ感はしっかりと伝わっているようです。
時代が変わっても“イケオジ臭プンプンのお二人”の魅力は届いているようです。
その他の意見として、
- 「ダンディでかっこいい」
- 「大人かっこいい」
- 「いけめん」
- 「顔タイプ」
といった、二人の醸し出す雰囲気がたまらないという意見もありました。
舘ひろしさんの若い頃はバイクチーム「クールス」のリーダーで、街を歩けば女性に囲まれるほどのイケメン。
石原軍団時代は「現場に女性スタッフが増えた」と言われるほどの色気と存在感でTHEモテ男として君臨していました。
また、柴田恭兵さんは軽快なトークやユーモアの高い性格で場を明るくするムードメーカー的な要素もあり、女性からの支持はもちろん、男性からも憧れの的として支持を集めてきました。
タイプは異なりながらも、それぞれの魅力で人を惹きつけてきた“最強バディ”であるがゆえ、「あぶない刑事」は多くの世代に愛される作品となったのかもしれません。
一方で、知らないと答えた若者の理由を見ていくと、
- 「どちら様かわかりません……」
- 「見たことがないです」
- 「初めて聞く名前です」
といった回答が大半を占める結果に。
そもそも「タイトルも初めて知りました」という回答もあるように、“あぶない刑事”という言葉自体このアンケートで知った若者も多かったようです。
知らないがゆえに集まった意見として、
- 「顔はわかるけど、名前がわからないから。」
- 「高齢の方の俳優さんをあまり知らない」
- 「あまり知名度が高くないのだと思います」
- 「無名の人、わかりません」
といった、お二人のレジェンドさを知っている層からするとゾッとするようなコメントも高校生たちの正直な意見なのかもしれません。
逆に知った途端に広める側に回るのも若者の特徴であり、新しいものを取り入れるスピードと拡散力の高さを考えると、きっかけ次第で一気に認知が広がる可能性も秘めているといえそうです。
またその他の理由として、
- 「昔のドラマ?はわからない」
- 「あまりテレビを見ないから」
- 「世代じゃないしテレビ見なーい」
- 「古すぎる」
といった回答もありました。
ただ、若者のテレビ離れが中での認知度28.8%という数字は決して低いとはいえず、むしろ一定の存在感を示しているとも言えそうです。
もし助けてもらうならどっち?高校生が選んだのは「舘ひろしさん」が多数派に!

ちなみに、ワカモノリサーチでは令和の現役高校生(男女)に
もしあなたが事件に巻き込まれたらどちらのあぶない刑事に助けてもらいたいですか?
というアンケート調査も実施しました。
すると、90.2%の高校生が「舘ひろし」さんと回答。
ほとんどの高校生が“セクシー大下”ではなく“ダンディー鷹山”推しという結果となりました。
その理由を見ていくと、
- 「知ってるのが舘ひろしさんだったから」
- 「よくテレビに出ていてかっこいいから」
- 「舘ひろしさんおもしろいから」
といった回答が多く、知名度でいうと舘ひろしさんの方が若者には高いようです。
近年では映画やドラマへの出演に加え、バラエティ番組への露出やCM出演などもあり、高校生でも目にする機会が多いことも影響していると考えられます。
その他の意見として、
- 「どんな事件でもたすけてくれそう」
- 「強そうだから」
- 「なんか勇敢そう」
と言った回答を得られました。
劇中の舘ひろしさん=通称タカは基本無口で常に冷静な役柄で、射撃の腕が抜群で狙った獲物は外さないガンマンでどんな状況でも助けてくれそうなイメージは若者にも届いているようです。
また、「生で舘さんが助けてくれる所が見てみたいから」というユニークな回答もありました。
もしも本当に自分が危険な状況だったとしても、“間近でタカの活躍を見てみたい”思うほど価値があると感じているようです。
「俺、舘ひろしに助けてもらった事があるんだぜ!」は一生の自慢になる事は間違いありません。
また別の意見では、
- 「顔がタイプだから」
- 「舘ひろしさんのほうが顔が好みだから」
- 「好きだから」
というような回答も目立ちました。
どうせ助けてもらうならイケメンにというなんとも若者らしい意見も印象的です。
無口なイケメンに一言「大丈夫?」と言われるだけで、危険な目に遭って良かったとすら思える特別な思い出に変わってしまいそうです。
一方で「柴田恭兵」さんと回答した9.8%の若者たちの理由を見ていくと、
- 「かっこいいから」
- 「柴田さんの作品を見たことがあるから」
- 「イケおじ!」
- 「何となく雰囲気」
といった、舘ひろしさんと同様な回答が集まりました。
柴田恭兵さんはユージという役柄で、キャラクターも普段の柴田さんに近く、「親しみやすさ」と「人間味あふれる人柄」で人気を博していました。
カッコ良さやイケおじ感はタカとは対照的で、緊張感のある場面でも空気を和らげる“大人の余裕”が、選ばれる理由のひとつとなっているようです。
また、他の意見として、「ユージのコミカルな性格が好きだから、だが、タカのダンディさも捨てがたい」といった回答もありました。
ユージはどんなに緊迫感のある事件でも軽口を叩いたり冗談を言ったりする性格で、女性好きのナンパ気質な一面も持ち合わせています。
シリアスな場面でも空気を和らげるそのキャラクターは、どこか憎めない魅力として映っているようで特に男子生徒から支持は高いようです。
またどちらでもない意見として、「単純にどっちでもいいからどっちか助けて欲しい」といった回答もありました。
もはや“どっち派論争”ではなく、“とにかく生き残りたい派”なのかもしれません。
今回の調査でわかったことは、タカのような無口でクールなカッコ良さと、ユージのような親しみやすさや、人間味あふれるカッコ良さという、まったく異なる魅力が世代を超えて支持されているという点です。
どちらか一方を選びきれないほど、それぞれのキャラクターが際立った個性と魅力を持っているからこそ、このような“揺れる意見”につながっているのかもしれません。
まだ見た事ない若者が7割を超えているという現状を踏まえると、レジェンド俳優ながらに“まだまだ伸びしろがある”という末恐ろしさすら感じる結果となりました。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.2.13〜2026.2.27
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 319名
調査方法 インターネットリサーチ


