みなさんは「BeReal」という言葉を聞いた事はありますか?
加工なしで写真を投稿し、リアルタイムで友達と写真や動画をシェアしあう事が出来るSNSです。
毎日ランダムに通知されたタイミングで“その瞬間”を投稿し、リアルな日常を友達と共有するなど、他のSNSにはない様々な機能が話題を呼び人気を博しています。
果たしていまどきの若者たちはこの”映えないアプリ”をどれくらい活用しているのでしょうか?今回はそんな「ワカモノのBe Real」について調査しました。
Be Realをやる現役高校生の「みんなやってる」の声

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生に
あなたはBe Real(ビーリアル)を利用していますか?
という質問をしたところ、全体の72.1%の若者から「利用している」という回答を得ることができました。
その回答のほとんどが、
- 「おもしろい」
- 「みんながやっているから」
- 「流行っているから」
といった言葉が占める中、果たして、どのようなポイントが令和の若者にフィットしているのでしょうか。
その理由をみていくと、
- 「友達の毎日の生活を見れるのが楽しいから」
- 「自分の友達が今何をしているか、友達が近くで遊んでないかなどがわかるからです!」
- 「一瞬一瞬を友達と共有できるから」
などの回答がありました。
友達が写真を投稿し、それにリアクションする形で自分も写真をアップすると、友達の投稿を閲覧できる仕組みになっています。
“リアルな瞬間”を友達と共有し、より身近に感じる事が出来るのがBeRealの特徴で“飾らないSNS”として若者には好評のようです。
また、「今何してるかすぐ分かるし、いつ来るか分からないドキドキ感もするのが良い」といった回答もありました。
ランダムに通知が来て制限時間内に写真を投稿しないといけないという“ゲーム性”も人気の要因のひとつで、自分の意図としないタイミングで投稿しなければならない面白さも特徴の一つに挙げられます。
またその他にも、
- 「日々のなにげない日常を写真に残すことができ、あとから見返した時に懐かしいと思えたらいいなと思ったから」
- 「友達と写真を撮ったり自分の状況を撮ったりそのとき何してたかが残るから思い出になる」
- 「思い出を残して、見れるようにしたいから」
- 「位置情報も付けることができて地方に行った時の思い出になるから」
といった、思い出作りのために活用するという声も多数ありました。
カレンダー形式で過去の投稿を自分だけが見返せる機能があります。
「あの日は何をしていたっけ?」と簡単に振り返る事ができる便利さも他のSNSとは違うポイントとして挙げられます。
そのほかの機能に対する意見として、
- 「内カメと外カメで写真を同時に撮れるのが面白いから」
- 「内カメと外カメどっちもとれるから」
なども好評のようです。
デュアルカメラ機能が搭載されていることで、内カメラで自撮りをしながら外カメラでその場の雰囲気も同時に撮影できる機能があり、自撮りの姿だけではなく「今どこで何をしているのか?」をよりリアルに撮影する楽しさがあります。
また“写真の加工ができない”という点も特徴のひとつで、
- 「加工無しのリアルが見れる点を推す」
- 「何気ない日常をとれる、加工がないからありのままで思い出」
- 「遊んでる時に撮るのは楽しい。あと無加工だから実力勝負できる」
と言った回答も得られました。
写真を加工して投稿する事が主流の中で、あえて“ありのままの姿”を友達と共有する“盛らなさ”がBe Realの機能の中で好評のようです。
無加工推進派女子の回答で一言、「可愛くとれるから」といった、強気な発言もありました。
加工技術やカメラの性能に頼らなくても充分にありのままの自分を受け入れてくれる間柄を共有できる…
BeRealには今までにありそうでなかった数々の機能が存在し、それが今の高校生たちに人気のようです。
約3割の高校生がこの便利さを不便に感じている!?
反対にBeRealを「利用していない」と回答した27.9%の意見を見ていくと、
- 「写真が嫌い」
- 「自分の写真を撮るのが苦手」
- 「自撮りを投稿することに抵抗がある」
- 「SNSに写真をあまり載せたくない」
などといった、SNSの手前にそもそも写真が苦手と感じている意見が集まりました。
自己評価が揺れやすい思春期で写真を残すことに抵抗を感じている若者は非常に多く、「自分に自信がない」や「他と比べられたくない」と言った思考から写真を撮って投稿する事がSNSの活用方法ではない若者も少なくないそうです。
そのほかの意見として、
- 「通知のタイミングがランダムなのがだるい」
- 「定期的に写真を撮るのは疲れそう」
- 「みんなと写真を見合って現状をワイワイ伝え合うのは楽しそうだけど定期的に写真撮らないといけないのは疲れそうだから」
などと、Be Realならではの機能自体を煙たがる若者たちも多く、利用者にとってはゲーム感覚でも非利用者にとってはそれが“強制感”に映る側面もあるようです。
自分のタイミングやペースでSNSと向き合いたい若者は魅力を感じないようです。
また、
- 「監視されている感じが苦手」
- 「怖いイメージがある」
- 「学校で問題になったりしていて危ないから」
- 「親に止められている」
など、SNSそのものに警戒心を持っている意見も目立ちました。
位置情報やリアルタイムの特性から、慎重な姿勢を取る家庭や学校もあり、安全面やトラブルへの不安を感じている高校生もいるようです。
“リアルを共有する”という特徴が魅力として受け取られる一方で、人によっては負担や疲れ、不安につながっている点も、利用しない理由の一つとして考えられます。
「ここが魅力!」若者が伝えるBe Realのススメ
続いて、利用している高校生に
大人にBe Realをおすすめするなら?
と聞くと、様々な特徴とおすすめポイントが見られました。
まず意見として多かったのは、
- 「思い出をメモリーで思い返せること」
- 「アルバムのようで楽しい」
- 「日記感覚で使える」
といった、“毎日が自動的に記録される”という手軽さがおすすめポイントとして挙げていました。
「あれ?あの写真どこだっけ?」とスマホをスクロールして結局見つからず諦めるといったケース、誰しも一度は経験していると思います。
カレンダー機能が便利で、撮った写真が手軽に格納されていく点は活用方法として利点となります。
そのほかの魅力として、「無加工だからこそのエモさがある」といった、写真本来の魅力を伝える若者もいました。
写真に対するハードルが低く“加工疲れ”に対する労力や“加工に対する見栄”が存在しないのもオススメできる点です。
また、内外カメラを同時に使う事から、「誰かが撮る係にならず、全員が写真に映れる」といった声もあり、その場のみんなが楽しさを共有できるのがBeRealの特性とのこと。
さらに、
- 「グループで一緒にやる」
- 「リアルを共有できる」
といった、身内ノリの共有も大きな特徴です。
友達同士のグループLINEのように、Be Realを通して些細な出来事や話題を提供しあえるのも魅力ひとつで、「一日の中で突然通知が来るのが面白い」といった意見もあり、そこからチャット機能で盛り上がれるというオススメポイントもあるようです。
どんどん進化してくSNSや写真機能のなか、あえて素に近い感覚を友達と共有する事が出来るBeRealが人気なのはとても健康的であるという事がわかりました。
知らない誰かに写真や言葉が飛んでしまう現代の傾向は非常に恐怖であり、人生を狂わせてしまう可能性も秘めています。
交流や共有という観点からすると、身近にいる仲間に飾らない姿を楽しんでもらう事がそもそもSNSの醍醐味であり、本来の姿なのかもしれません。
BeRealは身近で温かみのあるSNSとして、魅力を感じられるツールである事が今回の調査でわかりました。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.1.6〜2026.1.19
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 215名
調査方法 インターネットリサーチ


