自分の名前を検索窓に打ち込んで、「検索ボタン」を押すかどうか少し迷った経験…ありませんか?
「どうせ何も出てこない」と思いつつ、もし昔の黒歴史や知らないところでの悪口が出てきたらと考えると、なかなか勇気がいる行動かもしれません。
そんな自身を検索する行動「エゴサーチ」を令和の若者はどの程度しているのでしょうか。
21.8%がエゴサ経験あり 女子は「評価」男子は「漏洩チェック」の傾向

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に、
自分のことをエゴサーチしたことがありますか?
と聞いたところ、「ある」が21.8%で「ない」が78.2%という結果に。
実に5人に1人が“エゴサ経験”があることがわかりました。
そして、エゴサ経験者の理由を見ていくと男女で少し傾向の違いが見えてきました。
まず、女子高生からは、
- 「私はどう見られてるか気になるから」
- 「人の目が気になる」
- 「自分の評価が気になるから」
- 「周りの評価が気になるから」
など、人からどう見られているのかを知りたいという気持ちからエゴサをするという回答が多く寄せられました。
また、
- 「自分に自信がない」
- 「自分嫌いだから」
といった回答もあり、自己評価とエゴサが結びついているケースも。
“気になって怖いけれどつい見てしまう”
そんなリアルな感覚がうかがえます。
他には、
- 「大会とかでの結果でネットに名前が載ってるか調べたかったから」
- 「部活の大会成績を調べるために」
- 「テニスの試合で出てたから」
- 「ピアノのコンクール」
- 「小さい時に賞をとったから」
- 「新聞に載ったことがあるから」
など、スポーツ大会やコンクール、新聞掲載など、自分の記録を確認するためにエゴサーチする女子高生も。
中には、「小さい頃の受賞歴がサイトに載っている」といった、思い出の“記録探し”のような感覚で検索する人もたようです。
SNSがきっかけになるケースも。
- 「YouTubeをしているからしてみたくなったことがある」
- 「TikTokをやっているから」
- 「Xで自分のアカウントを検索すると出てくるのかなーって思ったのでやってみました」
と、自分の名前がどこまで届いているのかを確かめるツールとして、エゴサをしている女子高生もいたようです。
一方、男子高生の回答では「守り」の意識が強く表れていました。
- 「ネットにどれくらいの情報が広がっているか知るため」
- 「ネットに自分の情報が漏洩してないか心配だったから」
- 「晒しスレに乗ってないか見てる」
- 「炎上したことあるから」
といった“バズっているか”を確認するというより、“変なところで名前が出ていないか”をチェックする感覚でエゴサをしている回答が目立ちました。
それだけ、男子高生の方がSNSに炎上してしまいそうなことをついつい書き込んでしまう傾向にあるのかもしれません。
また、
- 「楽しいから」
- 「面白そうだったから」
- 「なんとなく」
など、友達とのノリで検索したという男子高生の声もありました。
その結果、「自分の名前を検索してみたら過去の黒歴史が出てきてびっくりしました」といった経験をした男子高生もいたようです。
78.2%はエゴサ未経験「有名人じゃない」「興味ない」「意味ない」など
一方、多数派となった「エゴサをしたことがない」78.2%の高校生からは、大きく3つのタイプが見えてきました。
まず1つ目は「有名人じゃないから」という一般人アピール。
- 「エゴサするほど有名じゃない」
- 「有名人でもないから」
- 「インフルエンサーでもないから」
- 「芸能人じゃないから」
- 「一般人だから」
と、有名人でもない自分自身がSNS上を沸かすこともなければ、書き込まれることもないと感じているようです。
中には、
- 「悪口を言われるほど目立ってない」
- 「ネットの海に存在するわけがないような行動を行っているため」
など、自分の“目立たなさ”をむしろ面白がるような声もありました。
さらに、
- 「どうせ何も出てこないから」
- 「絶対なにも出てこないから」
と、検索をしてもなにも出てこないことを前提にしている高校生も多いようです。
2つ目は「興味ない」や「気にならない」という意見。
- 「ぜんぜん興味ない」
- 「他人の評価は気にしないから」
- 「自分に特に興味がないから」
- 「自分嫌いだから」
など、エゴサーチでの興味のなさもそうですが、自分自身にもあまり関心がないという事実もこの回答からは垣間見えました。
これらの高校生は、
“自分への自信のなさ”
“ありもしない自分を検索する恥ずかしさ”
といった気持ちも背景にはあるのかもしれません。
3つ目は「意味ない」「きっかけがない」など、なんの意味も持たないスルー派の声。
- 「する必要性を感じない」
- 「したところで意味ないと思うから」
- 「やる意味がないから」
と、淡々とした理由でエゴサをしていない人も多く見られました。
また、
- 「するきっかけがない」
- 「しようと思ったことがないから」
という、“特に理由はないけどやっていない”高校生もいたようです。
3つの大きな理由以外で注目なのが、
- 「エゴサーチが何かよく分からないから」
- 「エゴサーチという言葉を知らない」
- 「それはなんですか?」
など、そもそも“エゴサーチ”という言葉を知らないという高校生の回答。
特に15歳16歳の高校生から、「意味がわからない」という声が寄せられていることから、高校1年生、2年生あたりに「エゴサしてる?」と聞いたら、「は?」と言われる可能性はゼロではないようです。
今回の調査では、エゴサをする高校生は約5人に1人。
女子は「どう見られているか」「評価」を気にする傾向、男子は「情報漏洩」「晒し」「炎上」などのリスク確認という違いも見られました。
一方で、多くの高校生は「有名人じゃないから」「興味ない」「意味ない」と、ネット上の自分と距離を置いている様子も印象的でした。
自分の名前を検索するかどうかは人それぞれ。
ただ、どちらを選ぶにしても、「ネットの自分」と「リアルの自分」の距離感を考えながら付き合っていく感覚は、これからの高校生にとってますます大切になっていくのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.1.30〜2026.2.16
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 238名
調査方法 インターネットリサーチ


