みなさんの日常の中で、願い事をしたり、何かがうまくいったときに「神様の存在」をふと意識することはありませんか?
「神頼み」という言葉があるように、「神様お願いします!」と願ったり、「これは神様のおかげかも…」と感じたりした経験は誰しも一度はあるはずです。
果たして今の現役高校生たちは“神様”という存在をどのように捉えているのでしょうか。
今回は、そんな若者たちのリアルな“神様観”について調査しました。
「神様がいる」約6割の高校生「神様のイタズラ」とも思える経験も⁉︎

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に、
神様はいると思いますか?
といったアンケートを実施したところ、57.4%が「いると思う」、42.6%が「いないと思う」という結果となり、若干の差で神様はいると考える若者のほうが多い調査結果となりました。
“神様はいる”と答えた高校生の意見を見ていくと、
- 「これから私の受験を受からせてくれる予定だから」
- 「受験の合否やライブの当落前は必ず神社に行くから」
といった、若者らしい回答が印象的でした。
受験シーズンには神社で合格祈願をしたり、絵馬に願いを書いたりする光景も多く見られます。
また、ライブのチケット当選を願って神頼みをするなど、日常の中で“神様にお願いする”文化が根付いている様子もうかがえます。
さらに、
- 「神社があるから」
- 「お祈りなどが習慣化されているから」
- 「神様とか神頼みとか、日常的にそういう言葉を聞くから」
といった意見からは、身近に神社がある環境や、幼い頃からの習慣によって自然と“神様の存在”を意識していることも感じとれます。
日本には全国に8万社以上の神社があるとされており、こうした環境の中で育つことで、「神様はいる」と感じる若者が多いのかもしれません。
また印象的な意見として
- 「神は見てるのではないか?と思える出来事がたびたび起こるから」
- 「偶然にしては不自然なこともあるから」
- 「神様が操っているんじゃないかと思うくらいの出来事が起きたことがあるから」
- 「よく不可解な現象が起こるから」
など、「神様のイタズラ」と呼ばれるような不思議な体験談をもつ若者も多く、こうした説明のつかない出来事に直面したとき、人はそれを“神様の存在”として受け止める事で自分なりに意味づけをして納得しようとしているのかもしれません。
また「神社で願い事をして叶ったことがあるから」といった、成功体験を元に神様を信じると思う高校生もいました。
一度でも願いが叶った経験があると、「神様はいる」という実感につながりやすいのかもしれません。
こうした成功体験の積み重ねが、神様を信じる気持ちをより強くしていると考えられます。
また神様に対して、怖さを挙げている若者達の意見として、
- 「悪事を働いたらバチが当たってる人をみてきた」
- 「悪いことしたら天罰当たったから」
- 「いいこと悪いこと両方おきるから」
といった回答があり、神様を「善悪を見ている存在」として捉えている様子がうかがえます。
“バチが当たる”や“天罰”といった考え方から神様を「善悪を見ている存在」として捉えている意見も集まりました。
単純に願い事を叶えてくれる存在というより、行動を正すための指針や抑止力のような存在として認識されているようです。
“神様はいない”と考える高校生は「見た事がない!」「平等じゃない!」とバッサリ
一方で、「神様はいないと思う」と回答した42.6%の高校生の意見を見ていくと、
- 「誰も見たことがないから」
- 「存在の証明が不可能だから」
- 「科学的に証明されていること以外は信じないから」
などといったように、“証拠”や“科学的根拠の有無”を重視する声が多く見られました。
目に見えない存在をそのまま受け入れるのではなく、論理性や根拠をもとに判断しようとする姿勢は、現代の若者らしい特徴ともいえそうです。
このような意見から現実的な視点を大切にし“確認できる事実”を基準に物事を捉えている様子がうかがえます。
さらに強い意見として、
- 「いたらもっと平等だと思うから」
- 「神様は薄情だ」
- 「神様いるならとっくに助けてくれてるはず」
と、現実の出来事と照らし合わせながら、神様の存在に疑問を持つ意見も見られました。
「本当に存在するのであればこうあるべきではないか」感じた経験が多ければ多いほど、神様はいないと感じてしまうのかもしれません。
また、「いると思ったらがんばれない」という、たくましい意見も見られました。
願掛けなどに頼るのではなく、自分の力で結果をつかみにいくという姿勢は、実に現代の若者らしい価値観といえそうです。
他者や見えない存在に委ねるのではなく“自分次第”で未来を切り開こうとする強さがうかがえます。
他にも、
- 「世界は残酷」
- 「戦争が起きているから」
という意見も見られ、現実社会の出来事を理由に神様の存在に疑問を持つ回答もありました。
ただ、こうした疑問を持つこと自体が大切であり、その問いを考え続ける姿勢こそが、若者たちのこれからの未来をつくっていく力になるのかもしれません。
最後に若者らしい回答として、
- 「信じるのは自分だけ」
- 「おれが神様だったら美男美女ばっかにしてるからいない」
といったパワフルな意見もありました。
日常会話で「マジ神っ」といった言葉を使うように、かつての“崇める存在”としての距離感とはまた違い、より身近でカジュアルな感覚で神という存在をリスペクトしている様子もうかがえます。
今回の調査でわかった事は、信じる・信じないに関わらず共通していえるのは、神様という存在を理解している事です。
目には見えない存在だからこそ現実で起きた良いことや悪いことを自分なりに意味づけし、受け止めようとしている姿も見られました。
また「神様はみている」という考え方が根底にあるからこそ、それぞれの価値観や生き方につながっているのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.1.30〜2026.2.16
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 258名
調査方法 インターネットリサーチ


