海外の戦争や紛争のニュースを見て不安になる。でも、その直後には「今日なに食べよう」「明日何時に起きよう」と、いつもの生活に戻っていく。
そんな「世界の不安」と「自分の日常」のギャップを感じたことがある人もいるかもしれません。
では、私たちにとって“平和”とは、いったいどんな状態なのでしょうか。
世界情勢に9割が「不安」 でも平和を感じるのは日常だった

認定NPO法人テラ・ルネッサンスが国際平和デー(9月21日)に合わせて実施した「平和についてのアンケート」では、現在の世界情勢を「とても不安」「やや不安」と答えた人が90.9%にのぼりました。
一方、「あなたにとって平和とは何ですか」という自由回答をAIで分析すると、大きく浮かび上がった言葉は「共生」でした。

回答には「戦争がないこと」だけでなく、
「いつもの毎日が続くこと。」
「朝起きて美味しいご飯を食べ、楽しい一日を過ごし、安全に眠ること。」
「明日のごはん何にしようかな、と、のんびり考えられる時。」
「お湯に肩までゆっくり浸かれることが、幸せで平和だと感じています。」
といった声も寄せられています。
ごはんを食べる、安心して眠る、お風呂に入る。
あまりにも普通すぎて普段は意識しないことが、実は多くの人にとって“平和そのもの”なのかもしれません。
平和とは「自分らしく生きられること」
さらに回答では、「命が守られること」だけではなく、「尊厳」や「自分らしく生きられること」を平和と考える声も目立ちました。
「一人ひとりの尊厳が守られている状態。」
「誰もが自分の人生を自分の意志で生きられる社会。」
「弱い立場にいる人が笑えること。」
ただ生きられるだけではなく、自分で選び、安心して暮らし、笑えることまで含めて“平和”と捉えているようです。
ワードクラウドで大きく表れた「共生」についても、「みんなで仲良く助け合う」「お互いを受け入れる」「互いを尊重できる世界」といった回答が寄せられました。
テラ・ルネッサンスでは、海外でも人々が自分の生活を取り戻すための支援を行っています。

ブルンジでは、トウモロコシの芯から炭を作って販売する職業訓練などを実施。
自分で収入を得て、家族に食事を用意できるようになる――。そこで目指されているのも、特別なことではなく“普通の日常”を取り戻すことです。
世界のニュースは、自分から遠い出来事のように感じることもあります。
でも、その場所にも「明日のごはんは何にしよう」と考え、安心して眠りたいと願う人たちがいます。
ごはんを選べること、安心して眠れること、自分の意思で明日を決められること。
今回のアンケートを見ると、“平和”とは大きな言葉であると同時に、私たちが毎日何気なく過ごしている「いつもの一日」そのものなのかもしれません。
出典:認定NPO法人テラ・ルネッサンス
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000029166.html


