高校卒業後の進路として、大学進学を考えている高校生も多いのではないでしょうか。
地元の大学に進学する人もいれば、希望する学部や憧れのキャンパスライフを求めて、県外の大学へ進学する人もいます。
では、実際に大学進学をきっかけとして、全国の高校生たちはどの都道府県へ移動しているのでしょうか?
そんな中、全国47都道府県を対象にした「大学生を集める県・送り出す県ランキング」が発表されました。
その結果、大学進学によって学生が集まる都道府県の1位は、東京都ではなく京都府となりました。
大学生を最も集めるのは京都府!東京を上回る「流入超過率115.5%」

ポップコーン株式会社が運営するWebメディア「大学パワーランキング」は、文部科学省の「学校基本調査」をもとに、2025年度の大学入学者645,513人のデータを分析しました。
今回のランキングでは、県外から大学に入学した人数と、県外の大学へ進学した人数の差を、各都道府県の高校出身の大学入学者数で割った「流入超過率」を比較しています。
その結果、1位となったのは京都府で、流入超過率はプラス115.5%でした。
京都府内の高校出身の大学入学者は16,286人だったのに対し、京都府内の大学への入学者は36,549人。
県外から京都府内の大学に進学した人は26,204人に上り、県外へ進学した人を18,817人上回りました。
京都府は、地元の高校出身者の大学進学者数に対して、県外から多くの学生を集めていることが分かります。
東京は2位!大学入学者数は約16万人で全国の4分の1を占める結果に
続く2位は東京都で、流入超過率はプラス93.6%でした。
東京都内の大学への入学者数は160,910人となり、全国の大学入学者の24.9%を占めています。
また、県外からの流入が流出を上回った人数は74,737人で、全国最多となりました。
つまり、学生が集まる割合では京都府が1位でしたが、集まる人数では東京都が圧倒的に多いという結果です。
そして3位には大阪府がランクイン。
流入超過率はプラス23.4%で、県外からの流入者数は29,123人となり、東京都に次いで全国2番目の多さでした。
大学の数や学部の選択肢が多い大都市圏に、全国から学生が集まっていることがうかがえます。
福岡県が4位!宮城県・石川県も上位にランクイン
4位には福岡県がランクインし、流入超過率はプラス13.7%でした。
福岡県は三大都市圏以外で最も高い順位となり、県外からの流入が流出を3,210人上回りました。
5位は宮城県でプラス13.5%。
北海道・東北地方で大学入学者の流入が流出を上回ったのは、宮城県だけという結果になりました。
続く6位は石川県でプラス13.3%、7位は愛知県でプラス9.7%、8位は神奈川県でプラス0.8%となっています。
なお、愛知県は地元の高校出身者が県内の大学に進学する割合を示す「自県残留率」が72.5%で、全国1位となりました。
県外から学生を集める地域だけでなく、地元の大学への進学を選ぶ学生が多い地域もあるようです。
47都道府県のうち39道県で学生が流出!茨城県・三重県・長野県は流出超過率が大きい結果に
1一方、今回の調査では、47都道府県のうち39道県で、大学進学による流出が流入を上回っていることも明らかになりました。
流出超過率が最も大きかったのは茨城県で、マイナス62.7%。
次いで三重県がマイナス62.4%、長野県がマイナス57.4%となりました。
また、9位の滋賀県はマイナス10.2%、10位の岡山県はマイナス10.8%となり、ランキング9位以下はすべて流出超過という結果になっています。
大学進学は、地元を離れて新しい環境で生活を始める大きなきっかけのひとつです。
今回のランキングでは、京都府や東京都、大阪府などに多くの大学生が集まる一方、全国の大半の道県では大学進学による学生の流出が起きていることが分かりました。
もちろん、進学先を選ぶ際に大切なのは、大学の所在地だけではありません。
学びたい分野や将来の目標、生活環境など、自分に合った条件を考えることも重要です。
これから大学受験を迎える高校生にとっても、全国の大学進学事情を知ることは、将来の進路を考えるきっかけになるかもしれません。
出典:ポップコーン株式会社/大学パワーランキング
https://powerranking.jp/student-inflow-outflow-prefecture/


