MBTI診断って、「一回やって終わり」じゃなくて、気づいたら何回も受けている……そんな人も多いかもしれません。
前はINFJだったのに、久しぶりにやったらENFPになっていて「え、いつの間に?」とスクショを見返したことがある人もいるのではないでしょうか。
今回、Z世代を対象にした調査から見えてきたのは、MBTIを「固定の答え」ではなく、「いまの自分の現在地」として使う姿。自分の変化をゆるく確かめるツールとして、MBTIが日常に入り込んでいるようです。
Z世代の56.2%がMBTIを複数回診断、96.4%が一度は経験

Fiom合同会社が運営する「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国のZ世代(18〜24歳)500人を対象に、MBTI診断に関する意識調査を実施しました。
その結果、「MBTIを何度もやったことがある」と答えた人は56.2%、「1〜2回受けたことがある」が40.2%となり、合計96.4%が一度以上MBTI診断を経験していることが分かりました。
ここでいう「MBTI」は、正式な有料テストだけでなく、SNSなどで「MBTI」と呼ばれている16Personalities系の無料診断や、4文字タイプを使ったコンテンツも含まれています。XやTikTokで流れてきた診断をやってみたり、友だち同士で結果を送り合ったりする、あの感覚が数字にも表れているようです。
特に注目したいのが、何度も診断している人たち。複数回受けた281人のうち、85.4%が「4文字のタイプ名だけでなく、そのタイプの特徴や性格まで把握している」と回答しました。
「とりあえず結果だけ見る」のではなく、説明文まで読んで「ここは自分っぽい」「これはちょっと違うかも」と、自分自身と照らし合わせている人が多いようです。
一度きりの性格診断というより、しばらく時間が経つと「今やったら何になるんだろう?」と、もう一度試したくなる。MBTIはZ世代にとって、自分の変化を確認する身近なツールになっているのかもしれません。
結果より「変化」を楽しむ。MBTIは自分を更新するツールに

今回の調査レポートでは、MBTIを繰り返し受ける理由や、結果が変わったときにどう受け止めているのかについても分析されています。
Z-SOZOKENは、MBTIが「一度きりで自分を分類する診断」ではなく、過去と現在の結果を比べながら、自分自身の変化を振り返る体験になっていると分析しています。
自由記述では、「前とタイプが変わったけど、どっちも自分っぽい」と感じる声や、「そのときの精神状態によって結果が違う気がする」といったコメントも見られました。一方で、結果が変わることで「どれを信じればいいか分からない」と戸惑う人もいるようです。
それでも、友だちと結果を見せ合いながら「今はこっち寄りかも」「前のほうが自分っぽかった」と話すこと自体が、コミュニケーションになっているのが面白いところです。

調査では、MBTIが何度でも楽しめる体験になるポイントとして、4つの考え方も挙げられています。
1つ目は、過去の結果を残して変化を振り返れること。2つ目は、前回と今回の違いを友人と比較・共有できること。3つ目は、診断結果だけを正解にせず、自分自身の納得感を大切にできること。そして4つ目は、季節や環境の変化などをきっかけに、また診断したくなることです。
たとえば高校生なら、クラス替えや進級、部活の引退、受験などを経験したあとに診断してみると、「前よりE寄りになった」「最近ちょっとJっぽくなったかも」と感じることもあるかもしれません。
4文字は同じでも、自分自身の受け止め方が変わっていることもありそうです。
こうして見ると、MBTIは「私はこのタイプだからこういう人」と自分を固定するものではなく、「今の自分ってこんな感じかも」と確認するスナップショットのような存在になっているのかもしれません。
前回の診断結果と今の結果を比べてみると、その間にあった友人関係や学校生活、恋愛、進路など、自分でも気づいていなかった変化が見えてくることもありそうです。
MBTIを何度も受けるZ世代。その理由は、正しい4文字を探し続けているからというより、「今の自分」を知ること自体を楽しんでいるからなのかもしれません。
出典:Fiom合同会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000104461.html


