一年の中で、「ここが一番楽しみ!」と思える時期はありますか?
高校生なら文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事を思い浮かべる人が多いかもしれません。
一方、大学生になると、クリスマスやハロウィン、バレンタインなど、学校の外で楽しむ季節イベントに力を入れる人も増えていくようです。
今回は、SHIBUYA109 lab.が15〜24歳の女性484人を対象に実施した調査から、Z世代の「年間イベントモチベーション」を見ていきます。
高校生は学校行事が中心、大学生は季節イベントへ

SHIBUYA109 lab.は、毎月約200人の若者へのヒアリングをもとに、Z世代がどのイベントにどれだけ熱量をかけているのかを調査しました。
対象となったイベントは、「学校行事」「旬を楽しむイベント」「レジャー・アウトドア」「シーズナルイベント」の4カテゴリー・全28種類です。
さらに、「プリ撮影」「グッズ制作」「事前予約」など16種類の行動を分析し、イベントへの準備や時間、お金のかけ方まで含めて、イベントへの熱量を可視化しています。

高校生と大学生のイベント参加ランキングを比較すると、違いがはっきり表れました。
高校生では、
- 1位 文化祭(70.5%)
- 2位 体育祭(65.0%)
- 3位 修学旅行・合宿(62.3%)
となり、トップ3を学校行事が占めています。
一方、大学生では、
- 1位 クリスマス・ホリデー(58.0%)
- 2位 バレンタインデー(45.8%)
- 3位 文化祭(45.1%)
という結果でした。
高校では学校が一年のイベントの中心ですが、大学になるとクリスマスやバレンタインなど、学校外のイベントにも楽しみが広がっていることが分かります。
グループインタビューでは、高校生から「制服で楽しめることは全部やり切りたい」という声が聞かれました。
一方、大学生からは「コミュニティも増えるし、お金も使えるようになるので、楽しみ方の幅が広がった」という意見もあり、高校と大学でイベントの楽しみ方が変化している様子がうかがえます。
モチベーションのピークは秋から冬 SNSもイベント選びを後押し

イベントを「どれくらい重要だと感じるか」を5段階で評価した結果、年間を通して最もモチベーションが高くなるのは秋から冬でした。
特に秋は、
- 文化祭
- 修学旅行・合宿
- ハロウィン
など、準備にも時間やお金をかける「ヘビーイベント」が続く時期となっています。
高校生からは、「春は新しい友達づくり、夏は文化祭準備で忙しい」という声もあり、春から夏に準備したことが秋のイベントで一気に盛り上がる流れになっているようです。
大学生では、「夏休みや冬休みに旅行へ行くため、その前はバイトを頑張る」という声が多く聞かれました。
高校時代は学校行事が中心だった時間とお金の使い方も、大学では自分で計画を立てながらイベントを楽しむスタイルへ変化していることが分かります。
イベント選びを支えているのは、やはりSNSです。
行きたい場所やイベント情報を探す際によく利用するサービスは、
- Instagram 81.6%
- 動画配信サービス 58.9%
- TikTok 58.3%
という結果になりました。
「TikTokで文化祭コーデを探した」「Instagramで見つけたイルミネーションへ行った」「混雑状況まで動画で確認する」といった声もあり、写真だけではなく動画で雰囲気まで確認することが当たり前になっています。
一方で、情報発信では「BeReal.」や「setlog」など、親しい友人だけと共有するクローズドなSNSの利用も目立ちました。
「映える投稿をたくさんの人に見てもらう」というよりも、「仲の良い友達だけと、その場の空気を共有する」という楽しみ方が広がっているようです。

また、イベントごとの楽しみ方にも違いが見られました。
クリスマスでは、「イルミネーション」「ホームパーティー」「プレゼント」「推し活」など、平均2.51個の行動を組み合わせて楽しんでおり、シーズナルイベントの中でも特に多彩な楽しみ方をしていることが分かっています。
高校では学校行事が一年の中心となり、大学では自分で選んだイベントへ時間やお金をかけるようになる――。
今回の調査からは、進学とともにイベントの舞台が学校から街へと広がり、自分らしい楽しみ方を選ぶ人が増えていく様子が見えてきました。
今、自分が一番楽しみにしているイベントは何なのか。
そんなことを考えながら一年を振り返ってみると、自分だけの「モチベーションカレンダー」が見えてくるのかもしれません。
出典:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000428.000033586.html


