みなさんがつい繰り返し聴いてしまうのは、最近リリースされた曲ですか。
それとも、少し前の時代の曲でしょうか。
新しい曲を楽しむ日もあれば、昔から知っている曲が急に聴きたくなる日も。
好きな音楽は、必ずしも今の時代の曲ばかりとは限らず、それは若者も例外ではありません。
では、令和の現役高校生は「令和ソング」と「平成ソング」、どちらの時代の曲が好きなのでしょうか。
現役高校生の半数以上が平成ソング派! 懐かしさや歌詞に惹かれる声

今回ワカモノリサーチでは、令和の現役高校生(男女)に
あなたは、邦楽で令和ソングと平成ソングどちらが好きですか?
というアンケート調査を実施しました。
すると、「平成ソング」が54.1%、「令和ソング」が45.9%となり、今回の調査では平成ソングを選んだ人が半数を超える結果となりました。
まず、平成ソングを選んだ高校生の回答をみていくと、
- 「思い出深いから」
- 「思い出が美化されている。歌を聴いていた当時の状況を思い出して懐かしい気持ちになる」
- 「令和も好きだけど小さい頃から聴いてきた平成の方が好き」
- 「大塚愛のプラネタリウムやaikoのKissHugなどなぜか懐かしいような気持ちになれるから」
といった、聴いたときに感じる懐かしさを挙げる声が寄せられました。
小さい頃から聴いていた曲や、その曲が流れていたときの出来事と一緒に平成ソングを堪能している様子がうかがえます。
さらに、
- 「なつかしい感じがしてくるから」
- 「なぜか懐かしいような気持ちになれる」
という回答もあり、はっきりとした思い出だけでなく、聴いたときに広がる懐かしい感覚そのものも、平成ソングの魅力になっているようです。
また、
- 「昔の方が歌詞が良いのが多い」
- 「歌詞が深いから」
- 「歌詞の表現が素晴らしい」
- 「歌詞に意味がこもっている」
- 「平成はなんかすごくまっすぐな歌詞が多いから」
- 「気持ちをストレートに伝える感じが好きだから」
など、歌詞の内容や表現を理由に選ぶ意見もありました。
これらの回答を見ると、歌の中で何が語られているかを大切にしている様子が見えてきます。
平成の曲すべてに共通する特徴とはいえませんが、高校生の中には、好きな曲の歌詞に深さや素直さを感じ、それが平成ソングを選ぶ理由になっている人もいるようです。
他には、
- 「熱唱しやすいから」
- 「歌いやすいから」
- 「カラオケで歌うから」
- 「カラオケで歌いやすい」
といった、自分で歌うときの楽しさや歌いやすさに注目する声も。
聴いて楽しむだけでなく、カラオケで歌ったり、思い切り声に出したり、自分が歌う場面を思い浮かべて、平成ソングを選んでいる回答が見られました。
- 「令和の曲は、早くて歌いにくい」
- 「令和ソングは難易度が高い」
など、令和の曲に対して歌いにくいと感じる声もあり、曲の好みには、聴き心地だけでなく歌ったときの感覚も関わっていると考えられます。
そして、具体的な高校生の声としてはこのようなものがありました。

令和の高校生が平成ソングを知るきっかけは実にさまざま。
TikTokで流れてきたことをきっかけに好きになったり、YouTubeの「THE FIRST TAKE」で知ったり、アニメの主題歌、好きな配信者の歌唱、さらには親が聴いていた曲からハマったという声もありました。
一方で、世代を超えて支持されている理由として目立ったのが、
「イントロがいい」「歌詞が心に刺さる」「一度聴いたら忘れられないメロディ」「独特な世界観」といった、楽曲そのものへの評価です。
SNSや動画配信サービスによって、音楽に「昔の曲」「今の曲」という垣根がなくなりつつある令和時代。
平成の名曲は、令和の高校生にとっても十分に“今ハマる曲”になっていることが分かりました。
令和ソング派は45.9%! 身近な曲や速いテンポを支持する声も
一方、「令和ソング」を選んだ45.9%の高校生の意見を見ていくと、
- 「最近よくSNSで流れてくるから」
- 「流行っている曲は自然と耳に入って聞いてしまうから」
- 「よく耳にするから」
- 「最近の曲はどこにいてもずっと耳にするし、SNSを開けば最近の曲ばっかで頭に残るから」
- 「最近は令和ソングのほうが聞く機会が増えたから」
といった、日常で耳にする機会の多さを挙げる意見がありました。
自分から探して聴くだけでなく、普段の生活で自然に接する曲が、令和ソングを選ぶきっかけになっているようです。
また、
- 「テンポが良いから」
- 「アップテンポの曲が多いから」
- 「リズムが早めが好きで早めが多いのは令和な気がする」
- 「ハイテンポの曲が好きだから」
- 「テンポがはやめな音楽が好きだから」
など、テンポの良さや速さを支持する声も寄せられました。
令和ソングは思わずダンスをしたくなるアップテンポのヒット曲も多いです。
SNSで踊ることもできる背景もあることからそれらの曲の印象が強いのかもしれません。
他には、
- 「共感できる」
- 「今の考え方に合う曲が多いから。ミセスとか好きです」
- 「令和の人の気持ちにあっているから」
- 「令和の音楽はどちらかというと、今の社会の闇や現実、それに対する気持ちが強く表現されていて共感することが多いから」
- 「最近の曲が沁みる」
といった、今の社会や現実への思いが表現されていることを、具体的な理由として挙げる人も。
平成ソング派が歌詞のまっすぐさを評価していたように、令和ソング派にも今の時代の言葉を大切にしている傾向があるようです。
平成・令和、どちらを選ぶかは違っても、自分の心に届く曲を聴きたいという思いには、通じるものがありそうです。
さらに、
- 「Mrs. GREEN APPLEが好きだから」
- 「Adoさんを愛しているから」
- 「Vaundyが好き」
- 「最も好きなアーティストがYOASOBIだから」
- 「RADWIMPSとかマカロニえんぴつ好きだから。RADWIMPSは令和にリリースされた曲が好き」
など、こちらにも好きなアーティストを理由に挙げる声がありました。
好きなアーティストが令和に活躍をしているのであれば、令和ソングの方が好きになるのは必然と言えそうです。
平成時代の人気アーティストFIELD OF VIEW 浅岡雄也さんに聞く!“平成ソングの魅力”とは!?

令和の現役高校生がなぜ平成ソングにここまで魅了されるのか?
ワカモノリサーチでは、平成時代に「突然」「君がいたから」、そして、高校生のハマっている曲にも挙がっていた「DAN DAN 心魅かれてく」など数多くの大ヒットソングを連発したバンド「FIELD OF VIEW」のボーカル・浅岡雄也さんに“平成ソングの魅力”についてお話を伺いました。
Q:なぜ今の高校生や若者に平成ソングが刺さっているのだと思いますか?
平成の歌って、メロディがちゃんと「歌える」んですよね。
サビで一緒に声を出せる。カラオケで歌って気持ちいい。
それって世代に関係なく、カラダが反応する部分だと思うんです。
あと、今の若い子たちは配信で昔の曲も新しい曲も同じ棚に並んでいる中で聴いているから、「古い・新しい」じゃなくて「いい・よくない」で選んでる。
そこに平成の曲がちゃんと残っている、ということは素直にうれしいです。(浅岡さん)
Q:浅岡さん自身、若者に曲が刺さっているなと感じることはありますか?
ライブの客席を見ると、明らかに当時はまだ生まれていなかった世代がいるんです。
親子で来てくれる人もいる。親が聴いていた曲を、子供が自分の曲として聴いてくれている。
30年前に歌った曲が、僕の知らないところで勝手に旅をしてくれている。
そういう瞬間に「ああ、届いてるんだな」と感じます。(浅岡さん)
Q:「関西コレクション」や「千鳥の鬼レンチャン」で話題になっていますが、高校生や若者からのリアクションはありましたか?
あまりないんですが、ステージに出た瞬間、10代の子たちがイントロで声を上げてくれて。
正直、最初は「こんなオジサン、知ってるの?」って驚きました。
番組で知った、親が聴いてた、アニメで知った――入口はバラバラなんだけど、ちゃんと届いてる。
それがおもしろいし、ありがたいです。(浅岡さん)
Q:浅岡さんが思う平成ソングの良いところってなんですか?
「まっすぐ」なところだと思います。
照れずに、言いたいことを言い切っている。
今の時代から見ると少し青臭く聴こえるかもしれないけど、その青臭さの中に、本気で誰かを想う気持ちとか、明日を信じたい気持ちが詰まってる。
光だけじゃなくて、迷いや寂しさもちゃんと一緒に歌ってる。
だから時間が経っても色あせないんじゃないかな。(浅岡さん)
Q:これから平成ソングに触れる高校生たちに、平成ソングの楽しみ方があれば教えてください。
まずは歌ってみてください。聴くだけじゃなく、声に出して。
それと、親や先生に「この曲知ってる?」って聞いてみるのもおすすめです。
きっとその人の青春の話が出てくる。一曲の向こうに、知らなかった誰かの時間がある。
それを知ると、同じ曲でも聴こえ方が変わると思います。
古いとか新しいとかは気にしなくていい。
キミが「いい」と思ったら、それはもうキミの曲です。(浅岡さん)
【インタビュー】
浅岡雄也(FIELD OF VIEW)
東京都出身。ロックバンド「FIELD OF VIEW」のボーカリストとして、1995年に「君がいたから」でデビュー。
ミリオンヒットを記録した「突然」をはじめ、アニメ『ドラゴンボールGT』の主題歌「DAN DAN 心魅かれてく」など、数々のヒット曲を生み出す。
2002年のバンド解散後はソロアーティストとして活動を開始。
現在はソロ活動と再始動したFIELD OF VIEWの両軸で精力的に音楽活動を続けており、近年ではテレビのバラエティ番組でも活躍をしている。
【ライブ情報】
[ネンマツヲアサオカユウヤガシメテミル2026]
2026/12/28(月) 大阪 hills パン工場
開場17:30/開演18:00
[浅岡雄也 約10年ぶり福岡ワンマン2027]
2027/1/17(日) 福岡 ROOMS(大名)
開場16:30/開演17:00
[浅岡雄也 58th Birthday Live] (二部制)
2027/1/23(土) 新宿LOFT
第一部 開場15:30/開演16:00
第二部「ナニカヤルンダバビ潤と2027」 開場19:00/開演19:30
※詳しくは浅岡雄也HPまで
www.uyax.jp
今回の調査では平成ソングが令和ソングよりも好きだという令和の現役高校生が半数を超えました。
ただ、どちらの回答にも思い出や、歌いやすさなど共通の理由も存在したのは事実。
また、平成ソング派にも令和ソング派にも、それぞれ好きなアーティストの時代が好きだという傾向もありました。
これを機に、みなさんの自分の好きな時代の曲に触れてみてはいかがでしょうか。
忘れていたあの時の思い出が蘇るかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.7.20〜2026.7.28
2026.9.11〜2026.9.25
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 639名
調査方法 インターネットリサーチ


