SNSを開けば、広告っぽい投稿がずらっと流れてくる毎日。
「またPRか…」と、そのままスキップしてしまう人も多いかもしれません。
一方で、「企業の投稿だけど、なんか好き」「世界観がきれいでつい見ちゃう」という投稿もありますよね。
今回の調査から、Z世代が思わず見てしまうSNS投稿には、いくつかの共通点が見えてきました。
87%が「見る専門」、広告感の強い投稿は77%がスキップ

Fiom合同会社が運営する「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国の18〜24歳のZ世代を対象に、「Z世代に刺さるクリエイティブについての意識調査」を実施しました。
SNSでの行動タイプを聞いたところ、87%が「見る専門」と回答。
自分から積極的に投稿するより、タイムラインを見ることを中心にSNSを使っている人が多数派となっています。
では、そんなZ世代はどんな投稿を飛ばしているのでしょうか。
最も多かったのは「宣伝・広告感が強い」で77%。続いて「説教臭い・押しつけ感がある」50%、「内容が分かりにくい」24%、「ありきたり・テンプレ感がある」21%でした。
企業側が「Z世代向け」に作っていても、売り込み感や押しつけ感が強くなった瞬間、スキップされてしまう可能性が高いようです。
一方、「刺さった」と感じる投稿では、「写真・映像が綺麗、世界観がある」が65%で最多。
「おもしろい・ツッコミたくなる」42%、「言葉が自分の感情に近い」31%を上回りました。
タイムラインを次々とスクロールしていく中では、長い説明を読む前に「なんか好き」と感じられるビジュアルや世界観が、まず重要なのかもしれません。
「世界観」と「日常感」がZ世代に刺さる


「思わず見てしまう投稿の形式」では、「ストーリーズ・日常感のある投稿」が62%でトップ。
「音楽と映像が合うショート動画」37%、「スライド型の画像投稿」25%を上回りました。
作り込まれた広告よりも、友だちの投稿を見るような自然なコンテンツのほうが、タイムラインになじみやすいようです。
また、「センスがある」と感じる条件では、「世界観が統一されている」が54%で最多。
「色づかい・フォントが好み」42%、「言葉の使い方」32%と続きました。
流行のフォントや編集を使うだけではなく、「このアカウントっぽい」と感じられる一貫した雰囲気が重要になっていることが分かります。
さらに、共感する投稿では「自分の体験に似ている」が53%で1位。「感情を代弁してくれる」38%、「自分もこうなりたいと思える」27%となりました。
「エモい」と感じる投稿についても、「学生時代などへのノスタルジー」が52%で最多。
「静かな音楽と風景」46%、「モノローグや詩的な言葉」25%と続いています。
制服、放課後、部活、文化祭など、自分が経験した時間を思い出させるコンテンツほど、「これ分かる」と感情が動きやすいのかもしれません。
今回の調査から見えてきたのは、Z世代に刺さるためには、派手にバズらせることだけが正解ではないということです。
広告っぽさを抑え、自分たちの日常に近い空気をつくること。そして、ひと目で「なんか好き」と思える世界観を持つこと。
企業のSNSでも、「何を売りたいか」より先に「どんな投稿なら自然に見たくなるか」を考えることが、Z世代との距離を縮めるポイントになっていきそうです。
出典:Fiom合同会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000104461.html


