ここ数年、「お米が高すぎる」と感じた人も多いのではないでしょうか。
スーパーからお米が消えたり、5kgで4,000円を超える価格を見たりして、パンや麺を増やした家庭もあったかもしれません。
最近は少し落ち着いたように見える一方、「それでもまだ高い」と感じる人もいます。
生活者8,085人への調査から、現在のお米事情を見ていきます。
7割は安くなったと感じる一方、2割は高止まりを実感

RDS-POSデータによると、米5kgの全国平均価格は2025年11月に4,439円まで上昇したあと、2026年6月には3,750円まで下がりました。
九州では3,507円まで下がるなど、地域によっては価格が落ち着き始めています。
2026年7月上旬のアンケートでは、「少し安くなった」が60.0%、「かなり安くなった」が13.7%で、7割以上が値下がりを実感しました。
一方、「高止まりしていて安くなったとは感じない」も21.9%。
実際の価格は下がっていても、高騰前の5kg・2,000円前後と比べると、家計にはまだ重いと感じる人も多いようです。

希望価格では、「2,000円〜2,500円未満」が28.5%、「2,500円〜3,000円未満」が28.1%でした。
約8割が2,000円台までで購入したいと考えており、現在の平均価格との間には大きな差があります。
自由回答では、「以前の価格に戻してほしい」「麺類を増やしている」という声がある一方、「農家のことも考えた価格であってほしい」「以前は安すぎたのかもしれない」という意見もありました。
家計の負担は減らしたいものの、生産者が続けられる価格も必要。
消費者の中には、安さだけでは決めきれない複雑な気持ちがあるようです。
購入場所や選び方にも変化

購入前の行動では、「チラシなどの特売情報を確認する」が38.0%で最多。
「複数の店舗を比較する」が36.3%と続きました。
買い物情報サービス「くふう トクバイ」によると、チラシにお米が掲載される割合は、品薄や価格高騰の影響で2025年7月に1.4%まで低下しました。その後は回復し、2026年6月には12%となっています。
購入場所では、スーパーマーケットが72.4%で1位でした。
2位はドラッグストアの20.9%で、日用品だけでなく、お米を安く買う場所としても利用されています。

ドラッグストアを選ぶ理由は、「価格が安い・特売が多い」が70.2%、「ポイントが貯まる・使える」が44.4%でした。
また、「品薄の時期に売っていたから」も11.5%あり、入手しにくかった時期の経験が、その後の購入先選びに影響している可能性もあります。

お米選びで重視する点は、「価格」が約7割で最多でした。
「産地にこだわらなくなった」「銘柄を気にしなくなった」「無洗米を買わなくなった」など、ブランドより価格を優先する人が増えています。
一方で、価格高騰をきっかけに、知らなかった銘柄を試すようになった人もいました。
かつては、いつもの銘柄を買うだけだったお米選びも、現在は特売やポイント、価格を比較する戦略的な買い方へ変化しています。
価格が少し下がっても、生活者が求める水準とのギャップはまだ残っています。
家計と生産者の両方にとって、どのくらいが適正な価格なのか。これからも考えていく必要がありそうです。
出典:株式会社くふうカンパニーHD
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000533.000046400.html


