近年の夏は「暑い」を通り越して、熱中症など命の危険も意識しなければならないほどの危険な猛暑が続いています。
そんな夏に欠かせない存在といえば、やはりエアコンです。
人によって“ちょうどいい室内の温度”は様々で、キンキンに冷やしたい派もいれば、寒すぎるのは苦手という人もいます。
そこで今回は、若者たちの“理想の室温”に迫ります。
若者が選ぶ最適温度は24度!「ちょうどいい」が圧倒的人気に!

今回ワカモノリサーチでは、全国の14歳〜20歳の若者(男女)に
あなたのエアコンの最適温度は何度ですか?
というアンケートを実施。
その結果をランキングにしたところ、第1位に選ばれたのは「24度」で、全体の21.4%の高校生から支持されました。
その理由を見てみると、
- 「ちょうどいい温度」
- 「快適だと感じるから」
- 「少し涼しいほうがいいから」
といった回答が多く集まりました。
環境省によると快適に過ごせる室温の目安は、夏場は28度と言われています。
この目安から考えると24度は比較的涼しい設定といえるでしょう。
もちろん湿度や風量によって体感温度は変わりますが、高校生たちの間では「快適に涼しい」と感じる温度として24度が最も支持を集める結果となりました。
また、その他の意見では、
- 「布団に入った時にちょうどいい温度だから。汗かきずらい気温だから」
- 「この温度が、冷えすぎてお腹痛くなったり、暑くてずっと汗をかいたりしないちょうどいいくらいの涼しさだから」
- 「ほんとは23.5だけど選択肢にないので四捨五入して24」
などの声も挙がりました。
特に寝る前やお風呂上がりは体温が上がりやすく、暑さを感じやすい時間帯です。
そんな時でも快適に過ごせる温度として24度を選ぶ高校生が多いようでした。
まさに「暑すぎず寒すぎず」の絶妙なバランスが、24度の人気につながっているのかもしれません。
また別の意見として、
- 「家がそうだから」
- 「母が決めた」
- 「いつも部屋でつけている温度だから」
などの声からは、家庭の方針もうかがえます。
毎日使うエアコンだからこそ、快適さだけでなく電気代も気になるところです。
特に家計を預かる保護者の立場からすると、冷やしすぎは避けたいもの。
それでも暑さは我慢したくないという現実的なラインを考えると、24度は快適さと節約のバランスが取れた“聖域”なのかもしれません。
続いて第2位に選ばれたのが「25度」で全体の15.9%が支持!
寄せられた理由を見てみると、
- 「丁度いい」
- 「適正はこれ」
- 「25度が1番寒くもなく涼しいから」
といった声が多く目立ちました。
回答としては24度と似た意見が多く、「ちょうどいい」「寒すぎず暑すぎず」といった快適さを理由に選ぶ高校生が目立ちました。
わずか1度の差ではありますが、24度よりも少しだけ穏やかな涼しさを好む人が多いのかもしれません。
また、他の意見として、
- 「流石に電気代もったいないから最高でもこの温度」
- 「節約必要だから」
- 「低すぎると電気代が怖いから」
といった回答も当然集まりました。
エアコンは設定温度を1度変えるだけでも、消費電力に1時間で約2円の差が出るといわれています。
家族と暮らす高校生にとっては、自分だけが快適なら良いというわけではなく、家計や節電への配慮もできる“しっかり者の若者たち”が多いこともうかがえました。
また、他の回答では、
- 「集中できるいい温度だから」
- 「自分の部屋にいるとこのくらいの温度でちょうどいいから」
- 「寒いと風邪ひく」
などの声も見受けられました。
部活やアルバイト、通学など日々活動量の多い高校生にとって、体調管理も重要なポイントです。
外との気温差が大きすぎると身体への負担にもつながるため、勉強や睡眠に集中しやすい温度として25度を選ぶ人も多いようでした。
続いて第3位に選ばれたのは「23度」で、全体の12.8%を集めました。
その意見を見てみると、
- 「18度だと寒すぎて、26度だと暑すぎるから」
- 「扇風機で何とかなるから」
- 「ある程度涼しくして風量で調整しているから」
といった声も集まりました。
トップ3に選ばれた温度に共通していたのは、「暑すぎず寒すぎず」という快適さを求める考え方でした。
また扇風機などを併用して快適な環境を作っている人も多いようです。
サーキュレーターや扇風機で空気を循環させることで冷房効率が上がるともいわれており、快適さと節電を両立するには23度〜25度付近のようです。
また別の声として、「よく学校で使われている温度だから」などの回答もみられました。
文部科学省の調査によると、公立小中学校等の普通教室における空調設置率は99.1%に達しており、今や学校のエアコンは当たり前の存在となっています。
広い教室や学校内では、23度前後が多くの生徒にとって快適に過ごせる温度になっているのかもしれません。
また具体的な回答としては、「エアコン直下の位置に机があるから」という回答もありました。
席によって体感温度がまったく違う問題は、もはや“学校あるある”といっても過言ではありません。
エアコンの真下は寒く、離れた席は暑いという同じ教室とは思えない光景も珍しくありません。
そのため、冷風直下の生徒にとって23度あたりが限界ラインなのでしょう。
4位以下は22度から28度まで大混戦!人それぞれの快適温度が明らかに!

続いて第4位に選ばれたのは「22度」(11.5%)。
その理由をみていくと
- 「暑がりだから」
- 「とても暑いから」
- 「寒すぎても関節が痛くなるから」
といった意見が集まりました。
エアコン生活の醍醐味はその部屋に入った瞬間に「はぁ〜涼しい!」と感じる幸福感も重要なポイントで、22度は冷房強め派と快適派のちょうど境界線にある温度なのかもしれません。
年々厳しくなる夏の暑さを考えると、このくらい冷やしたいという高校生たちの気持ちを考えると納得の結果です。
さらに回答を見てみると、
- 「家が22℃だから」
- 「バイト先が22度」
- 「エアコンつけると何となくいつもその温度」
- 「寒すぎても関節が痛くなるから」
といった回答も見られました。
自分で温度を変えず、家族や職場の温度設定にそのまま身を委ねている高校生も見られました。
温度設定の主導権は持たなくても、与えられた環境に順応する能力は社会に出ても意外とたくましく生きていけるタイプなのかもしれません。
続いて第5位は、「26度」が11.2%で選出されました!
少し高めの26度を支持する声をみると、
- 「25℃で寒いし、27は暑い」
- 「ちょうど半袖で生活できるから」
- 「それが過不足なくちょうどいいから」
といった声が寄せられました。
暑すぎると室内でもタオルやひんやりシートが手放せなくなり、寒すぎると軽く羽織れるカーディガンなどが必要となります。
26度派の回答をまとめると、「丁度いい」という意見が多くを占め、半袖のまま体が冷えすぎない絶妙なラインとして支持を集めているようです。
また現実的な意見として、
- 「25だとお腹が痛くなるから」
- 「これより下げると寒すぎるから」
- 「エアコンが効きすぎると、寒暖差アレルギーが生じることがあるから」
といった回答が集まりました。
高校生の中には、単純に暑さだけでなく体調面を考えて温度を選んでいる人も多いようです。
暑いからエアコンをつけているのにそのエアコンが原因で体調崩したらまさに本末転倒。
自分の体と相談しながら温度を調整し、暑さを受け入れるあたりに、高校生たちの意外と堅実な一面が見えてくる結果となりました。
続いて第6位は「27度」(7.8%)が選ばれました。
“高め設定派”の回答をみていくと、
- 「27度で風を循環させて除湿するとちょうどいい室温になるから」
- 「扇風機がすき」
といった声が挙がりました。
単にエアコンに頼るだけではなく、扇風機や除湿機能を活用して暑さ対策を工夫している高校生もいるようです。
除湿には湿気を取り除いて体感温度を下げる効果があり、同じ室温でもより涼しく感じられることがあるので設定温度高めでも効果を感じられます。
またエアコンの風よりも扇風機の自然な風を好む若者も見受けられました。
またその他の声として挙がったのは、
- 「冷え性」
- 「冷たすぎると風邪引くから」
- 「暑いのは嫌だが、寒いと体調を崩すから」
夏でもエアコンの効きすぎが苦手という人は意外と多いのかもしれません。
近年の夏は暑さ対策ばかりが注目されがちですが、冷房による冷えや寒暖差もまた夏の悩みのひとつです。
自分が快適に過ごせるかどうかを基準にしているあたりに、高校生たちの自己理解の高さがうかがえました。
続いて第7位は「20度」が5.5%で選出!
冷んやり派からはこのような回答が集まりました。
- 「あつがり」
- 「寒いくらいが気持ちいい」
- 「あついから」
といった声が集まりました。
20度は上位の温度帯と比べてもかなり低めの設定です。
一般的には室温が20度前後になると涼しいを通り越して肌寒さを感じる人も増えてきますが、寒いと感じるほどの室温で一気に冷気を味わいたいと思う暑がりの高校生たちも一定数いるようです。
また、他の意見として、「とてつもない暑がりだから!だけど家で19とか18℃にすると母に怒られる!」といった回答も挙がりました。
20度を下回ると消費電力も大きくなりやすいこともあり、19度の手前には電気代を気にする母親という大きな壁が立ちはだかっているようです。
全国の家庭で繰り広げられる“リモコン争奪戦”は、ひとつの夏の恒例行事なのかもしれません。
次に第8位は、「18度」が5.2%でランクイン!
トップ10の中で最も低い温度が18度で、その理由はとして
- 「暑がりなんです」
- 「暑いのは苦手」
- 「低ければ低いほどいい」
といった回答がありました。
回答のほとんどが「暑がりだから」という理由だったことも印象的で、一刻も早く暑さから解放されたいという高校生にとっては、電気代は最優先事項ではないようです。
真夏の屋外では35度を超える日も珍しくない今、18度という数字には「まずはこの暑さから逃げたい」という高校生たちの切実な本音が表れているようでした。
他の回答を見ても、「めちゃくちゃ一気に寒くなるのが好きだから」といった声があったように、暑い場所から一気に涼しい場所に入ると、まるで別世界に来た感覚になります。
部屋に入った瞬間のひんやり感が一つの到達点のように感じられ、今まで暑かった場所もこの瞬間のために耐えてきたと思えるほどの幸福感があるのかもしれません。
続いて第9位に入ったのは「21度」で5.0%!
その声をみてくと、
- 「19℃は寒いけど25℃とかになると暑いからその間」
- 「1番快適に過ごせる温度だから」
- 「適温」
といった声が寄せられました。
20度だと少し寒い。
そう感じる若者たちは、あと1度だけ温度を上げた21度にたどり着くのかもしれません。
冷たさは欲しいけれど、寒さは求めていない。
そんな絶妙なラインが21度なのかもしれません。
また、「寒いのは調節できるから」という回答もありました。
寒ければ上着を羽織ったり毛布をかけたりできますが、暑さは脱げる枚数にも限界があり、真夏の猛暑から完全に逃れるのも簡単ではありません。
そんな上着の有無でうまいこと調整しやすい適温が21度なのかもしれません。
最後、第10位は「28度」が全体の1.6%で選ばれました。
その回答をみていくと、
- 「省エネモードだから」
- 「節約思考の家庭だから」
といった意見が挙がりました。
環境省が夏場の室温の目安として推奨していることで知られる28度ですが、今回のランキングでは少数派という結果になりました。
しかし回答からは、快適さだけでなく電気代や環境への配慮を意識している様子がうかがえます。
エアコンの使用頻度が増える夏だからこそ、節約や省エネ、さらには温暖化対策まで考えている高校生たちの意識の高さには驚かされます。
その他の回答では、「結構部屋のエアコンの効きがいいから」といった声が挙がりました。
エアコンは設定温度だけでなく、本体の性能や部屋の広さ、断熱性、フィルターの清掃状況、室外機の設置環境などによって効き方が大きく変わります。
設定温度と体感温度は必ずしも一致するものではなく、同じ28度設定でも「十分涼しい」と感じる家庭もあるようです。
今回の調査でわかった事として、エアコンに対する向き合い方の価値観はそれぞれで、大きく分けると“快適に過ごしたい派”と“一気に冷やしたい派”に分かれ、その先に、体調管理や電気代、エコ問題などの意識が枝分かれしている印象でした。
また家庭のルールがあり、親に従いながら夏と向き合う点は高校生らしさを感じました。
今年の夏も厳しい暑さが予想されています。
自分に合った温度設定を見つけながら、熱中症や体調不良には十分気を付けて過ごしてほしいものです。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.5.15〜2026.5.30
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の14歳~20歳の若者(男女)
有効回答数 383名
調査方法 インターネットリサーチ


