友だちとプリクラを撮ったとき、「これはインスタ行き」「これはBeRealでよくない?」と、なんとなく投稿先を分けている人も多いはず。
同じ写真でも、載せる場所によって盛り方やコメントは変わる。この“なんとなくの使い分け”には、実はZ世代ならではの感覚が隠れているのかもしれません。
Z世代は「熱量」と「界隈」でデコの仕方を変えている
Z世代特化のシンクタンク「Z-SOZOKEN」の調査から見えてきたのは、イベントへの“熱量”の違い。
文化祭や誕生日などで積極的に企画し周囲を巻き込む「強火」層に対し、「弱火」層は誘われたときだけ少人数で楽しむスタイル。
どちらが正しいというより、自分に合う距離感を選んでいる人が多いようです。
さらに、同じ「デコ」でも界隈によって目的は異なります。
オタク界隈では「推しに認知されたい」「目立ちたい」といった外向きの動機が強く、JK界隈では「自分の気分を上げたい」という内向きの楽しみ方が中心。
ただし共通しているのは、「誰かに見てもらいたい」という気持ち。デコは、自分の存在を感じてもらうための手段にもなっているようです。
BeRealは「リアル」、Instagramは「キラキラ」を演出する場所
SNSごとに見せ方を変えているのも特徴的です。
親しい友だちとつながるBeRealでは、準備中の様子やメイク前など“作っていない自分”をそのまま共有する傾向があり、距離の近さやリアルさが重視されています。
一方、Instagramでは、盛れた写真や完成度の高い投稿を選び、「キラキラした自分」を演出。
プリクラでいえば、BeRealには落書き中、Instagramには完成版を載せるイメージです。
さらにTikTokでは、自分を主役にした動画でキャラや世界観を見せる場として機能。最近はBeRealでも“少し盛る”動きが見られるなど、リアルと演出の境界はゆるやかに混ざりつつあります。
こうした使い分けの背景には、「誰に向けて、どこまで見せるか」を常に意識するZ世代の感覚があります。本垢・サブ垢を使い分けながら、リアルとキラキラのバランスを調整しているのです。
デコや投稿は単なる“盛り”ではなく、人間関係の中で自分をどう見せるかという、高度なコミュニケーション手段なのかもしれません。
もしかすると、「インスタ行き」「BeReal行き」と分けているその瞬間に、自分がどんなふうに見られたいかという本音が表れているのかもしれません。
一度、自分のSNSの使い分けを振り返ってみると、意外と“本当の自分”が見えてくるかもしれません。
出典:Fiom合同会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000104461.html


