みなさんは、普段どれくらい和菓子を食べていますか?
コンビニで大福やどら焼きを買う人もいれば、和菓子よりもケーキやドーナツなどの洋菓子を選ぶ人もいることでしょう。
そんな和菓子ですが、もし自分で好きな色の餡を組み合わせたり、中身を自由にアレンジしたりできたら、ちょっと興味が湧きませんか?
今回、そんな発想から生まれた新感覚の和菓子を、日本大学の学生たちが開発しました。
しかも、完成した和菓子は11月1日に開催される学園祭で初披露されるというのです。
生八つ橋を自分で包む!?Z世代が考えた3種類の「体験型和菓子」
日本大学商学部の岸本ゼミの学生たちが、東京製菓学校の学生や講師陣と協力して開発したのが「秋の体験型和菓子」です。
今回登場するのは、全部で3種類。
1つ目は、秋色の餡を自分で組み合わせて皮で包む「生八つ橋づくり」。

2つ目は、最中の中に好きなパーツを配置し、自分好みの秋を表現する和菓子。

そして3つ目は、秋にちなんだ味の大福を食べて、何の味なのかを当てるというものです。

どれも、ただ和菓子を食べるだけでは終わらない仕掛けが用意されています。
自分で作ったり、友達と味を予想し合ったりと、和菓子を通じて会話も楽しめそうです。
「新しい和菓子」を作るはずが苦戦!学生たちがたどり着いた答えとは?

今回のプロジェクトは、日本大学商学部の学生たちが和菓子の魅力を広めようと考えたことから始まりました。
しかし、最初から順調だったわけではありません。
学生たちは市場調査やアンケートの作成に苦戦し、さらに全国和菓子協会や東京製菓学校の専門家たちから、実現性や伝統とのバランスについて厳しい指摘を受けることもあったそうです。
そんな中、学生たちが見つけたのが「販売することではなく、和菓子の魅力を知ってもらうこと」という本来の目的でした。
そこから生まれたのが、今回の「体験」というコンセプト。
開発に携わった学生からも、
「『販売ではなく、和菓子の魅力を知ってもらう』というプロジェクト本来の目的に立ち返ったことで、『体験』というコンセプトに行き着きました。」
との声が寄せられています。
商品を売ることだけを考えるのではなく、まずは和菓子に興味を持ってもらう。
若い世代の感覚が、新しい和菓子の楽しみ方につながったようです。
「見た目」だけではダメ!?製菓学校の学生とぶつかった“おいしさ”へのこだわり

そして、今回の取り組みでもうひとつ注目したいのが、大学生と製菓学校の学生による共同開発です。
日本大学の学生たちは、見た目の美しさや、会話が生まれる仕掛けを重視。
一方、実際に和菓子を作る東京製菓学校の学生たちは、おいしさや製造のしやすさを大切にしていました。
学生同士でも、立場が違えば重視するポイントも違うもの。
開発に携わった大学生は、製菓学校の学生から「美味しさこそが心に残る体験」という意見を聞き、考え方が大きく変わったと振り返っています。
そうした意見の違いを乗り越え、「おいしさ」と「体験する楽しさ」を両立させた3種類の和菓子が完成しました。
完成した和菓子は、11月1日(日)に日本大学商学部砧キャンパスで開催される学園祭の「日大砧マーケット」で披露されます。
当日は10時から17時まで体験型サンプリングが行われ、製品がなくなり次第終了となります。
今回の取り組みは、大学生のアイデアと製菓学校の学生たちの技術が組み合わさって実現したものです。
和菓子といえば、昔ながらの伝統的なお菓子というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、自分で作ったり、味を当てたりする楽しみ方が加われば、これまで和菓子にあまり興味がなかった若者にも、その魅力が伝わるかもしれません。
また、学生たちが企業や専門家と協力し、自分たちのアイデアを実際の商品にした点も興味深いところ。
高校生にとっても、普段の授業や学校行事で生まれたアイデアが、将来どんな形につながるのかを考えるきっかけになりそうです。
出典:株式会社クレオ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000016941.html

