「高校生がキリマンジャロに登るらしい」と聞くと、ちょっと現実味がないと感じる人もいるかもしれません。
しかも挑戦するのは、通信制高校に通う8人の生徒たち。
コロナ禍で学校行事や旅行が制限された経験を持つ世代が、今度は日本を飛び出し、アフリカ大陸最高峰を目指します。
日本百名山92座から、キリマンジャロへ

クラーク記念国際高等学校では、2022年の創立30周年をきっかけに「クラーク登山隊」を結成しました。
全国の生徒が地域を越えて一つの目標に挑戦するため、日本百名山をリレー形式で登るプロジェクトをスタート。これまでに92座を登頂し、完全制覇まで残り8座となっています。
そして2026年、その挑戦が世界へ。
全国から選ばれた高校生8名が、アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ(標高5,895m)に挑戦します。

8人は約半年間、低酸素環境での高所テストや富士山でのトレーニングなどを実施。
9月20日に成田空港を出発し、22日に登山を開始。26日にキリマンジャロ最高地点のウフルピークを目指す予定です。
標高5,000mを超える世界では、体力だけでなく高山病への対応やコンディション管理も重要になります。
「登りたい」という気持ちだけではたどり着けないからこそ、半年かけて準備してきた時間そのものが、すでに大きな挑戦なのかもしれません。
出発当日は、千葉キャンパスの生徒や教員約20名が成田空港で8人を見送る予定です。
全国にキャンパスがある通信制高校だからこそ、普段は違う場所で学んでいる仲間が一つの目標でつながる。今回の登山は、そんな新しい学校生活の形でもありそうです。
8人それぞれの「挑戦したい」が一つの山頂へ
今回参加するのは、高校1〜3年生の8名。
小学生の頃から登山を続けてきた生徒、海外の山に登った経験から応募した生徒、家族旅行で見たキリマンジャロに憧れていた生徒など、参加した理由はそれぞれ違います。
また、10年間続けてきたスラックラインから新しい世界へ踏み出した生徒や、サッカーで培った体力を生かして挑戦する生徒もいます。
共通しているのは、「高校生活で大きな挑戦をしたい」「仲間と一緒に登りたい」という思い。
受験や進路だけが高校生活のゴールではなく、「今しかできないこと」に本気で飛び込むことも、一つの高校生活なのだと感じさせられます。
現地の通信環境が整えば、登山隊と日本のキャンパスを衛星電話などでつなぎ、登頂後の様子をZoomやYouTube Liveで届ける計画もあります。
アフリカの山頂と日本の教室がリアルタイムでつながれば、“8人だけの挑戦”ではなく、学校全体でその瞬間を共有することになりそうです。
登山隊は9月30日に帰国予定。そしてクラーク登山隊には、2027年度の創立35周年に日本百名山完全登頂を達成するという次の目標もあります。
日本百名山92座からキリマンジャロへ。そして再び、残り8座へ。
通信制という「自分のペースで学べる環境」から、世界の頂上を目指す高校生たち。
大切なのは、キリマンジャロに登るほど大きな夢を持つことではなく、「やってみたい」と思ったときに一歩踏み出せることなのかもしれません。
8人の挑戦は、“高校生活の過ごし方に正解は一つじゃない”ことも教えてくれそうです。
出典:学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000040238.html


