InstagramやTikTok、BeRealなど、令和の若者にとってSNSは生活の一部となっています。
友達の投稿をチェックしたり、学校での出来事を共有したり、何気ない日常を写真や動画に残したり…。
そんな中、いま日本の若者を中心に利用者を増やしているのが「Setlog(セットログ)」というSNSです。
特徴は、なんと「1時間に1回」自分の様子を記録すること。
1日1回の投稿で知られるBeRealよりも、さらに頻繁に日常を共有する仕組みですが、なぜこれほど若者に支持されているのでしょうか?
今回は、Setlogの創業者が語った開発の裏側から、令和の若者のSNS事情に迫ります。
毎日750万人が利用!1時間に1回の投稿が若者の日常に!

Z Venture Capital株式会社は、Setlogを運営するNew Chatへの出資を発表し、創業者のDevin Doty氏へのインタビューを公開しました。
Setlogは、1時間に1回、写真や動画で自分の今を記録し、友達と共有できるSNS。
日本や韓国の若い世代を中心に利用が広がり、日本のApp Storeランキングで1位を獲得したこともあります。
創業者によると、アプリを1日に開く利用者は2026年8月に約650万人、9月には約750万人に増加。
わずか1か月で約100万人も増えたというのです。
しかも、現在の最大の市場は日本。
海外発のSNSでありながら、日本の若者たちがその人気を支えているというのは興味深いところです。
「映える写真」は必要なし!?何気ない瞬間を友達と共有するSNS
Setlogの魅力は、特別な出来事がなくても投稿できること。
旅行やイベントなどの写真だけでなく、家でくつろいでいるときや、何でもない日常のひとコマを共有することができます。
創業者は、Setlogについて、離れていても友達と一緒にいるような感覚を大切にしていると説明しています。
また、1時間に1回という投稿の仕組みは、実は開発側だけで考え出したものではないそうです。
もともとInstagramで若者たちが行っていた使い方をヒントに、より簡単に楽しめるアプリとして形にしたのだとか。
開発側が投稿頻度を自由にしようとした際にも、ユーザーから「1時間に1回の仕組みを残してほしい」という強い反応があったといいます。
毎時間投稿するのは面倒にも思えますが、利用者にとっては、その習慣こそがSetlogの魅力になっているのでしょう。
女子高生たちがアプリの仕様変更に猛反発!?星1レビューが殺到する事態に!
そして、今回のインタビューで特に印象的だったのが、アプリの仕様変更をめぐるエピソードです。
Setlogでは、グループの人数を増やすために画面のデザインを変更したところ、利用者から不満の声が殺到したことがあったそうです。
SNS上では、高校生や中学生と思われるユーザーたちも変更に強く反発。
アプリのレビューには最低評価となる星1が相次ぎ、普段は1日50通ほどだった問い合わせメールも、その期間には数千通に増えたと創業者は振り返っています。
こうした反応を受け、運営側は変更した仕様を元に戻すことを決断。
創業者は、元に戻す作業や利用者への対応に追われ、2日ほど眠れなかったとも語っています。
便利にするための変更だったはずが、若者たちにとっては大切な使い心地を変えられてしまったということなのでしょう。
一方、運営側がすぐに利用者の声を受け止めたことで、アプリへの信頼にもつながったようです。
今回のインタビューでは、Setlogが日本の若者を中心に急速に広がっている理由の一端が見えてきました。
SNSといえば、誰かに見せるための写真や動画を投稿するイメージもありますが、Setlogが大切にしているのは、友達との何気ない日常の共有です。
また、高校生たちの反応がアプリの仕様を元に戻すきっかけになったという点も見逃せません。
若者はSNSをただ使うだけでなく、その使い方やサービスのあり方にも影響を与える存在になっているのです。
次に流行するSNSも、もしかしたら若者たちの何気ない習慣から生まれるのかもしれません。
出典:Z Venture Capital株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000041941.html


