「将来が不安」と感じる理由って、人によって違いますよね。勉強や進路、人間関係だけでなく、最近は「物価が上がる」「給料が上がらない」といったお金のニュースを見て、不安になる人もいるかもしれません。
世界31か国を対象にした調査から、日本の若者を取り巻く課題や、教育・SNS・AIに対する意識が見えてきました。
若者の最大の課題は「経済」、学位への期待は残る

イプソス株式会社が世界31か国・23,537人を対象に行った「イプソス教育モニター2026」では、「若者が直面する最大の課題」として、日本では「経済」が40%で最も多くなりました。
続いて「いじめ」31%、「貧困・格差」30%となっています。
将来の仕事や収入、物価上昇など、「これから安心して生活していけるのか」という経済面への不安が大きな課題として捉えられているようです。
一方、日本の教育制度の質について「良い」と答えた人は24%、「悪い」は33%となり、否定的な評価が上回りました。
それでも、「学位はキャリアを広げるのに役立つ」と考える人は45%。
「学位はコストに見合う価値がある」と答えた人も30%でした。
「学歴はいらない」と言われることもありますが、現実的には「持っていたほうが将来の選択肢が広がる」と考える人も少なくないようです。
教育制度には不満があっても、学歴の価値までは否定していない。
この結果からは、将来を考えるうえで学歴をひとつの“武器”として見ている感覚もうかがえます。
SNSは「制限すべき」が6割超、AIは意見が分かれる
子どものSNS利用については、「14歳未満のSNS利用を禁止すべき」と答えた人が63%となりました。
SNSは友だちとのコミュニケーションや情報収集に欠かせない存在になっている一方、誹謗中傷や犯罪などのリスクもあります。「危険から守るために制限したほうがいい」と考える人が多いようです。
学校でのAI利用については、「禁止すべき」が29%、「禁止すべきでない」が35%となり、意見が分かれました。
AIを便利な学習ツールとして活用したい人がいる一方、「AIに頼りすぎるのでは」と不安を感じる人もいるようです。
これからAIを使って勉強したり、レポートを作ったりする機会はさらに増えていきそうです。
その中で、「どこまでAIを使っていいのか」「自分で考える部分をどう残すのか」といったルールも必要になってくるのかもしれません。
経済への不安、教育制度へのモヤモヤ、学歴への期待、そしてSNSやAIとの付き合い方。今回の調査からは、若者を取り巻く環境が大きく変化していることが見えてきました。
これから進学や就職を迎える高校生にとっても、決して遠い話ではありません。
自分が何を不安に感じ、将来のために何を選んでいきたいのか、一度考えてみるきっかけになりそうです。
出典:イプソス株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000122181.html


