日常会話の中で、「もしも○○だったら?」というお題は世代を問わず盛り上がる鉄板のトークテーマです。
もし別の人生を歩めるとしたら?
違う自分になれるとしたら?
といった想像は、誰しも一度は考えたことがあり、令和の若者も例外ではなさそうです。
いったい、どのくらいの若者が生まれ変わっても「自分になりたい」と考えているのでしょうか。
生まれ変わっても「自分になりたい」高校生「今の自分が好き」

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に
あなたは生まれ変わっても自分になりたいですか?
というアンケート調査を実施しました。
すると、「(自分に)なりたい」と答えた生徒は53.5%、「(自分に)なりたくない」と答えた生徒が46.5%となり、意見が拮抗する結果になりました。
まず、生まれ変わっても自分になりたいと答えた理由を見ていくと
- 「自分が1番楽しい」
- 「自分のいい所を沢山しってるから」
- 「素敵な家族と友達がいるから」
- 「なんだかんだでいい友達に出会えて楽しくて運のいい人生を送れているから」
といった、“今の自分が好きだから”という意見が多数を占めました。
自分が好きという感覚はナルシスト的なものではなく、「自分だからこそ出会えた人たち」や「この環境で築いてきた関係性」も含めて肯定している様子がうかがえます。
日々の学校生活や人間関係を含め、今の環境が充実しているからこそ出てくる言葉ともいえそうです。
また、強気な回答としては、
- 「顔がいいから」
- 「可愛いから」
- 「天才だから」
- 「俺が最強だから」
といった、思わずニヤッとしてしまうような強気すぎる回答も見られました。
ここまで言い切れるのはもはや清々しく、高校生らしい勢いとノリの良さが伝わってきます。
こうしたポジティブすぎる自己評価も、今どきの若者の一つの個性といえそうです。
他には、
- 「記憶アリで生まれ変わるなら、有利に人生を進めたい」
- 「もう一度同じ人生を歩み今回選ばなかった道を選びたい」
- 「自分のままで違う道を歩んでみたい」
といった意見もありました。
この回答の背景には「あの時こうしていたらどうなっていたんだろう」というもう一つの可能性に思いを巡らせるものが透けて見えます。
今の自分をベースに別の選択肢で未来を変える…
そんな少しゲーム感覚的な価値観が垣間見える回答でした。
そして最後に、「生まれ変わっても今の彼女と付き合いたいから」といった、読んでいるだけでキュンとするような回答もありました。
彼女と出会えたのは“今の自分”だからこそであり、他の誰かとして生まれていたらその関係はきっと生まれていなかったはずです。
「自分じゃなかったら彼女を幸せにできない!!」なんてところまで想像してしまうような、とてもハートフルで印象的な回答でした。
「今の自分じゃない人生」約半数の若者が望む理由とは
一方で「生まれ変わったら自分になりたくない」と回答した46.5%の高校生たち。
その理由の中で最も多かったのは、
- 「別の人生も経験してみたいから」
- 「別の世界線も気になるから」
- 「違う人生を楽しみたいから」
- 「生まれ変われるんだったら違う生活をしたい」
といった回答でした。
具体的に何になりたいかや、自分が嫌という観点ではなく「もうひとつの人生」に興味を示している若者が多く、好奇心から別として生まれ変わりたい願望があるともいえそうです。
全く別の選択肢や世界線を覗いてみたいという柔軟で前向きな価値観がうかがえる結果となりました。
その他、多く寄せられた回答が、
- 「もっとかわいくなりたいから」
- 「もっと美人に生まれ変わりたい」
- 「もっと可愛く、顔がちっちゃい人になりたいから」
- 「もっとイケメンがいい」
といった、自分の容姿に対する不満や理想とのギャップを訴える声。
外見に対する意識が高い世代だからこそ「もう少しこうだったら」という願望が“別の人生”を選びたい理由につながっているのかもしれません。
また、女子高生からは、「来世は橋本環奈になりたい」という回答が複数あったのも印象的でした。
橋本環奈さんは“1000年に一人の逸材”と呼ばれ、圧倒的なビジュアルと親しみやすさを兼ね備えた存在。
彼女を“理想像”として挙げるのも納得の結果といえそうです。
他では、
- 「違う性別で生まれてみたい」
- 「次は、男でうまれたい」
- 「可愛い女の子かイケメンな男の子になりたい」
- 「違う性別、違う性格の人間に生まれ変わりたいから」
といった声が多く集まりました。
しばしば漫画やドラマでも挙げられがちな“性別が変わる設定”に興味を持っている若者も一定数いるようです。
- 「違う立場から世界を見てみたい」
- 「別の価値観で生きてみたい」
といった、視点の変化に興味を持っている様子もうかがえます。
また、ファンタジーな意見として、
- 「動物になってみたい」
- 「動物になりたい」
- 「異世界転生したいからです」
といった、人間以外に憧れを持っている若者も少数ながら見受けられました。
どうせ生まれ変わるなら人間以外の存在として、非日常的な世界や幻想的な体験をしてみたいといった憧れが、そのまま回答に表れているのかもしれません。
どんな動物になりたいのか気になるところです。
最後にリアルな意見として、
- 「あきた」
- 「今がとても嫌」
- 「家庭環境とか、顔とか性格とかもっとよく生まれたかったです」
- 「後悔が沢山あるし、家族構成がキモイ」
などといった、現状を嘆くパターンも多く見受けられました。
この背景には、日常の中で感じる小さな疲れや無気力感があると考えられそうです。
今回の調査でわかった事は、現状をベースに考える思考と、あくまでフィクションとして捉える思考の大きく二つに分かれるという点です。
現状に満足している若者は肯定的に、不満がある場合は否定的に捉える傾向が見られました。
また、“もしも”の話として遊び感覚で回答しているように見える意見の中にも、その人なりのリアルな本音が垣間見える場面が多く、シンプルなお題ながらも価値観が浮き彫りになる興味深い調査となったようです。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.2.20〜2026.3.1
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 284名
調査方法 インターネットリサーチ


