様々な情報が交錯する昨今、
「週刊誌の報道が事実なのか?」
「テレビは誰かに忖度していないのか?」
と疑問に思う人もいます。
特に、SNS上には1つの話題においても様々な見解があることで、いったい何を信じて情報を得れば良いのか難しいこともあります。
そんなSNSの情報について令和の現役高校生はどんな認識をもっているのでしょうか。
高校生の36.8%「SNSの情報をあまり信じていない」

放課後NEWSでは、現役の高校生(男女)を対象に
SNS上にある情報を信じているか
についてのアンケート調査を実施。
「すごく信じている」
「少し信じている」
「あまり信じていない」
「まったく信じていない」
の4択で回答をしてもらいました。
その結果、
「あまり信じていない」が36.8%、
「まったく信じていない」が8.3%で、
合計45.1%の高校生がSNS上にある情報を信じていないことがわかりました。
「あまり信じていない」と回答した高校生の意見で目立ったのが
- 「誰でも書き込めるから」
- 「何かにコントロールされていそう」
- 「承認欲求のかたまりだから」
という内容。
もはや、気軽に誰でも情報を発信できる媒体という認識が強いようで、“自分の都合の良いように情報を出せる”と感じているようです。
また、「学校で習ったから」という声も多かったのが印象的。
「SNSの情報をやたらと信じてはいけない」ということを、学校で教えているという令和の時代らしい回答もあったようです。
「まったく信じていない」と回答した高校生からは
- 「ほぼウソ」
- 「最初から信じようと思って見ていない
という“SNSの情報はデマ”と認識した前提で見ている人もいたとか。
SNSを通じて詐欺にあったという高校生もいたことから、信じるに値しない経験が影響している可能性もあるようです。
SNSの情報を信じている高校生「信じちゃいけないって思ってはいるけど信じちゃう」
一方、「少し信じている」と回答した高校生は52.3%。
「すごく信じている」と回答した2.6%を合わせた、54.9%の高校生はSNS上の情報を信じていることもわかりました。
その理由を見ていると
- 「ステマもあるけど、ほんとの情報もあるって信じたい」
- 「SNSの情報には真実も嘘もある」
- 「全てが事実ではないけど表には出ていないニュースもあるから面白い」
といった、“ウソ情報”はあるのは理解しつつも、しっかりとした“真実”もSNSの情報には存在するため、信じるに値すると考える高校生がいたようです。
また、
- 「ほんとに気になった情報ならちゃんと調べる」
- 「いろいろな情報を確認してから同じような情報が多いと信じる」
- 「複数の情報を比べつつ、信ぴょう性のあるものを信じている」
など、気になる情報に対しては、自ら調べて自分で納得したものを信じていくという慎重派の意見も目立ちました。
ただ、多数の高校生からは、
- 「信じちゃいけないと思っても気になっちゃう」
- 「すぐ信じちゃうけど、それはダメだとは思っている」
- 「信じすぎもよくない気がしている」
といった、“基本SNSの情報は信じてはいけないもの”
それを理解した上で、“ついつい信じてしまう”という意見が目立っていました。
「信じたくないけど信じてしまう」高校生も多いと考えると、
結果として、SNSの情報に一喜一憂するのは間違っていると感じる高校生が大多数だと言うことが今回の調査で判明したことになります。
「世の中の情報はウソばかり」。
そう思う高校生が多いため、世間一般の関心ごとには目を向ける若者が減りつつあるのかもしれません。
(調査・文/放課後NEWS)
調査期間 2025.4.24〜2025.5.10
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国15歳〜20歳の男女
有効回答数 193名
調査方法 インターネットリサーチ