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まだいた! 現役高校生の5人に1人「年賀はがきを出す予定がある」

まだいた! 現役高校生の5人に1人「年賀はがきを出す予定がある」

まもなく新年を迎え、家の郵便ポストを見たら「年賀はがきが入ってる」。

そんな時期になりました。

しかし、SNSで家族や友人、仕事仲間ともつながっている時代となり、年賀はがきを出す人は激減。

特にSNS世代真っただ中の若者に限っては「年賀はがき」を出した経験すらないかもしれません。

いったいどの程度の若者が年賀はがきを出そうと考えているのでしょうか。

目次

年賀はがきを出す19.1%の高校生「先生には出す」などの声

あなたは来年の年賀はがきを出す予定はありますか?

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に、

あなたは、来年(2026年)の年賀はがきを出す予定はありますか?

というアンケート調査を実施しました。

すると、「予定がある」と回答したのが19.1%という結果に。

現役高校生の5人に1人は年賀はがきを出す予定があることがわかりました。

具体的な理由を見ていくと…

  • 「友だちに出す」
  • 「親戚に出す」
  • 「おじいちゃんおばあちゃんに出す」

と、関係が深い相手に年賀はがきを出すという高校生の意見が多く寄せられました。

その中でも、

  • 「先生に出します」
  • 「小学生の頃の担任の先生に出そうと思ってる」
  • 「中学の先生に送るかもしれない」
  • 「仲のいい先生に送る」

といった“先生”に年賀はがきを送るという高校生が目立ちました。

親と同じくらい人生に影響しているであろう学校の先生。

お世話になった気持ちは“年賀はがき”としてしっかり伝えたいという気持ちがあるのかもしれません。

また、

  • 「毎年出しているから」
  • 「毎年友達に出してます」
  • 「だすのが定番になっているから」
  • 「毎年やりとりしているから」

など、年賀はがきを出すことが毎年のルーティーン化している高校生が「出す予定がある」と回答していたそうです。

「家族の伝統だから」といった意見もあったことから、家の年末年始のルールとして、“お世話になった人には年賀はがきは出しましょう”としている家庭もあるのでしょう。

他には、

  • 「日本の文化を尊重すべきだから」
  • 「文化としてやるべきだから」

など、“文化”として日本人なら年賀はがきを出すべきと考えている高校生や、「手紙を書くことが好き」といった、日ごろから手紙を書きたいと考えている高校生が、「年賀はがきを出す予定がある」と回答していたそうです。

「年賀はがきを出さない」4割の高校生「LINEでいい」「面倒くさい」など

来年(2026年)の年賀はがきを出す予定が「ない」と回答した80.9%の高校生。

その多くが、

  • 「LINEする」
  • 「LINEでいい」
  • 「LINEでおっけー」
  • 「LINEで完結してしまうから」
  • 「LINEで済ませちゃうから」
  • 「LINEとかで全部済んじゃうから」
  • 「LINEなどで友達と連絡を取れるから」
  • 「LINEやインスタのDMでいいと思うから」
  • 「スマホで終わらせちゃう」
  • 「メールでいいかなと思うから」

といった、LINEを筆頭にSNS上で新年の挨拶を済ませてしまうという高校生からの回答で溢れました。

スマートフォンが発達した現代。

むしろ“年賀はがきを出す意味”を高校生に理解させるのは、相当ハードルの高いことになってしまったのかもしれません。

また、

  • 「めんどい」
  • 「面倒だから」
  • 「めんどくさいから」

など“手間がかかる”ことを理由に年賀はがきは出す予定がないと回答する高校生も。

  • 「めんどくさいしやめにしたら」
  • 「(年賀はがきなんか)もう誰もやってない」
  • 「時間とお金が取られてしまうからやめた方がいい」
  • 「もうやらなくていいって」
  • 「そろそろ年賀状とかやめようよ」

といった厳しい声も寄せられていました。

令和の時代になり“年賀はがきを出す”という文化が“時代遅れ”に。

「新年の挨拶なんて現代の社会では必要ないと思うから」

といった声もあることから、年が明けたことがそこまで大きな出来事でないと感じている高校生もいるようです。

そんな“日常”と変わらないと感じる新年のタイミングに

“年賀はがきを出す”

“アケオメの連絡をする”

などの行為をしないといけないのは、カロリーを消費するだけのコスパの悪い行為になるので“面倒くさい”と感じるのもうなずけます。

日常のちょっとした延長に新年があることが高校生にとっては理想なのかもしれません。

その他、出す予定がない高校生からの意見で印象的だったのが、

  • 「お金がかかる」
  • 「お金がかかるから」
  • 「ハガキ1枚の値段がそこそこ高く感じてしまうから」
  • 「ハガキが高くなったから」
  • 「はがきの値段が高いから」
  • 「ハガキを買う金があればコーラが買える」

など、金銭的な問題で出さないという声。

2026年の年賀はがきは85円(通常はがき)。

仮に友だち10人に年賀はがきを書いたら850円もしてしまいます。

数千円のお小遣いでやりくりしている高校生が多い中、この金額はとても手が出るものではありません。

また、年賀はがきは2025年用から22円アップして1枚85円となりました。

この値上げが決定打となった高校生も少なくなく、

  • 「去年からだしてない」
  • 「去年に出さないと決めたから」
  • 「去年でさいごにしたから」
  • 「去年でやめようと言う話になったから」

と、2025年の年賀から出すのをやめた人もいたようです。

その他の意見では、

  • 「あんまり住所をしらないから」
  • 「住所わかんないから」
  • 「友達の住所しらない」

など、個人情報の観点からも他人の住所が不明なため、年賀はがきを出さない高校生や、

  • 「出す人がいないから」
  • 「出す相手がいない」
  • 「送る人がいないから」
  • 「特に出したい人もいないから」
  • 「友達がいないから」

と、友達が少ない・いないことが理由で出さないという少し寂しい高校生の意見もあったようです。

今回の調査からは、年賀はがきが「当たり前の文化」ではなくなりつつある一方で、本当に伝えたい相手には、あえて“はがき”を選ぶ高校生が一定数いるという姿が見えてきました。

LINEやDMで簡単に新年の挨拶ができる時代だからこそ、手間もお金もかかる年賀はがきは「特別な気持ちを伝える手段」へと役割が変わってきたのでしょう。

これから先、年賀はがきは“みんながやるもの”ではなく、「特別なもの」として、細く長く残っていくのかもしれません。

(調査・文/ワカモノリサーチ)

調査期間  2025.11.25〜2025.12.5
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ 
調査対象  全国の現役高校生(男女)
有効回答数 235名 
調査方法 インターネットリサーチ

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