友達との会話や自己紹介の時、誰かのモノマネでその場が盛り上がることもあるのではないでしょうか。
声や話し方の特徴を捉えたひと言に、思わず笑ってしまう。
そんな特技が自分にもあったら、と感じる若者もいるかもしれません。
そこで今回は、令和の現役高校生にモノマネが今後の人生に役立つと思うか、そして、いま習得したいモノマネがあるかを聞いてみました。
6割以上が「モノマネは人生に役立つ」 人との距離を縮める特技として期待も

今回ワカモノリサーチでは、令和の現役高校生(男女)に
あなたは、モノマネができることで今後の人生に役立つと思いますか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、「思う」と回答したのが65.3%、「思わない」と回答したのが34.7%となり、6割以上の高校生がモノマネは今後の人生に役立つと考えていることが分かりました。
まず、「思う」と回答した高校生の理由を見ていくと、
- 「人と仲良くなれそうだから」
- 「初対面の人と仲良くなれそう」
- 「人との距離感を縮めることができる」
- 「コミュニケーションのきっかけとなる」
といった声が寄せられました。
初めて会った人と何を話せばいいか迷った時、共通の話題になるモノマネができれば、会話のきっかけになりそうと感じているようで、モノマネを相手との距離を縮めるための特技として捉える高校生もいるようです。
「自己紹介の時とかに、印象に残せるから」という回答もあり、新しいクラスや初対面の場で、自分を覚えてもらうことにも期待している様子もうかがえました。
また、
- 「友達との会話で盛り上がりそうだから」
- 「その時の場を和ませることができるから」
- 「人を笑顔にすることができる」
- 「友達を笑わせられるから」
と、周囲を楽しませられることを理由に挙げる高校生もいました。
友達が笑ってくれたり、緊張していた場が和んだり。
自分のひと言で周りの空気が明るくなることも、モノマネが役立つと感じる理由になっているようです。
上手に似せることだけでなく、人を楽しませる力に魅力を感じているのかもしれません。
他には、
- 「急に振られた時に対応できるから」
- 「一芸を披露してと言われた時に便利だから」
- 「やってと言われた時に困らないから」
- 「何か無茶振りされたときに場を和ませられそうだから」
といった声も寄せられました。
「何か面白いことをやって!」と言われた時、すぐに披露できる持ちネタがあれば安心。
その場で何をするか悩まずに済むことも、モノマネを身につけておくメリットだと考えているようです。
「会社の飲み会とかで芸を披露する」という回答もあり、将来、社会人になってからの交流の場を思い浮かべる高校生もいました。
なお、将来の仕事につながる可能性に目を向けた回答には、
- 「モノマネで仕事に出来るかもしれないから」
- 「芸人になれば仕事になるから」
- 「将来の幅が広がる。上手ければネットに動画をあげたら伸びるかもしれないから」
というものもありました。
モノマネを仕事にしたり、動画で披露して多くの人に見てもらったり…
身近な人を楽しませるだけでなく、自分の将来の選択肢を広げる特技として期待している高校生もいるようです。
一方、「思わない」と回答した34.7%の高校生からは、
- 「モノマネをする機会がないから」
- 「特に披露する機会がないから」
- 「使う場面が少ないから」
といった声が寄せられました。
モノマネを披露する場面が思い浮かばなければ、身につけても何に使うのか分からないということなのかもしれません。
友達と過ごす時間や将来の生活を想像しても、モノマネが必要になる機会をあまり感じていないようです。
また、
- 「モノマネができなくても生きていけるから」
- 「出来なくて困ったことがないから」
- 「モノマネだけで人生は変えられないから」
- 「エンタメとしてしか機能しないから」
という回答もありました。
面白い特技であることと、人生に役立つことは別だと捉える高校生もおり、なくても困らないものを、将来に必要な力としては考えていないのかもしれません。
さらに、
- 「モノマネは人を馬鹿にしているように感じて不愉快だから」
- 「人をバカにしてるようにしか思えない」
- 「人によっては馬鹿にしていると捉えられることがあるから」
と、相手の受け止め方を気にする声も寄せられました。
笑わせるつもりで真似をしても、相手にはからかわれたように感じられることがある。
そうしたすれ違いを考えると、必ずしも人間関係にプラスになるとは思えない高校生もいるようです。
他には、
- 「すべりやすいから」
- 「滑りそうだから」
- 「恥を晒すだけじゃん」
と、自分が披露した時の反応を不安に感じる声も寄せられました。
モノマネをすれば、必ずその場が盛り上がるとは限らず、笑ってもらえなかった時の気まずさや恥ずかしさが先に浮かぶ高校生もいるようです。
人を楽しませる特技として期待する声がある一方で、うまく笑いにつなげられるかどうかも、役立つと考えるかを分けるポイントと言えそうです。
習得したいモノマネが「ある」は22.9%! 特技が欲しい一方、恥ずかしさを感じる高校生も

続いて、令和の現役高校生(男女)に
あなたは、いま習得したいモノマネがありますか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、「ある」と回答したのが22.9%、「ない」と回答したのが77.1%となりました。
モノマネは人生に役立つと考える高校生が6割以上いた一方で、いま習得したいものがある高校生は2割強という結果になりました。
まず、「ある」と回答した高校生からは、
- 「何か一つ特技が欲しいから」
- 「何か一つできるようになりたいから」
- 「持ちネタが欲しい」
- 「何か一つもってると安心だから」
といった声が寄せられました。
特技を聞かれた時に答えられるものや、その場で披露できるネタが欲しい。
モノマネを、自分ならではの持ち味の一つにしたいと考えているようです。
まだ何を真似するかが決まっていなくても、まずは一つ身につけたいという思いが伝わってきます。
また、
- 「周りを笑わせたいから」
- 「友達といる時に盛り上がるから」
- 「学校の友達と笑い合える」
- 「歌の声真似出来ればカラオケで盛り上がる」
という回答もありました。
友達と一緒に過ごす時間やカラオケなど、披露する場面を具体的に思い浮かべている高校生もいるようです。
似ているかどうかをみんなで確かめたり、笑い合ったりする時間も、モノマネを覚えたい理由になっていました。
他には、
- 「もっと増やしたいから」
- 「レパートリーを増やしたいから」
- 「できるモノマネが少ないから」
- 「モノマネが上手かったら、自分のお笑いの幅が増えるから」
と、レパートリーを増やしたいという声も寄せられました。
一つできれば満足する人もいれば、もっといろいろなネタに挑戦したい人もいるようです。
友だちが知っている人物やキャラクターに合わせてモノマネができれば楽しんでもらえる場面も増えるかも…
そう考えている高校生が、持ちネタの幅を広げたいという気持ちになっているようです。
さらに、
- 「好きなキャラクターのモノマネをしてみたいから」
- 「ハマってるアニメがあるから」
- 「憧れの人がやっていたから」
という回答もありました。
人前で披露するためだけでなく、好きなキャラクターや憧れの人が、モノマネを始めたいきっかけになることもあるようです。
好きな声や仕草を自分でも再現できたら、作品や人物を楽しむ方法も一つ増えると考えているのかもしれません。
一方、「ない」と回答した77.1%の高校生からは、
- 「モノマネに興味がないから」
- 「特に考えたことがあまりなかった」
- 「何をやればいいか分からない」
- 「今のところ思いつかない」
といった声が寄せられました。
モノマネに関心がない人に加え、具体的に何を真似したいのか決まっていない人もいるようです。
また、
- 「恥ずかしいからしたくない」
- 「見てるのは好きだけど、やるのは苦手だから」
- 「習得しようとしてもなかなかうまくいかず諦めたから」
- 「役に立つとは思うけど、恥ずかしさもあるから」
といった回答もありました。
見るのは楽しくても、自分が人前で披露するとなると話は別。
うまく似せられるか、周りがどんな反応をするかと考えると、一歩を踏み出しにくい高校生もいるようです。
役立つと思っていても、得意不得意や恥ずかしさが、習得したい気持ちにつながらない理由になっていました。
さらに、
- 「既にモノマネができるから」
- 「もう持ちネタはあるから」
- 「結構モノマネのレパートリーはあるから」
- 「ある程度習得できてるから」
と、すでにモノマネができるという高校生からの声も寄せられました。
今ある持ちネタで足りているため、新しく習得したいものはないようで、同じ「ない」でも、すでに身につけている人が含まれている点は興味深いところです。
なお、
- 「受験勉強をしたいから」
- 「今は別のことに集中したいから」
- 「忙しくてそれどころではないから」
- 「モノマネを習得するには時間がかかるから」
と、時間の使い方を理由に挙げる高校生もいました。
新しいモノマネを練習するより、今は勉強などに時間を使いたい。
興味や得意不得意だけでなく、ほかに優先したいことがあるため、習得を考えていない場合もあるようです。
特に受験を控えた時期には、モノマネよりも目の前の課題に取り組みたいという気持ちがあるのかもしれません。
令和の現役高校生が習得したいモノマネとは!?
では、令和の現役高校生は具体的にはどんなモノマネを習得したいのでしょうか。
寄せられた回答を見ていくと、キャラクターの声から身近な人まで、さまざまな対象が挙がりました。

中でも目立ったのが、キャラクターの「声真似」です。
ミッキーやちいかわなど好きなキャラクターについて話したりするときに、モノマネをするというコミュニケーションの仕方を考えている様子もうかがえます。
また、テレビやSNSで活躍する有名人だけではなく、毎日顔を合わせる先生までモノマネの対象になっているあたり、学校生活で友人同士が盛り上がる光景が目に浮かびます。
好きなキャラクターになりきりたい、友達を笑わせたい、会話を盛り上げたい。
令和の高校生にとってモノマネは、自分の「好き」を表現しながら、周囲とのコミュニケーションを楽しむためのひとつの手段になっているのかもしれません。
モノマネ芸人・こいでまほさんに聞く!モノマネがうまくなるコツとは!?

モノマネをしたい高校生も一定数いるということで、今回は、「aiko」「AI」「ザ・ノンフィクション」などのモノマネで、テレビで活躍をしている芸人・こいでまほさんにモノマネの習得方法を伺いました。

インタビューを受けるこいでまほさん
Q:モノマネをしたいと思う人はどうやって探していますか?
「私は探すというよりなんとなくテレビを見ていたり、街で人間観察してて、あ、今の面白いな、人間臭いな、魅力的だなって自分のテンションが上がる瞬間があるのですが、その時に気づいたらモノマネをしているって感じが多いです。もちろんそれを世に出せるかどうかは、そこからブラッシュアップしないといけないのですが」(こいでさん)
Q:この人のモノマネができそうだな?と思ったらどんな練習をすればよいですか?
「まずは声に出してみて動いてみて、いけそう!楽しい!など感覚でわかると思います。そして客観的に見るために、撮影して表情をチェックしたり録音して耳で聴いてみることがオススメです」(こいでさん)
Q:より、モノマネを似せるためにやるべきことはなんですか?
「たくさん見る、練習あるのみ、そして人前でやってみる。これはもちろんなのですが、モノマネしたい人の性格分析までしちゃうと良いかもです。すごく相手のこと好きになってきます。だんだん脳の中にその人が自然に浮かぶようになってきて、スラスラセリフが出てきたりしたら憑依レベルなんだと思います。あとは、しばらくやっていないと本当にびっくりするくらい“似てない”ってなります!笑寝かせたレパートリーをたまにやってみると今度は新鮮に映る場合もありますので奥深い世界だなと思います」(こいでさん)
【インタビュー】
こいでまほ
ラジオのパーソナリティとしても活躍中。
毎週木曜日FMサルースとイッツコムチャンネル11にて13時から3時間こいでまほさんのトークが聞けます。
他、X、Instagramで出演情報発信中!
今回の調査では、現役高校生の6割以上が、モノマネは今後の人生に役立つと考えていることが分かりました。
人との距離を縮めたり、場を和ませたりする特技として期待する一方で、恥ずかしさや相手の受け止め方を気にする声も寄せられていました。
習得したい対象には、好きなキャラクターや有名人だけでなく、学校の先生も登場。
誰のモノマネをするかに加え、“誰に、どんな場面で見せたいか”にも、高校生それぞれの思いが表れているようです。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.7.31〜2026.8.28
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 700名
調査方法 インターネットリサーチ


