来月、4月1日はエイプリルフール。
「ウソをついてもいい日」として知られ、友達同士での冗談やSNSでのネタ投稿が盛り上がる日です。
その起源には諸説ありますが、有力とされているのは16世紀のフランス。
暦の変更によって新年が4月から1月へと移った際、4月に祝い続けた人々をからかったことが始まりといわれています。
そこから「ウソやいたずらを楽しむ文化」として世界中に広がりました。
そんな“ウソが許される日”にちなんで、令和の現役高校生に「ウソ」に関するリアルを調査しました。
令和の現役高校生の4人に3人 今年に入ってすでにウソをついていたことが判明!

まず、ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に、
今年に入ってウソをつきましたか?
と聞いたところ、
「ついた」75.7%
「ついていない」24.3%
となり、4人に3人の現役高校生は2026年が始まってまだ数ヶ月というタイミングでも、すでに多くのウソを経験していることが分かりました。
一方、ウソを「ついていない」と回答した24.3%の高校生の理由を見ていくと、
- 「嘘はダメだから」
- 「嘘をついてもいいことはないから」
- 「嘘をつく人は信用されないから」
- 「嘘つくのは良くないから」
など、「信用」「いいことない」というワードが多く出る結果に。
ウソをつくことで、その場は良くても長い目で見るとし信用を無くし自分に返ってくるという感覚を持っているのかもしれません。
また、
- 「嘘つくのが苦手」
- 「嘘が下手だから」
- 「正直な人間だから」
- 「正直に生きている」
- 「清純派だから」
と、「嘘をつかない自分」をアイデンティティにしている高校生も目立ちました。
友人などにも“正直キャラ”と思われている側面もあるようで、自分のキャラを崩したくない一心でウソをつかない高校生もいました。
他には、
- 「嘘をつく機会がないから」
- 「休みで友達と会ってないから」
- 「誰とも会わなかったから」
- 「そんな嘘をつくようなことがないから」
といった、ウソをつく機会そのものがなかったという高校生もいました。
学生でのオンラインが中心だったり、長期休みが中心の生活ですと、そもそも「ウソをつくべき場面」が減りやすい現実もあるようで、人と会う時間が短いほどウソのトラブルは減りますが、「ネタとしてのウソ」で盛り上がる機会も同時に失っているのかもしれません。
ウソをついたことがある高校生「今年10回以上ウソをついた」が最多に

続いて、ワカモノリサーチでは「ウソをついたことがある」全国の現役高校生(男女)に、
今年、何回ウソをつきましたか?
というアンケート調査も実施。
「1回」「2回~3回」「4回~5回」「6回~9回」「10回以上」の5択で回答をしてもらったところ、最も多かったのが「10回以上」で46.7%。
今年ウソをついた高校生の約半数が日々当たり前のようにウソをついていることが分かりました。
その理由を見ていくと、まず目立ったのが「自分や人を守るため」のウソ。
- 「自分を守るため」
- 「人や自分をまもるため」
- 「自分の身に危険が迫ったから」
- 「嘘つかなければならない状況に陥るから」
などの回答が寄せられました。
なお、ここでいう「身に危険」は、物理的なものというより「怒られる」「評価が下がる」「嫌われる」といった、メンタル面や人間関係のダメージを指しているもの。
そう考えるとストレートに“叱られるのが嫌でウソをつく”ともとれそうです。
そんな“叱られるのが嫌でウソをつく”ということを回答している高校生も多く、
- 「怒られたら怖いから」
- 「嘘をつかなかったら怒られそうだから」
- 「嘘をついたほうが都合がよかったから」
- 「自分の都合を合わせるため」
といった声も寄せられました。
ここには、「本当のことを言って正面からぶつかる」より、「ウソでその場をやりすごす」ほうがラクに感じるという空気があり、怒られるリスク・説教の長さ・めんどくささ…
そうしたものを一気に避ける“最短ルート”として、ウソが選ばれている場面もありそうです。
また、、
- 「バイトのために部活休むためなどなど、、」
- 「部活に大幅に遅刻しそうだったから」
- 「課題が終わらなかったから」
など、時間やリソースが足りない時にウソをついている高校生もいました。
このような高校生は常習性もありそうで、日ごろから「休み癖」「遅刻癖」が強い傾向にもありました。
そう思うと…少しは叱られて襟を正す必要もありそうです。
他には、
- 「きずつけないため」
- 「人を悲しませないための嘘」
- 「場の雰囲気を壊さないため」
- 「話の都合をつけたくて」
- 「世の中にはついていいうそもあると思うから、けっこう嘘つちゃう」
といった“相手を傷つけないため”という優しさからウソをつく高校生や、
- 「笑いを取るために冗談を言うことがあるから」
- 「場を盛り上げるため」
- 「友達と遊びで騙しあっていた」
- 「人狼めっちゃやったから」
など、ウソをエンタメそのものとして日常的に使っている高校生。
- 「日常的に嘘まみれ」
- 「虚言癖があるから」
- 「嘘をついて生きている」
- 「人をだますのがすきだから」
- 「嘘をついて道化師のマネをしているからです」
と、ウソをつくことに罪悪感がなく、自分のキャラとしている高校生もいました。
これらの背景には昨今のSNSの炎上や誹謗中傷などもあるのか。
「本当の自分」をそのまま出すのが少し怖いからこそ、「ウソをつく自分」という仮面で周りと関わっているという読み方もでき、その結果、日常で当たり前のようにウソをつくことになっているようです。
少数派は「厳選されたウソ」 ゼロ派は“正直キャラ”を守る傾向に
「10回以上」に次いで多かったのが、「2回~3回」(19.8%)。
この回答をした高校生からは、
- 「人を思いやった嘘はついた」
- 「人を傷つけないための嘘だったから」
- 「相手を傷つけないように」
- 「必要な嘘だったから」
などの回答が寄せられ、比較的“厳選されたウソ”をついているという印象となりました。
- 「物事を円滑に進めるため」
- 「同じものをプレゼントしてもらった時に相手が落ち込まないように」
- 「母を傷つけないために嘘をついた」
といった声もあったことから、一つひとつのウソに意味づけをしていて、「これは必要だった」と自分の中で整理してウソをついている様子見感じられました。
次いで、「4回~5回」(13.2%)と回答した高校生からは、
- 「学校サボるため」
- 「お年玉の額を減らして親に答えた」
- 「お菓子を買ったことがバレたら怒られるから」
- 「友達との秘密ごとを隠したかったから」
- 「料理がおいしいなどの嘘をついた」
など、生活における少し攻めたウソが多い傾向となりました。
ただ、
- 「ネタで嘘ついた」
- 「ふざけて嘘ついた」
といった冗談の意見もセットになっていてるので、完全な“黒いウソ”というより、グレーゾーンを器用に使っている印象も垣間見えたそうです。
次いで、「1回」(12.8%)と回答した高校生からは、
- 「知られたくない真実もあるから」
- 「少し見栄を張りたかった」
- 「都合が悪かったから」
- 「友達に内緒で映画を観に行って実は2回観たけど、友達と観に行ってた時に『初めて観る!』といったこと」
といった回答が集まり、なおかつその一回のウソをハッキリと覚えているようでした。
そこには、人間関係の微妙な揺れや、自分のプライドが反映されているようです。
また、
- 「魔が刺した」
- 「塾の先生に志望校に落ちてないと嘘をついた」
といった回答から“やらかした自分への後悔”も感じる結果に。
それだけ、自分自身にとって大きなウソとなっているので、この1回は生涯忘れられないウソになっていくのかもしれません。
なお、まだウソをついていない高校生から、
- 「エイプリルフールは嘘つく日だから」
- 「エイプリルフールは嘘つくよって友達に言ったから」
など、間もなくやってくる4月1日に今年1回目のウソをつくという宣言がありました。
いったいどんなウソをつくのか。
今年初のウソですので、しっかり胸に刻まれるウソにしてもらいたいものです。
最後、「6回~9回」(7.5%)と回答した高校生からは、
- 「嘘も方便だから」
- 「都合の悪いことがあると嘘つきがちだから」
- 「嘘をついたほうが人を傷つけないこともあるから」
- 「自分を守るために嘘つきたかったから」
など“自分を守ること”と“相手を守ること”を両方理由にして、ある程度“ウソ込み”で人間関係を構築している傾向がありました。
「数えたらそのくらいだけど、もっとウソをついているかも」という高校生もいたことから、6回を超えてくると月に数回はあたりまえのようにウソをついていることになるので、思い出したウソが出てきたら10回を超えるウソをついている可能性も否定できないと言えそうです。
今回の調査では、1年の4分の1しかたっていないのに、すでに「10回以上ウソをついた」高校生が最多だったことがわかりました。
この背景には「自分を守る」「人を守る」「場を盛り上げる」「日常のめんどくささをショートカットする」といった、いろいろな目的の小さなウソが日々積み重なっていることがありそうです。
そんなウソが日常化している中で、「嘘はよくない」「信用を失う」とまっすぐに考え「ついていない」と答える高校生が4人に1人いたことは、むしろすごいことなのかもしれません。
あなたは今年、ウソをつきましたか。
ぜひ、人生が破綻するウソだけは避けてもらいたいと願うばかりです。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2026.3.6〜2026.3.16
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 300名
調査方法 インターネットリサーチ

.webp)
