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5人に1人の高校生 じゃんけんで「最初はグー」をやらないことが判明!

5人に1人の高校生 じゃんけんで「最初はグー」をやらないことが判明!

日本人なら誰もがやったことがある「じゃんけん」。

いろんなじゃんけんのやり方がある中、メジャーなのが「最初はグー」です。

これは、ザ・ドリフターズのメンバーだった志村けんさんがTBSの番組「8時だョ! 全員集合」で使用したことがきっかけになり全国的に広がったと言われています。

そんな、日本人なら誰もが当たり前のようにやる「最初はグー」は、令和の若者にも浸透しているのでしょうか。

目次

「最初はグー」をやらない17.1%の高校生「負ける可能性が高い」などの声

あなたはじゃんけんをするとき「最初はグー」をしますか?

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に

じゃんけんをするとき「最初はグー」をするのか否か

について調査。

その結果、「最初はグー」を「する」と回答したのが82.9%、「しない」と回答したのが17.1%となり、意外にも5人に1人は「最初はグー」をしていないことがわかりました。

「しない」と回答した高校生からは、

  • 「チョキだす癖が何故かでちゃう」
  • 「(そのあと)チョキを出してるイメージだから」
  • 「(最初はグーの後)パーしか出せない」
  • 「絶対負けるから」
  • 「負ける可能性が高くなる」

など、「最初はグー」をしてしまうことで、勝負のじゃんけんになったときにグー以外を出そうと考えてしまい、結果「チョキ」か「パー」を出すことで、負けてしまうという声が多く寄せられました。

「グー」「チョキ」「パー」の3択の中でじゃんけんをしますが、「最初はグー」をすることで、選択肢は「チョキ」か「パー」のみに。

負ける確率が上がってしまう事への懸念が「最初はグー」をしたがらない背景にあるようです。

他には、「幼い頃はしていたが、最近はしなくなった」といった高校生になってしなくなった意見や、

  • 「時短のためにやらない」
  • 「早くじゃんけん終わらせたいから」

など、無駄な時間を浪費することへの嫌悪感などの声が高校生からは噴出。

  • 「よくわからない」
  • 「知らないから」

と、「最初はグー」そのものを知らないという高校生もごく一部ではありますがいたそうです。

「最初はグー」をする高校生「それが当たり前」「タイミングが合うから」

続いて、82.9%の「最初はグー」を「する」と回答した高校生の意見を見ていくと、

  • 「それが当たり前になっている」
  • 「そう教わったから」
  • 「みんなやっていたから」
  • 「それがジャンケンの作法だから」
  • 「お決まりのパターンだから」
  • 「かってに口から出ているから」
  • 「グー癖がついているから」
  • 「しない人はちょっと面倒臭いから」
  • 「え、しない人いるんですか?」

といった、「最初がグー」をすることの方が普通だと考えている声。

  • 「じゃけんぽんだけだったらなんか急すぎるから」
  • 「じんけんほいだけだとなんか寂しいので」

などの意見もあり、「最初はグー」がないと大半の高校生はじゃんけんに物足りなさを感じているようです。

他にも目立ったのが、

  • 「タイミングが合うようになるから」
  • 「タイミングを合わせたいから」
  • 「タイミングが取りやすい」
  • 「やらないとタイミングが分からなくなるからです」
  • 「リズムを合わせるため」
  • 「掛け声があった方が揃いやすい」

などの高校生の意見。

「最初はグー!じゃんけんぽん!」というリズムでじゃんけんをすることで、じゃんけんに参加している全員とタイミングを合わせられ、公平なじゃんけんをすることができると考えているよう。

後出しもしにくいことから、じゃんけんにおける「最初はグー」は大発明なのかもしれません。

また、「する」と回答した高校生から意外と多かったのが、志村けんさんに対する声。

  • 「志村けんさんを尊敬しているから
  • 「しむらさんが大好きだから」
  • 「志村けんが考えたから」
  • 「志村けんが作ってくれたから」
  • 「志村さんの影響」
  • 「志村けんをリスペクトしているから」
  • 「志村さんから広まった日本の伝統だから」
  • 「志村けん大好き!!」

「最初はグー」の由来が志村けんさんにあると知っている高校生も一定数いたようで、志村けんさんを敬っている高校生もいました。

そんな志村さんが残してくれた「財産」だからこそ、じゃんけんをする時には、必ず「最初はグー」をするようです。

今回の調査では、「最初はグー」という日本人にとって当たり前と思われていたルールも、5人に1人は当たり前ではなくなりつつあることが明らかになりました。

それでも8割以上の現役高校生がこの掛け声を続けているのは、単なる習慣を超えた“文化”として受け継がれているからかもしれません。

“昭和のテレビ番組”から生まれたこの一言が、令和の高校生にも根付いていること。

今、志村けんさんがこの世にいたらお伝えしたくなりますね。

(調査・文/ワカモノリサーチ)

調査期間  2025.9.30〜2025.10.15
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ 
調査対象  全国の現役高校生(男女)
有効回答数 479名
調査方法 インターネットリサーチ

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