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令和の現役高校生に聞いた!月に自由に使えるお金ランキング 7割が1万円以下という結果に

令和の現役高校生に聞いた!月に自由に使えるお金ランキング 7割が1万円以下という結果に

スマホ代や推し活、ゲーム課金…。

高校生にとって「月に自由に使えるお金」は、日常生活の楽しさや充実度に直結する重要なテーマとなります。

そこで、ワカモノリサーチでは全国の高校生を対象に、

月に自由に使えるお金はいくらですか?

というアンケート調査を実施。

今回は、その結果をランキング形式でご紹介しながら、高校生の金銭事情を分析していきます。

目次

高校生が月に使える額「5000円〜1万円」が最多

月に自由に使えるお金ランキング

今回の調査で第1位となったのが「5000円〜1万円(42.3%)」

この回答をした高校生からは、「毎月のお小遣いが5000円だから」といった声がほとんど。

家庭で決められたお小遣いで生活するのが日常となっているようです。

ただ、この金額については、「高校生にはちょうどいいから」と肯定する意見がある一方で、「遊んだらすぐ消える」と不満をもらす声も少なくなかったようです。

また、親に管理をされているという声も。

  • 「親がそのくらしかくれない」
  • 「5000くらいしか貰えないから」
  • 「支給制度的な感じでもらっているけど少ない」

など、自由に使えるお金を決められないという声が目立ち、金額に関しても不満を抱える意見が目立ちました。

続いて第2位にランクインしたのが「5000円以下(26.7%)」

  • 「お小遣いが3000円だから」
  • 「5000円が月のお小遣いだから」

など、親からもらえる月の金額が5000円以下の高校生からの声が多く集まりました。

中には、

  • 「お小遣いなしだから」
  • 「使いたい時に申請する感じだから」
  • 「お小遣いが渡されなくてお年玉だけだから、月にちょっとしか使えないから」

など、お小遣いをもらっていない高校生も。

説得すれば増えるという柔軟さもありますが、親や制度に強く縛られていることで不満を訴える声も多く集まりました。

また、1位と2位だけで7割近くの回答を得る結果になりました。

令和の現役高校生の大半は、不満を持ちながらも月に1万円以下でやりくりしているようです。

第3位には「1万円〜1万5千円(10.1%)」がランクイン。

ここでも、「お小遣いが1万円」という“お小遣いの金額”で回答する高校生が多かったそうです。

ただ、1万円以下と違ったのが、

  • 「お小遣い+貯金があるから」
  • 「お祝いでもらったお金を小出しにしてる」

など、お小遣いと貯金を合わせることで、多少の自由度がでるという意見。

それでも、

  • 「母が管理しているから、そんなにたくさんくれない」
  • 「親が金銭感覚をしっかり掴むためにこの金額にしている」

など、親が管理しているケースも多く、まだ本人の裁量は限定的。

1位2位に比べて金額は増えても親のルールに影響を受けている実態はありました。

なお、1万5千円以下と回答した高校生を全て合わせると約8割。

また、TOP3から「アルバイトをしている」といった自分で収入を得ている声は皆無だったことから、ほとんどの高校生が月に自由に使えるお金が1万5千円以内で、アルバイトもしていないという結果となりました。

第4位は「1万5千円〜2万円(5.1%)」。

この回答をした高校生から「アルバイト」をしているという意見も出てくるようになりました。

  • 「お小遣いとバイトしているから」
  • 「バイトで6万くらいは入るけど貯金してます!私偉い!」
  • 「バイト代は貯めて余ったお小遣いが2万くらいかも」

など、お小遣いに加えてバイトをしているケースが目立ち、金額的な自由度は広がっているようです。

しかし、

  • 「高校生だからいっぱい遊びたい!」
  • 「カラオケ行きまくるからあんま残らない月もある」

などの意見もあり、月に自由に使えるお金が1万5千円を超えると浪費する高校生も増える傾向にありました。

第5位は「2万5千円〜3万円(3.0%)」。

この回答をした高校生の8割が「バイトをしているから」という理由を挙げていました。

ある程度バイトで稼ぎ貯金をしたり、日常で使用する予算を抜いた自由に使える金額が「2万5千円〜3万円」となるのでしょう。

また、「お小遣い+バイト」と併用している声も残っており、この金額では完全に自立はできないこともわかりました。

6位以下は高額傾向 家庭環境なども影響している!?

月に自由に使えるお金はいくらですか?

6位以下の結果を見ていくと、月に自由に使える金額が高額なことがわかります。

この理由を見ていくと、

  • 「パパが医者だから」
  • 「親が都度くれるし制限がないから」
  • 「貯金はデビットカードとかで自分で管理しているので使いたい時には使える」

など、家庭の経済力が背景にあるそう。

また、他の回答と比較して、生活や娯楽の選択肢が無制限に広がるのが特徴。

お金に縛られない暮らしをしていることもわかりました。

また、

  • 「バイトをかけ持ちしているから」
  • 「バイトでめちゃ稼いで貯金があるから」
  • 「学校とバイトの往復で気付いたらお金が貯まってた」

など、バイトで汗をかき、自分で稼ぐ姿勢を示す高校生もいました。

「貯金」という回答をする高校生も目立ったことから、日々の生活費やバイト代をコツコツ積み上げた成果として、ある程度のお金が使えると考えているようです。

アイドルやインフルエンサーなど、若いうちに日の目を浴びる職業がフォーカスされることもあり、10代でも大人に近い金額を稼ぐことが珍しくなくなりました。

それでも、ほとんどの高校生が「1万円以下」「1万5千円以下」の自由に使えるお金でやりくりをしていることがわかった今回の調査結果。

意外と「お金で買えない」ことで日々を充実させているのかもしれません。

(調査・文/ワカモノリサーチ)

調査期間  2025.7.22〜2025.8.4
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ 
調査対象  全国の現役高校生(男女)
有効回答数 435名
調査方法 インターネットリサーチ

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