学生時代の一幕で、キャラの濃い先生のモノマネをしたり、言い回しに特徴があるアニメキャラのモノマネをしたりする人はいつの時代にも存在します。
それだけ、モノマネというのは身近で周りを笑顔にする芸ともいえますが、令和の女子高生でモノマネをする人はいるのでしょうか。
34.5%の得意なモノマネがある女子高生「似ていると言われたから」などがきっかけに

ワカモノリサーチでは全国の現役女子高生に
あなたには得意なモノマネがありますか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、「ある」と回答したのが34.5%、「ない」と回答したのが66.5%となり、約3人に1人の女子高生は「得意なモノマネがある」ということがわかりました。
そんな、得意なモノマネがある女子高生は、学校の友達などの前でモノマネをした際
「似ていると言われたから」
というのがきっかけになっている声が多かったようです。
また、
- 「ふざけるのが大好き」
- 「みんなが笑ってくれるから」
- 「一芸として一応用意してある」
- 「面白いことが好きだから」
- 「友達にほめられるから」
など、学校での立ち位置がお笑い担当になっている女子高生などが、得意なモノマネを通じて周りを笑顔にしたりすることに喜びを感じている傾向もあるようでした。
なお、ここに該当する女子高生は、お笑い芸人のように日々できるモノマネを探求し、練習も頑張っているようです。
他には、
- 「いつのまにかできるようになっていた」
- 「気づいたら似ていた」
など、自分でもわからないうちにモノマネを習得できていたという女子高生もいたようです。

そんな、得意なモノマネを持っている女子高生に
自分の一番得意なモノマネは何か?
を伺い、その結果をランキングにしたところ、栄えある第1位には「スティッチ」が輝いたそうです。
女子高生にはディズニー好きも多く、モノマネができると鉄板に盛り上がること間違いないそうです。
また、第2位にはクレヨンしんちゃんの「野原しんのすけ」、第3位には同じくクレヨンしんちゃんの「ボーちゃん」がランクイン。
どちらも個性的な声のため、モノマネもしやすいのでしょう。
また、TOP3のモノマネはすべて“低音ボイス”ということで、意外と高音より低音の方が似やすい傾向があるのかもしれません。
また、第4位には「ドラえもん」がランクイン。
現在、ドラえもんの声優は水田わさびさんが担当していますが、その前の大山のぶ代さんのドラえもんのモノマネをする女子高生もいたようです。
第5位にランクインしたのは「んぽちゃむ」。
イラストレーターの「可哀想に!」さんが手掛けたキャラクターでYouTubeやSNSで話題になっています。
独特の高音ボイスが比較的モノマネしやすいのか、TOP5入りを果たしたということです。
得意なモノマネがない女子高生「難しい」「恥ずかしい」などの声
65.5%の「得意なモノマネがない」と回答した女子高生からは、
- 「モノマネは難しくてできない」
- 「恥ずかしからやらない」
など“難しい”や“恥ずかしい”という感情からモノマネにチャレンジすることがなく、結果として得意なモノマネを持っていないという意見が寄せられました。
また、
- 「あまりモノマネしたことがないから」
- 「モノマネする機会がないから」
といった、そもそもモノマネをするような環境がないという意見や、
- 「モノマネが下手くそだから」
- 「モノマネが苦手だから」
- 「モノマネしてもスベるのわかってる」
など、チャレンジはするも、あまりの「似なさすぎ」でとても人前で見せられる代物ではないと感じている女子高生の声も多かったようです。
- 「面白い系じゃないから」
- 「笑いをとるセンスがないから」
と、自分の性格や立ち位置から「モノマネをやるキャラではない」と自覚している女子高生も。
得意なモノマネがない女子高生は、“そもそもモノマネをやらないタイプ”が主流だということも判明したようです。
今回の調査では、令和の女子高生にとってモノマネは“笑いのネタ”でありながら、“自分の個性を出すきっかけ”にもなっていることがわかりました。
得意な子はクラスのムードメーカーとして盛り上げ、苦手な子はちょっぴり恥ずかしがり屋さん。
ですが、そのどちらも、みんなで笑い合う時間を大切にしている点では同じかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.8.22〜2025.9.6
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役女子高生
有効回答数 498名
調査方法 インターネットリサーチ