まもなく2025年が終わろうとしています。
今年、うまくいった人もいれば、納得できる1年を過ごせなかった人、いろんな人がいることでしょう。
そして、年の瀬になると「今年やり残したことはあるかな?」と考える人も多く、それは令和の若者でも同じこと。
そこで、ワカモノリサーチでは全国の14歳~19歳の若者(男女)に、
あなたは、2025年やり残したことはありますか?
というアンケート調査を実施しました。
いったい、どの程度の若者が「やり残したこと」があるのでしょうか。
今年まだやり残したことがある若者「勉強」「恋人」「遊び」に未練がある結果に

今回の調査で、2025年にやり残したことが「ある」と回答した若者は54.6%いる結果に。
半数以上の若者が2025年、まだやり残したことがあることが分かりました。
中でも、
- 「もっと勉強すればよかった」
- 「もっと頭よくなりたかった」
- 「もっと英単語やっとけばよかった」
- 「もっとピアノを弾けばよかった」
- 「テストの点数が悪かった」
- 「テストで学年1位とれなかった」
- 「成績が伸ばせてないです」
- 「受験勉強を始められなかった」
- 「来年受験生なので、それに向けた勉強がまだ不完全だから」
など、“勉強”や“習い事”に関する回答が多く寄せられました。
中学生・高校生・大学生のうちは学業がメインです。
その学業で、自分の目標に届かなかったり、手を抜いてしまったことへの後悔もこの回答には含まれているかもしれません。
また、
- 「彼氏ができなかった」
- 「まだ彼女を作っていないから」
- 「彼女とデートしてみたかった」
- 「元彼と別れんかったら良かった」
- 「好きな人に思いを伝えること」
- 「告白し損ねた」
- 「恋愛をしてないから」
といった“恋人”に関する回答も目立ちました。
特に、恋をしたいのに“好きな人自体ができない”という根本的な悩みや、勇気が出ず“好きな人がいるのに気持ちを伝えられなかった”という未練を語る若者が多い傾向に。
一度も恋愛をしたことがない若者が多くなっている昨今ですが、今回の調査では意外と「甘酸っぱい悩み」を持っている若者は少なくないことも判明しました。
“勉強”や“恋人”を同じくらい回答があったのが、
- 「もっといっぱい遊びたかった」
- 「もっと遊べばよかった」
- 「もっと友だちと遊びに行きたい」
- 「ぜんぜん遊び足りない」
- 「ゲームたくさんやりたかった」
- 「ゲームをやりたりない」
など“遊び”に関すること。
エネルギーが有り余っている若者たち。
「1年中遊んでもやり残した感じがする」という声もあることから、“遊び”に集中している若者はどれだけ遊んでも「やりきった」と満足することはないのかもしれません。
他には、
- 「LIVEいけてない」
- 「もっとグッズ等買いたかった」
- 「好きなバンドのライブに行くこと」
と“推し活”に対して「やり残し」を感じている若者や、
- 「お金が無い」
- 「お金稼ぎたい」
といった“アルバイト”でもっとお金が稼ぎたかったという若者。
- 「喧嘩別れした彼女ともう一度話がしたかった」
- 「友人関係をやり直したいなって思ってたけど勇気出なくてまだです」
と、“友人”や“恋人”との関係を今年中に修復できず「やり残したことがある」と考える若者などがいたようです。
また、女性のみの意見で印象的だったのが
- 「ダイエットもっと頑張りたかった」
- 「ダイエットを継続していけばよかった」
といった”ダイエット“に関する声。
ありのままでも十分素敵な若者女性でも“美”に対しての目標を達成できないと未練を感じるようでした。
さらに、女子高生からは、
- 「JKたくさんやり残した」
- 「JKでしたかったこと全然出来なかった」
- 「もっとJKすればよかった」
- 「もっと友達と制服で遊んどけばよかった」
などの意見も。
“制服を着て遊園地に出かける”
“女子高生だけで動画撮影する”
そういった、JKだからできること、許されること、今しかできないことなどをやれずに2025年が終わってしまい、少し後悔している女子高生もいたようです。
今年やり残したことがない若者「やりきった」の声多数に
一方、2025年にやり残したことが「ない」と回答した45.4%の若者からは、「やりきった」という回答が数多く集まりました。
- 「やりたいことはやれた」
- 「やりたいことはやり切った」
- 「やりたいことは全部やったから」
- 「すべてやりきったから」
- 「ぜんぶやりきった」
- 「いっぱいやりきったから」
- 「満足いった1年だった」
意外にも、2025年に満足をしている様子で、“今年は@@がしたい”と思ったことを達成できた若者は少なくないようです。
また、
- 「ちょー楽しかった」
- 「いっぱい楽しんだ」
- 「全力で楽しめたから」
- 「JKしっかり楽しんだから」
- 「もう充分楽しんだ」
- 「色んなことができて楽しかったから」
- 「楽しく過ごせた1年だったから」
といった“この1年楽しかった”という若者も目立ちました。
国内は物価高で生活は苦しく、簡単に旅行に行ったり高額なものを買うことができなくなっています。
それでも、令和の若者は身の丈にあった“自分たちなりの楽しみ方”を見つけて人生を楽しんでいることもわかりました。
そのため、今の生活でも大人に比べて満足度は高いのかもしれません。
他には、
- 「受験で頑張ったから」
- 「受験にも合格し、楽しい年にできた」
と、大きな難関である受験を突破できた若者や、
- 「好きなバンドのライブに何度も行けたから」
- 「趣味であるライブも存分に行けたから」
といった納得がいくまで“推し活”ができた若者が、2025年は「やり残したことはない」と回答をしていたようです。
今回の調査では、半数以上の若者が「やり残したことがある」と感じる結果となりましたが、「やり残し」があるからこそ次の1年への目標が生まれ、その後「やりきった」と思える経験が自信につながっていくことでしょう。
2025年の終わり、令和の若者たちはそれぞれの想いを胸に、新しい年へと一歩を踏み出そうとしているようです。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.11.25〜2025.12.9
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の14歳~19歳の若者(男女)
有効回答数 282名
調査方法 インターネットリサーチ


