本日9月3日は人気漫画「ドラえもん」のお誕生日です。
正確には2112年生まれということで、あと87年後に誕生するということになりますが、人生100年時代!技術の進歩も著しい昨今です。
いまの若者はもしかしたら…本物のドラえもんに会うことができるかもしれません!
そして、もしドラえもんに会うことができたら、お友達になることができたら、秘密道具の1つや2つ欲しいと思うのではないでしょうか。
令和の現役高校生 一番欲しいひみつ道具は「どこでもドア」

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生に
ドラえもんのひみつ道具で一つゲットできるとしたら何が欲しいですか?
というアンケート調査を実施しました。
そして、集計結果をランキングにしたところ、第1位には「どこでもドア」(57.2%)が輝いたということです。
しかも、現役高校生の6割近くの回答がこの「どこでもドア」。
使い勝手の良さだけでなく、知名度の高さも露呈したそうです。
そんな「どこでもドア」と回答した高校生からは、学生らしく“通学に利用したい”という意見が多数集まりました。
- 「高校にすぐ通えるから」
- 「学校に直で行けるから」
- 「学校に一瞬で着きたいから」
- 「歩いて学校に行かなくて済む」
- 「雨の日とかに扉出てすぐ教室に行けたら最高」
- 「学校遅刻しそうになってもすぐ学校まで行けるから」
- 「学校終わったらそのまま自分の部屋のベッドにダイブしたいから」
- 「真夏の暑っつい日に学校から家まで帰るのがしんどいから使いたい」
- 「通学時間などの移動時間が無駄と日々感じているため」
- 「遅刻ギリギリに起きて学校に直行したいから」
- 「学校に忘れ物をした時一瞬で戻れる」
このような回答から通学時間が面倒くさい、勿体ないと感じている高校生がかなり多いことも判明。
- 「家から駅まで汗をかかずに行ける」
- 「彼氏にすぐに会いに行けるから」
- 「さくっと買い物ができる」
などの意見も多かったことから、通学も含め、比較的身近なことで「どこでもドア」を使用して、日々の生活を豊かにしたいと考える傾向にもあったようです。
また、金銭面に対しての意見も多かったようで
- 「電車代浮くから」
- 「旅費が無料だから」
- 「交通費かからないのが最高」
- 「移動費がかからないのが嬉しい」
- 「移動するためのお金が浮くから」
- 「無料でディズニーいける」
といった、交通費・移動費・旅費・入場料などがかからないことにメリットを感じる高校生も多数いたそうです。
なお、1986年に刊行された「ドラえもん道具カタログ」によると、どこでもドアの値段は64万円。
令和では海外旅行1回でも場合によっては64万円近くかかる時代です。
もし「どこでもドア」が現在に存在していたら非常にコスパがよく、お買い得品になっていたかもしれません。
これこそ「どこでもドア」の醍醐味と感じられる意見も。
- 「海外に行きたいから」
- 「海外旅行が気軽にいけるから」
- 「いろいろなところを旅したいから」
- 「世界中旅行したいから」
- 「行きたい国に行けるから」
- 「遠くの場所に行きたいときすぐに行ける」
といった旅行、とりわけ“海外旅行”へパスポートもなく気軽に行けることに魅力を感じていたようです。
円安物価高で、現実を見ると「海外には行けない」と感じている高校生は少なくなく、「どこでもドアさえあれば!」と切に願う声もあったようです。
続いて第2位には「もしもボックス」(13.7%)がランクイン。
「もしも●●なことがあったら」とボックスの中の電話に話すと、そのとおりの世界になってしまうという代物とあり、高校生からは、
- 「これ一つでなんでもできる」
- 「なんでも叶うから」
- 「どんな願いにも対応できそうだから」
- 「なんでも出来そう。私が魔法使いになれるかも」
- 「人生が思い通りになるから」
- 「やりたいこと全部やれる」
- 「おれが王様になれる」
など、受話器に話したことが全て実現することへのメリットについての回答が目立ちました。
「もしもボックスに“どこでもドアのある世界にして”といえばどこでもドアだって作れる」
と1位に輝いた「どこでもドア」の実現も可能という意見もあったことから、“もしもボックスこそ最高のひみつ道具”と感じている高校生も多かったようです。
また、「もしもボックス」と回答した高校生からは具体的な意見も。
- 「納得いかない法律をなくさせる」
- 「暑いときに自分だけ暑さを感じなくしたい」
- 「好きな人と付き合えるようにもっていきたい」
- 「(部活などの)大会でも勝てるようになりたい」
- 「洋服のない裸の世界をつくりたい」
- 「この世からテストをなくす」
- 「ハリーポッターのような世界にしたい」
といった、夢のような世界を具現化したいという声や、まるで七夕の短冊に書く“お願いごと”のような回答もあったそうです。
第3位にランクインしたのは「アンキパン」(7.3%)。
ノートや本に写して食べれば たちまち暗記することができる便利な道具。
- 「テストでいい点とりたいから」
- 「受験勉強がつらいから」
- 「テストで無双できる」
- 「世界史を暗記パンで一夜漬けなしで覚えたい」
- 「勉強が楽になりそう」
- 「暗記無理だからこれがあれば最強」
- 「英単語を覚えまくりたい」
といった、高校生らしくテストや勉強で使用したいという意見がほとんどとなりました。
テストなどが定期的に身近にある学生を対象に調査したからこそ第3位にランクインしたのかもしれません。
なお、約8割の高校生がTOP3のひみつ道具をゲットしたいと回答。
「どこでもドア」「もしもボックス」「アンキパン」が令和の現役高校生にとっての“三種の神器”となったようです。
TOP10も人気のひみつ道具が満載!「どくさいスイッチ」を欲する高校生も

少数派となった4位以下ですが、誰もが知っている人気のひみつ道具が目白押しとなりました。
4位の「タケコプター」(7.1%)には
- 「空を飛べるから」
- 「空飛んで登校したい」
- 「色んなところに飛んでいきたい」
- 「空を飛ぶことにロマンを感じるから」
など、“空を飛んでみたい”と考える高校生の意見が集まりました。
- 「空を眺めて広い世界を旅したい」
- 「タケコプターだけで世界旅行したい」
といった声もありましたが、タケコプターは時速80キロで約8時間の飛行が可能。 距離にして640キロ程度。
東京からだと神戸あたりまでの距離となるので、仮にタケコプターが現実となったとしても、海外に着く前に海に落ちてしまう可能性もあることは頭に入れておく必要はありそうです。
第5位の「四次元ポケット」(3.1%)と回答した高校生からは、「なんでも入るから」の声が多く、家にあるいらないモノの整理にも良いという意見も。
断捨離には必須アイテムなのかもしれません。
第6位の「タイムマシン」(2.1%)と回答した高校生からは、未来よりも過去に戻りたいという声が。
- 「過去に戻ってやり直したいことが沢山あるから」
- 「過去に戻って全く違う人生を歩んでみたいから」
- 「記憶を持ったまま、過去の人生をやり直してみたいから」
など、10代のうちから“人生をもう一度やり直したい”と考える高校生も一部ですがいたようです。
第8位の「スモールライト」(1.3%)には、「小さい世界を体験したい」などファンタジーな意見が。
第9位の「透明マント」(1.2%)には、「透明人間になってみたい」という欲望を持った高校生が。
第10位の「ほんやくコンニャク」(1.0%)には、「ペットと会話したい」などの回答が集まったということです。
また、気になったのが、第7位にランクインした「どくさいスイッチ」(1.7%)と回答した高校生の意見。
- 「嫌いな人を消したいから」
- 「嫌いな人を抹消します」
- 「みんながうざいから」
- 「嫌になったらなんでも消せる」
- 「この世を破壊したいから」
など、闇の深い意見が寄せられました。
“消したい相手の名前を呼びながらスイッチを押すと、その人が実際に消えてしまう”
という恐ろしいひみつ道具なのですが、
“どくさいスイッチを使ってまで消したい相手がいる”
と思っている高校生がいるということは、現実問題としてしっかり考えていかないといけないことなのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.7.5〜2025.7.21
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生
有効回答数 605名
調査方法 インターネットリサーチ