2026年も受験シーズン真っ只中。
受験生にとって希望の進路に向かって勉強のギアを上げる時期になっていくこの冬、大学受験などを考えている高校生にとって“塾”は切っても切り離せないタイミングになっています。
そのため、少子化といえども塾に行く高校生は増える時期。
全国に46,000 以上ある学習塾(経済産業省調べ)には多くの高校生が通っていることでしょう。
そんな塾にどのくらいの若者が通っているのでしょうか。
全体の84.4%の若者が「塾に行った経験がある」と回答

今回、ワカモノリサーチでは全国の15歳~19歳の若者(男女)を対象に
あなたは、塾に行ったことがありますか?
というアンケート調査を実施しました。
すると、84.4%が「塾に行ったことがある」と回答。
令和の多くの若者が塾通いの経験があることがわかりました。
「行く」と答えた理由を見ていくと、
- 「親身になって教えてくれる」
- 「基礎力が身についた」
など、本来の塾に通う目的として“模範”となるような回答が目立つ傾向に。
かつての昭和や平成の頃のように、“親に行けと言われたから”や“みんなが塾に行っているから”など、ネガティブな理由を挙げる若者はほとんど見当たらず、
- 「やる気がでそうだから」
- 「勉強の理解を深めるため」
と、勉強に対して前向きな理由が多かったようです。
一方、「塾に行かない」と回答した15.6%の若者は、
- 「行く必要がない」
- 「行った事もないし行きたいとも思わない」
- 「塾はお金の無駄だから」
- 「自分で予定を立てれるから」
といった、“勉強が嫌い”や“勉強が苦手”ということよりも、自分の意思でしっかりと「行かない理由」を持っている印象となりました。
また、塾に行った経験がある若者もない若者も「自主性」をもって回答をしており、それ重んじる塾を選ぶ傾向にもあったようです。
「三大予備校」を抑え1位に輝いたのは「明光義塾」

ワカモノリサーチでは「塾に行ったことがある」と回答した若者に、
行ってみて良かった塾はどこか?
を伺い、それをランキングにしたところ、栄えある第1位に「明光義塾」(7.6%)が選ばれました!
「明光義塾」は個別カウンセリングで学習計画を立てて自立学習をサポートする指導法が評判の学習塾。
理由を見ても、
- 「一対一でわかりやすい」
- 「自習室があってよい」
- 「個別に教えてくれるから」
など、“個に向き合った方針”が若者にも好評なのは明白。
- 「先生が優しくわかりやすかった」
- 「わかりやすく、先生にも質問しやすい」
といった回答も多く、講師陣の評判も良いそうです。
第2位に選ばれた「早稲田アカデミー」(6.0%)は、早慶附属高校合格者数が24年連続で全国1位の実績があります。
若者たちの回答を見ていくと、
- 「経験豊富な先生方が揃ってるから」
- 「合格実績が良いから」
- 「先生と教室の環境が良すぎた」
- 「サポート手厚い。圧倒的な合格実績」
などの理由が挙がっていました。
成績に合った少人数制のクラス分けで、生徒ひとりに目が届くような学習環境が売りの「早稲アカ」らしい回答となりました。
第3位の「東進ハイスクール」(5.7%)は、「三大予備校」と呼ばれる大学受験向けの予備校で、映像による授業が特徴であり“東大現役合格率”が全国でトップ。
流行語大賞にも選ばれた林修さんの「今でしょ」の影響もあって知名度も高いようです。
通っていた若者たちからが、
- 「模試が沢山受けられる」
- 「映像授業のため自分に合った勉強スケジュールがたてれるから」
などの声が寄せられており、多くの模擬試験、自主性を生み出すオンライン授業などが好評のようでした。
4位以下には人気の個別塾や地域密着塾などもランクイン

TOP3以下を見ていくと、第4位は「家庭教師の(個別教室の)トライ」(4.6%)がランクイン。
教育プランナーと呼ばれる役職がオーダーメードのカリキュラムを提案して、マンツーマン指導で学力を上げていくのが特徴の学習塾です。
選ばれた理由も、
- 「一対一だから」
- 「個別指導で分かりやすかった」
- 「寄り添ってくれていた」
- 「分かりやすく説明してくれる」
など、個別指導ならではの良さが理由に挙がっていました。
第5位は“三大予備校”のひとつの「河合塾」(4.3%)。
全国の生徒数が10万人を越える日本最大級の大学受験予備校です。
独自の模試など高い学習分析が学生たちに評判のようです。
若者からは、
- 「大手だから安心」
- 「難関大学への合格率が多く自習室が広くて使いやすい」
- 「全統模試が無料」
- 「模試があって学習に対する制度がしっかりしているから」
などの回答があり、大手塾への安心感などが選ばれている理由となっていました。
第6位にランクインした「武田塾」(4.1%)は、「授業のない塾」を掲げ自学自習を徹底的にサポートする学習塾。
個別指導の新しい形として評判を得ているようです。
実際に通った学生たちからは、
- 「評判がいいから」
- 「よく良いと聞くから行ってみたかった」
など、口コミで知り通塾する若者が目立つ傾向にありました。
また、「武田塾」を知るキッカケとして、
- 「YouTubeに流れてくるから」
- 「よく広告に出てくるから」
など声も。
口コミだけでなく、SNSの周知戦略も今の時代にフィットしているようです。
第7位の「ITTO個別指導学院」(3.8%)は、生徒の少人数制で理解度に合わせて指導する形式を用い、「講師アンケート」なる”保護者の評価”も取り組みのひとつにある学習塾。
そのため、講師に対する回答もあり、
- 「先生が親しみやすい」
- 「分からないことを(先生に)とても聞きやすかった。」
- 「先生がフレンドリー」
といった、“親しみやすさ”が選ぶ理由に直結しているようです。
第8位の「KUMON」(3.0%)は、自学自習を基本とし、”勉強が好きになる”ことへの習慣づけを徹底。
全国15,000教室あるのも大きな特徴です。
通っていた若者からは、
- 「英語ができるようになりそう」
- 「基礎ができた」
などの回答が集まり、子ども達の学力に合った指導と基礎部分を学ぶ上での充実度に満足しているようでした。
第9位にランクインした「ベスト学院進学塾」(2.2%)は、福島県を拠点に東北地方を中心に展開している学習塾です。
“地域の子どもが無理なく通える”といった方針もあることから、
- 「近い、友人が多い」
- 「高校受験で使った」
といった、地元に根付いた声が寄せられました。
第10位に選ばれた「臨海セミナー」(1.9%)は、神奈川県発の学習塾で、同県では「三大高校受験塾」と呼ばれています。
通っていた若者からは、
- 「中学受験の時に面倒を見てもらった」
- 「高校受験に合格できたから」
- 「教師の熱意が素晴らしかった」
といった意見がありました。
幅広く各学年で成果を残し、地域の学校の情報をもとに対策している臨海セミナーらしい若者からの回答となりました。
同じく第10位にランクインした「駿台予備校」(1.9%)は、「三大予備校」のひとつで100年以上の歴史がある学習塾です。
通学だけではなく今の時代に合ったオンライン講座も開設しています。
若者から集まった回答も、「有名だから」という知名度を優先する意見もありました。
また、長年の実績やデータが生み出す「駿台模試」などの学習環境が、受験生にとって強い味方になっているようで、
- 「志望校に合格できる力をつけられそうだから」
- 「東大に特化した学習ができるから」
などといった声も集まっていたそうです。
同10位の「スクールIE」(1.9%)は、担任制を設け“完全オーダーメイド型”により指導する学習塾。
生徒ひとりひとりの性格に合わせ学習計画を組み立てているようです。
そんなオーダーメイドの指導のせいか、「とてもわかりやすい」といった声が寄せられていました。
また、スクールIEは「やる気スイッチグループ」が親会社。
そのため、「やる気出そうだから」という社名に直結する意見を理由に挙げる若者もいたそうです。
同10位の「錬成会」(1.9%)は、北海道を拠点とし全国展開している学習塾で、道内では2万人をも越える生徒数がいます。
声を見てみると、
- 「地元で評判が高いから」
- 「設備が整っているから」
- 「とても丁寧に優しく教えてくれたから」
といった回答が。
道内有数の難関校にも高い合格実績を誇っているため、道産子の受験生にとっては切っても切り離せない塾になっているようです。
今回の調査では、多くの若者が“ただ通うだけの場所”としてではなく、自分に合う指導や環境をしっかり見極めながら塾を選んでいる姿が見えてきました。
ランキング上位には、個別指導や自立学習、少人数制など、「自分のペースで伸ばせる仕組み」を持つ塾が多数ランクイン。
さらに地域密着型の塾や大手予備校も、それぞれの強みがしっかり評価されていました。
勉強法が多様化するいま、令和の若者の塾選びに最も重要なのは「フィット感」なのかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.9.30〜2025.10.15
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の14歳~19歳の若者(男女)
有効回答数 437名
調査方法 インターネットリサーチ


