日常に溢れる「数字」。
街中を歩いていてもスマホを見ていても必ず目に入ってくるものです。
また、誕生日や記念日、ラッキーナンバーなど、人によっては「この数字を見ると嬉しい」というものがあるのも事実で、そのような数字に可愛らしさや思い入れを感じてしまうことは自然なことなのかもしれません。
若者女性が最も“キュン”としちゃう数字は「2」

そこで、ワカモノリサーチでは、全国の15歳~20歳の女性に
見ていたら“キュン”としちゃう可愛い数字はありますか?
というアンケート調査を実施。その結果をランキングにして掘り下げていきます。
第1位「2」(17.9%)
令和の若者が最も“キュン”とする数字は「2」ということになりました。
調査結果を見ていくと、恋愛やペアを連想させる声が特に多く寄せられたそうで、
- 「カップルは2人だから!」
- 「2人っきりって言葉があるから」
- 「2を2つ合わせるとハートになる」
- 「カップルや偶数のイメージが安心感ある」
- 「ピースサインに見えるからかわいい」
- 「恋人同士を連想する」
といった声が目立ちました。
数字そのものよりも、人間関係のイメージが“2”に結びついていることが特徴的。
このことから、“2”は恋や友情を象徴する数字として選ばれやすい傾向にあるといえます。
また、
- 「バレンタインデーがある2月の2!」
- 「好きな人が2月生まれだから」
- 「自分の誕生日だから」
- 「家族の誕生日が2日だから」
- 「記念日が2日だから」
- 「友達と出会った日が2月2日」
など、誕生日や記念日など、個人的な出来事に“2”を重ね合わせる声も。
大切な人や自分自身の記念日とつながることで、“2”は特別で愛着のある数字として認識されているのでしょう。
- 「“に”の響きがかわいい」
- 「にって音が可愛い」
- 「2って呼ぶと柔らかい感じがする」
- 「発音が優しい」
- 「数字の音の中で一番可愛い」
など“2”の読み方や響きに注目する声も。
音の特徴がそのまま数字の魅力として受け止められている若者らしい回答となったようです。
音の他に、形状を推す女子高生も。
- 「数字の形がかわいい」
- 「2のカーブが好き」
- 「ハートっぽく見える」
- 「くるっとしてて丸みがある」
文字や記号の域を超えて“キャラクター”のように愛する意見もあったことから、視覚的な印象も“2”の人気を高める大きな要因になっていることが分かりました。
第2位「7」(14.1%)
“ラッキーセブン”という言葉の印象は強いようで、
- 「なんといってもラッキーセブンだから」
- 「7は世界で幸運の数字と聞いた」
- 「7って響きがかっこよくてかわいい」
といった若者女性からの意見が中心となりました。
また、
- 「七夕が好きだから」
- 「虹が7色でキレイだから」
など、七夕・虹を理由に挙げる女子高生も多く、
“7”という数字にロマンティックな印象を持っているのかもしれません。
- 「ラッキーアイテムが7個あった」
- 「部活で7番のゼッケンをつけていた」
- 「小さい頃から7が自分のラッキーナンバー」
といった、部活や幼少期の体験を通じて“7”に親しみを持つ結果”キュン“としているという女性も。
そんな思い出が“7”という数字を特別なものに押し上げているのかもしれません。
第3位「3」(12.8%)
3に“キュン”としてしまう女性からは、
- 「丸くて可愛いから」
- 「形がキャラの口元みたいでかわいい」
- 「唇みたいだから」
- 「横から見たらお尻みたいだから」
といった、フォルムの丸みや柔らかさを理由にあげる声が多かったようです。
“3”の形状が「口元」や「唇」、「お尻」といった柔らかく愛らしいものをイメージさせやすいのか。
その結果、ちょっとした親近感を感じているのかもしれません。
- 「誕生日が3日だから」
- 「3年間“3組”だったから」
- 「中学も3年、高校も3年、学生には3は縁があるのかも」
など、記念日や中高の年数が3年であることなどを理由に挙げる声もありました。
3年間の中学生時代、高校生時代のたくさんの経験を「あの3年間は…」と思い出し、“キュン”としてしまうのでしょう。
第4位「8」(11.5%)
- 「末広がりの数字だから縁起がいい」
- 「∞みたいでロマンチック」
など、縁起の良いイメージと結びつける傾向にあった「8」。
「幸せを運ぶ可愛い数字」と感じている女子高生の声もありました。
また、
- 「2つの丸がくっついて仲良しな感じ」
- 「形がコロコロして可愛い」
- 「お団子みたいで可愛い」
など、見た目の可愛らしさも“キュン”するポイントに。
比較的4位の「3」と似たような理由で回答する女性が多かったのですが、「3」ほど日常の思い出が少ないことがTOP3を逃す結果となったようです。
第5位「9」(8.3%)
- 「形が風船みたいで可愛い」
- 「猫のしっぽみたいに見える」
- 「丸を抱えてて安心感がある」
といった、“9”という形に遊び心やユーモアを感じるといった意見が目立ちました。
「9の形が落ちそうで可愛い」
と回答した20歳の女性は、落ちそうで不安定に見えるフォルムに対して「守ってあげたい」という感覚を抱くことで、可愛いと感じてしまうのだそうです。
若者女性が最も“キュン”としない数字は「5」
第6位「0」(7.7%)
丸い形状を推す理由に挙げる傾向があった「0」。
- 「まんまるでかわいい」
- 「赤ちゃんの顔みたい」
など、フォルム自体の可愛さに“キュン”とするそうです。
- 「0点でもかわいいって言いたい」
- 「ゼロから始まる感じが好き」
など“0”に前向きなイメージをもつ女性も。
なにもかもがリセットできるのが“0”。
その数字の重みも可愛さのポイントに影響していることがわかりました。
第7位「6」(6.7%)
- 「形が赤ちゃんを抱っこしてるみたい」
- 「コロンとした形が可愛い」
- 「ひっくり返すと9になるのが面白い」
など、形状推しの声が目立ち、赤ちゃんや何かのキャラクターに見えることで、愛くるしく見えているそうです。
第8位「4」(6.1%)
- 「四つ葉のクローバーを連想する」
- 「やっぱ日本には四季があるから」
など、 “4”を自然や象徴と結びつけて可愛いとする声がありました。
- 「“よん”って響きが可愛い」
- 「“し”じゃなくて“よん”と読むと安心する」
といった“よん”という響きに親しみを持つ声も。
「4人家族だから」という家族構成を理由に挙げる女性もいたそうです。
第9位「1」(5.4%)
最初や1番というイメージの強い「1」ですが、下位に沈む結果に。
それでも、“1”を推す女性からは、
- 「一番になりたいから」
- 「最初の数字だから特別」
といった声や、
- 「シンプルでかわいい」
- 「1って細くて可愛い」
といった声が寄せられました。
“1”は特別で可愛い数字。そして、直線的でシンプルな形がかわいい。
この2つが主な理由となったようです。
第10位「5」(3.8%)
15歳から20歳の女性に最も“キュン”とされない数字となった「5」。
その形状・フォルムに可愛らしさを感じられないことや、「ご」という濁点の入る読み方が“キュン”という感情からは遠いのかもしれません。
そんな中“5”を推す女性からは、
- 「手の指みたいでかわいい」
- 「5円玉でご縁があるから」
など、身近なものに重ねて、“5”を可愛いとする意見や
- 「真ん中の数字で安心する」
- 「バランスが良くて好き」
といった、中央に位置する数字としての安定感や、対称的なイメージから安心感を覚えるという声もあったようです。
今回の調査では、恋愛や友情を思い起こさせる数字、誕生日や記念日といった個人的な体験に結びつく数字、そして形や響きといった数字そのものの特徴に注目する声が数多く寄せられました。
若い女性にとって、数字は単なる記号ではなく、日常の中で感情や思い出と深く関わる存在となっていることも分かりました。
あなたにとって“見ているだけでキュンとする数字”はありますか。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.7.22〜2025.8.4
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の15歳~20歳の女性
有効回答数 313名
調査方法 インターネットリサーチ