「どうしても欲しいものがある」
「これだけは何がなんでも実現したい」
そんな時、相手に懇願する時に「一生のお願い!」と言った経験がある大人は多いことでしょう。
しかし、文字通りこれは「一生のお願い」。
そう簡単に使うことのできない“おまじないのような言葉”。
何度も使っていたら、人から信用されなくなることもあります。
そんな「一生のお願い」を令和の若者はどのくらい使ったことがあるのでしょうか。
58.8%が「一生のお願い」の使用経験アリ!「何回も」「口癖」などの声も

ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に
あなたは「一生のお願い」をもうすでに使ったことありますか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、「使った」と回答したのが58.8%、「使ってない」と回答したのが41.2%で、約6割の現役高校生が「“一生のお願い”の使用経験がアリ」ということが判明しました。
そんな「一生のお願い」を使ったことがある高校生は、様々なシチュエーションでこの言葉を口にしているそうです。
特に、
- 「どうしてもお願いしたいことがあった」
- 「どうしてもやってほしいことがあった」
- 「どうしても叶えて欲しかったから」
- 「どうしても頼みたかったから」
など“どうしても●●な時”というシチュエーションで使用するケースが多いようで、何がなんでも実現したいことがある時に使っているようです。
また、
- 「どうしてもしてほしいものを断られたから」
- 「ほんとにお願いしたくてでも断られて一生のお願いって言ってた」
と、“どうしてもの時”に普通にお願いをして一度断られた際に、最後の手段として「一生のお願い」を使うパターンの高校生も一定数存在したそうです。
具体的には、
- 「親にゲームを買ってもらうため」
- 「(一生のお願いで)ゲーム機買ったから」
- 「親にスマホを買ってもらうときに使った」
- 「親にタブレットをねだった」
- 「ゲームのガチャとか、頼み事とか、一生のお願いと言いすぎてそろそろ死ぬんじゃないかと思っちゃう」
といった、「ゲーム」「スマートフォン」「タブレット」という現役高校生にとってはなくてはならない必須アイテムを親に買ってもらう際に「一生のお願い」を使うケースが多いようです。
他には、
- 「宿題写す時に使った」
- 「勉強がギリギリで教えてもらったから」
- 「宿題手伝って欲しかったから」
- 「宿題写させてもらう時『一生のお願い!』と言ったら友達に『一生のお願いは1回しか無理やで』と言われた」
など、勉強・宿題関係で友人から助けてもらうために使うケースも。
学生らしい「一生のお願い」の使い方もあるようです。
意外に回答で多かったのが、
- 「お腹がとても痛くてトイレを譲ってもらうとき」
- 「トイレがいっぱいで大がでそうなとき」
- 「トイレで限界のとき使ったことがある」
といった“トイレ”での使用経験。
公衆トイレ、学校のトイレなどで使用するパターンがメインで、我慢の限界がきている時に限って個室が全て埋まっているという絶望から抜け出すために「一生のお願い」を使い、前に並んでいる人に譲ってもらうようです。
「一生のお願い」を使っていた時期を見ていくと、
- 「小さい頃にどうしても買って欲しいものがあり使ったことがある」
- 「小さい頃に買って欲しいおもちゃがあったと時に数回使った気がする」
- 「幼少期、親との会話で使った記憶があるから」
- 「幼少期に使ってしまったかもしれない。母親に」
- 「小学生の頃にたくさん言っていた」
- 「小学生の時の遊びの誘いに使った」
など、幼稚園・保育園時代から小学生の時に使っていると回答する高校生が目立ちました。
高校生になり、ある程度自分で責任を取らないといけない年齢になってからは使用頻度が減るのが「一生のお願い」ともいえそうです。
それでも、
- 「もう何度使ったことやら」
- 「すでに100回くらい使ってる」
- 「口癖で毎回ゆってしまうから」
など、日常的に「一生のお願い」を使っている高校生も。
もはや「一生のお願い」としての効力はゼロに近いのでしょうが、気づいたら口に出している高校生も一定数いたようです。
「一生のお願い」を使ってない高校生「ここぞという時に使いたい」
一方、「一生のお願い」をまだ「使ってない」と回答したのが41.2%の現役高校生。
「使っている」高校生と大きく違うのが“言葉の重さ”。
- 「軽々しく使ったことはない」
- 「軽率に使うものではない」
- 「こんな大事な言葉、そう簡単には使わない」
などの回答があったことから、「一生のお願い」という言葉の意味を重く感じている傾向にありました。
そのため、「使っている」と回答した高校生のように気軽に使うことができないと考えているようです。
使用の時期について言及する高校生も。
- 「そんなお願い今までにない」
- 「いのちかけるほどのお願いがないなあと」
- 「まだ、使う時ではなかったから」
- 「人生は長いのでまだ使う必要ないから」
と、長い人生を生きていく中、“一生のお願いを使うには早い”と感じているようで、
- 「まだ16歳だから」
- 「まだそんなに生きてない」
- 「(年齢的に)まだ時期尚早」
- 「この歳で使うのはもったいない」
など、高校生という年齢で使うものではないという意見が目立ちました。
- 「一生のおねがいは1回きりだから」
- 「ここぞという時に使うため」
- 「大事な時のためにとってある」
- 「ピンチな時に助けてもらうため」
- 「これから何回も使いたい場面があると思うから」
- 「大好きな彼女と結婚したい時に使うから」
といった、人生でこの先起こるであろう、まだ見えぬ大きな出来事に対して「一生のお願い」を使う準備をしている高校生も。
やはり、「使っている派」に比べ、「一生のお願い」という言葉の意味自体を真に受けている背景がこのような回答結果になったといえそうです。
「一生のお願い」が“本当に一生に一度”であるかどうかはさておき、その言葉に込められた気持ちはいつの時代も変わらないようです。
それにしても、一生のお願いが宿題写しやトイレの順番に使われているとは…少し驚愕の結果も浮き彫りになりました。
令和の現役高校生たちが今後、どんな「一生のお願い」を使うのか。
使われた側の大人は楽しみに待っていても良いかもしれません。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.10.25〜2025.11.15
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 330名
調査方法 インターネットリサーチ


