2024年頃からSNSを中心に話題になったのが「風呂キャンセル界隈」。
お風呂に入ることを面倒に感じたり、疲労やストレスから入浴を避けたりする人々を指す言葉で、2・3日お風呂に入らない人は少なくないという報道もありました。
また、テレビ番組などで「風呂キャン」と発言する若年層のタレントなどもいたことから、「若者」=「風呂キャンセル界隈」と思っている人もいます。
しかし、実際の若者は本当に「風呂キャンセル界隈」なのでしょうか。
令和の現役高校生の84.9%「風呂キャンセル界隈ではない」と回答

今回、ワカモノリサーチでは全国の現役高校生(男女)に
あなたは、風呂キャンセル界隈だと思いますか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、「思う」と回答したのが15.1%、「思わないと」回答したのが84.9%となり、ほとんどの現役高校生が「風呂キャンセル界隈ではない」ということが判明しました。
その理由としてメインとなったのが、
- 「汚いから」
- 「臭くなるから」
といった高校生からの声。
「風呂に入らないなんてありえない」という意見もあり、「風呂キャン」ではない高校生にとって、毎日のお風呂はもはや「習慣」。
「小さい頃からそれは汚い事だと教わってきたから」という意見もあったことから、毎日歯を磨く感覚に近いものを感じているのかもしれません。
他には、“毎日風呂に入らないことへの違和感”を訴える高校生たちも目立ちました。
- 「毎日お風呂に入らないとかありえないと思う」
- 「お風呂に入らないと、ムズムズしてしまうから」
- 「ちゃんとお風呂に入らずに寝ると深い睡眠ができない」
- 「お風呂入らないとお布団に入りたくない」
- 「ベタベタが苦手だから必ず入る」
- 「嫌だと思っても入っているから」
などの回答が集まっており、風呂に入らないことへのデメリットを考えたら嫌でも毎日お風呂に入るべきだと考えているようです。
また、
- 「シャワーは毎日入ってる」
- 「シャワーは毎日浴びてるから」
- 「シャワーは浴びてます。湯船は浸からないけど」
と、湯舟に入る頻度は少なくても、必ずシャワーだけは浴びるという高校生も。
どんなことがあってもシャワーだけは死守して「風呂キャン」にならないようにしていることもわかりました。
毎日、お風呂に入ることへのメリットを語る高校生もいました。
- 「(お風呂が好きすぎて)1日2回入る」
- 「(お風呂上りに)いい匂いがするから」
- 「長風呂が大好きだから」
- 「ずっと入ってると気持ちい」
など“風呂大好き界隈”も一定数いる結果に。
これらの高校生は清潔にするためや義務ではなく、むしろどんな時でも「お風呂に入れるなら入りたい」と考えている傾向にありました。
女子高生を中心に集まった意見で目を引いたのが、
- 「お風呂に入らないと肌荒れするから」
- 「髪の毛がきしきしになるし汚いから」
- 「お風呂を抜かすと髪がベタついて気持ち悪くて限界」
- 「お風呂に入れば髪の毛がサラサラ」
といった、「美」に関する意見。
見た目を気にする年頃の女子高生にとって、「肌が汚い」や「髪の毛がバサバサ」というのは許されないのでしょう。
状態の良い自分自身を保つ上でお風呂は必要不可欠なものになっているようです。
“風呂キャンセル界隈”だと思う高校生「面倒くさい」など
一方、15.1%の風呂キャンセル界隈だと「思う」と回答した現役高校生からは、
- 「お風呂がめんどくさいと思うから」
- 「髪を乾かしたりめんどくさいから」
- 「だってお風呂ってめんどくさいじゃん」
- 「めんどくさーーい」
といった“面倒くさい”という意見が多く寄せられました。
体を洗ったり、髪の毛を乾かしたり、体を拭いたり、寝間着に着替えたり…
考えただけで「ダルっ」と考えてしまう高校生は少数ですがいることもわかりました。
また、「風呂キャン」高校生からは、“そこまで汚れていないから”という理由を挙げる傾向も。
- 「その日何もしてなくて、次の日も大した用事がないなら汚れてない」
- 「何も予定がない土日は風呂に入らないから」
- 「次の日どこも行かなくて疲れた日は入んない」
など、外出をして体が汚れていない場合は、“お風呂に入る必要性はない”と考えているようです。
あくまで、汚れを落とすのがお風呂の役割。
「風呂キャンセル界隈」の高校生の中には、家の中でたいして動くこともなく、汗もかかず汚れない生活をしている人がいることも浮き彫りになりました。
ワカモノリサーチの調査では、様々な理由から「風呂キャンセル界隈」にならないようしている現役高校生が圧倒的多数だということがわかりました。
それでも、テレビやSNSでは「若者の風呂キャンセル界隈は多い」と報じるケースはあります。
いったい真実はどちらなのか!?
テレビ・SNSがミスリードをした報道をしているのか?
それても本調査結果以上に「風呂キャン」は多いのか?
みなさんも、湯舟に浸かりながら考えてみてはいかがでしょうか。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.10.25〜2025.11.15
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生(男女)
有効回答数 332名
調査方法 インターネットリサーチ


