2025年、クリスマスも過ぎると、いよいよ新年の匂いがしてきます。
お正月になると、実家に帰省したり、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行く孫たちも多く、帰省した子供・孫をもてなすために“おせち料理”を振る舞う家庭も少なくないと思います。
そんな“おせち”ですが、近年ではテレビショッピングで購入できたり、人気ファミレスチェーンがおせち料理を販売したり、バリエーションも豊富!
定番の「和食」だけでなく「洋食」のおせちも人気なんだそうです。
そのため、令和の若者でもおせち料理で「和食」「洋食」どちらにしようか悩む人もいるかもしれません。
令和の若者 おせちは「和食派」が圧倒!「日本を感じられる」などの声

今回、ワカモノリサーチでは全国の15歳~19歳の若者(男女)に、
お正月の“おせち料理”は和食・洋食どちらが好みですか?
というアンケート調査を実施しました。
その結果、71.3%が「和食」と回答。
大多数の若者が「正月のおせちと言えば和食」と考えていることが分かりました。
その理由を見ていくと、
- 「和食がおせちって感じがする!王道」
- 「おせちといえば和食だから」
- 「おせちと言えば和食のイメージたから」
- 「おせち料理は和食であるべき」
といった、“おせち=和食”がスタンダードであること。
- 「お正月っていう感じがしていいから」
- 「お正月といえば和食だから」
- 「日本といえば和食だから」
- 「日本の文化を感じられるから」
- 「お正月は和でいきたい」
- 「日本の行事のお正月には日本の食べ物を楽しみたい」
- 「やっぱ和の方が正月っぽい雰囲気出て気分上がるため」
など、“日本の正月は和を堪能すべき”という考えだということ。
- 「日本人だから」
- 「和が日本人って感じがする」
- 「日本人ですからね」
- 「日本人として日本の味を年明けに味わいたいから」
と、”日本人である以上、正月が和食なのが必然である“と考えていること。
この3つの意見が若者から多く寄せられており、お正月にはしっかり“日本を感じたい”と考えていることも判明しました。
また、
- 「和食が好きだから」
- 「和食の方が好きだから」
- 「和食派だから」
- 「和食がいちばん」
- 「和食が美味しいから」
と、お正月に限らず、もともと洋食より和食の方が好きだという若者が必然的におせちも「和食が良い」と回答する傾向もあったようです。
他にも、「和食派」の若者からは、「洋食のおせちを食べたことない」という意見も多数寄せられる結果に。
- 「洋食のおせちが思いつかない」
- 「洋食のおせち料理を知らない」
- 「洋食なんてあるの?」
など、そもそも“洋食のおせち”の存在を知らない若者も一定数存在。
ただ、この回答の若者は洋食が苦手なわけではないので、洋食のおせちに出会ったら“洋食派”に変わる可能性は秘めているようです。
そして、和食派のおせちが好きな若者に、「具体的にどんな料理が好きなのか?」を聞いたところ、
- 「エビが好きだから」
- 「かまぼこが美味しいから」
- 「だし巻き卵が大好きだから」
- 「伊達巻が美味しい」
- 「数の子が大好きで大好きで!」
- 「黒豆が美味しいから」
など、「エビ」「かまぼこ」「だし巻き」「伊達巻」「数の子」「黒豆」の人気が高い結果となりました。
そして、最も令和の若者から支持をされていた和食のおせちが「栗きんとん」。
- 「栗きんとんが大好きだから」
- 「栗きんとんが食べれるから」
- 「栗きんとんさいこう!」
- 「栗きんとんらぶ」
など、栗きんとん熱の高い若者が多かったようです。
そのため、2026年のお正月、若者におせちを振る舞う予定のある方は、「栗きんとん」は鉄板料理だということを覚えておいた方が良いかもしれません。
約3割の“おせち洋食派”の若者「和食苦手」「和食嫌い」などの声
一方、おせち料理は「洋食」と回答した28.7%の若者から最も寄せられた意見が「和食嫌い」の声。
- 「和食おいしくない」
- 「和食だと嫌いなものが多かったりするから」
- 「和食で苦手なものが多いから」
- 「和食のおせちに好きな食べ物がないから」
- 「和食のテイストが合わないから」
- 「和食はあまり味がよくわからないのが多いから」
- 「和食はしぶいから」
- 「和食は味が好きではないし」
- 「和食は黒豆など癖が強いものが多いから」
- 「和食は出汁の味だらけだから」
- 「和食は独特で苦手だから」
など、おせちの独特な味付けや洋食にはない薄味感が、令和の若者にとって物足りなさや苦手意識を植え付けているのかもしれません。
そのため、
- 「洋食の方がおいしいから」
- 「洋食!お肉料理が好きだから」
- 「ハンバーグがいいから」
- 「洋食の方が口にあっていて、食べやすいから」
- 「(洋食は)脂っこいものが多いから」
と、日ごろ慣れ親しんだ洋食をおせち料理でも食べたいと感じているようです。
食べ盛りの若者にとって、おせちの和食は少々物足りないと感じることもあるのかもしれません。
また、
- 「おせちがあんまり好きじゃない」
- 「おせちを食べないけど洋食がすき」
- 「そもそもおせちを食べない、でも食べるなら洋食かな」
といった、お正月になっても、そもそもおせち料理は食べないという若者も一定数存在しました。
「正月なんだから好きなもの食べたい」
そういう若者もいるので、食べたくない食材もラインナップしているおせち料理を食べるくらいなら正月らしさはなくても好物を食べたいと考えてしまうのかもしれません。
なお、「洋食」と回答した若者の7割近くが和食に苦手意識があることも今回の調査で判明。
つまり、全体の約20%。
5人に1人の若者がおせち料理に限らず「和食が苦手・嫌い」と感じていることになるようです。
今回の調査では、「やっぱり正月は和食」という声が圧倒的多数でした。
栗きんとんや伊達巻、黒豆など、昔ながらの味に“日本の正月らしさ”を感じている若者が多いことが分かり、令和の世代にも確かに伝統が息づいているようです。
一方で、洋食派の若者たちからは、
- 「慣れない味が多い」
- 「お肉の方がテンション上がる」
などの率直な声も。
帰省しても“必ずおせちを食べるわけではない”という価値観も広がっていて、お正月の過ごし方そのものが多様化していることも見えてきました。
さて、みなさんは今年のお正月、和食・洋食どちらのおせちで新年を迎えますか?
和でも洋でも、自分らしい“おいしいスタート”が切れますように。
(調査・文/ワカモノリサーチ)
調査期間 2025.11.25〜2025.12.5
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の15歳~19歳の若者(男女)
有効回答数 247名
調査方法 インターネットリサーチ


