いつの時代も「占い」に頼りたくなる人は一定数います。
自分の将来、今後の仕事運・恋愛運・金運などを占ってもらい参考にしている人もいるのではないでしょうか。
そんな「占い」を未来ある令和の現役高校生は「信じているのか?」それとも「信じていないのか?」。
放課後NEWSでは全国の現役高校生を対象にアンケート調査を実施。
女子高生・男子高生で大きく意見が分かれる結果となりました。
令和の現役女子高生の64.8%が「占いを信じる」

まず、現役女子高生の結果を見ていくと、64.8%が占いを「信じる」という結果になりました。
多くの女子高生が、
- 「実際に当たっていた」
- 「当たっている気がする」
- 「全てを信じるわけじゃないけど合っていたから」
- 「中華街で恋愛を占ってもらったとき当たっていたから」
といった、占いで当てられた経験から「信じる」と回答したようです。
- 「信じた方が人生楽しい」
- 「都合のいいことは信じたくなっちゃう」
- 「いい結果は信じちゃう」
など、当たる当たらない関係なく、占いを信じて生活をした方が“人生が前向きになりプラスになる”と感じている声もありました。
- 「何か不思議な力があると思うため」
- 「スピリチュアルな感じが好き」
- 「手相などはやはり生まれ持ってあるものだから信憑性が高いのでは」
という意見の女子高生もおり、人類で解明できていないことがある以上、「占い」を否定する理由もないと考えているようです。
他には、
- 「朝の番組の占いを見て学校に行っているから」
- 「当たっているのをテレビなどでよく見かけるから」
- 「テレビで結構当たっている芸能人が多いから」
- 「めざまし占い結構当たるから」
- 「突然ですが占ってもいいですか?という番組を見て結構自分の中で当たっていることが多いから」
など、テレビの占い企画を見て当たっている経験をしたり、当たっている出演者のリアクションを見て信じているという声も目立ちました。
一方、占いを「信じない」と回答した35.2%の女子高生からは、
- 「胡散臭い」
- 「根拠がない」
- 「嘘だと思う」
- 「でたらめだから」
- 「科学的根拠がない」
- 「適当なことを言ってると思ってるから」
といった、否定的な意見が多く寄せられる結果に。
基本“占い=怪しいもの”という前提があるようで、占いの経験がある女子高生からも「初めから信じてないけど占いしてみた」といった声があったそうです。
また、
- 「占いをしたけど当たらなかった」
- 「あまり当たっているイメージがないから」
- 「占いで当たった記憶がないから」
- 「占いを当っているところを見たことがない」
- 「バーナム効果でしかないと思うから」
など、実際に占いをした女子高生が「当たらなかった」経験をしたことで、「信じない」と回答した声。
占いをする前は、
「もしかしたら当たっているかも」
「占いで人生変わるかも」
と期待に胸を膨らませて占いをしてみるも、最終的に当たらないことで落胆してしまい、占いに対してのイメージが悪くなっている傾向もあるようです。
令和の現役男子高生の7割以上が「占いを信じない」

続いて男子高校生の結果を見ていくと70.3%が占いを「信じない」と回答。
女子高生の約2倍の男子高生が占いを信じておらず、男子より女子の方が占いを信じる傾向にあることが今回の調査で判明しました。
「信じない」男子高生からは厳しい意見が多く、
- 「占いなんてつまらない」
- 「無駄金だから」
- 「宗教だ」
- 「あんなのデタラメでテンプレがある」
- 「占いは詐欺」
- 「信じてるヤツもキモい」
など、あくまで個人の感想ではありますが、散々な意見にあふれてしまいました。
また、女子高生には少なく、男子高生に多かった意見として、
- 「人生は自分の行動で変わるから」
- 「占ったとこで自分を変えるのは自分」
- 「真実を受け止めないで甘えているだけ」
といった、占いを信じて生きていくことへのアレルギー。
「胡散臭いものを信じて、それに影響されて生きていてもバカバカしいと思う」というような男子高生の意見もあったことから、
“占いに頼らず自分の人生は自分で考えて決断して生きていくべき”
という強い信念のようなものも感じ取ることができました。
占い経験者からは、
- 「やってみたけど楽しくなかった」
- 「適当だなーって感じた」
- 「何をアドバイスしているのかわからなかった」
という声も上がっており、占ってみた結果、関心が持てなかったという男子高生も一定数いたようです。
29.7%の占いを「信じる」と回答した男子高生からは、「実際に当てられた」という経験者からの声が多く集まりました。
しかし、女子高生に比べて冷静な意見もあり、
- 「自分にとって有益な事のみ信じている」
- 「いいことは信じるけど他は微妙」
- 「当たっているけど未来のことは軽く頭に入れておくくらい」
と、あくまで参考にする程度に考えている男子高生が多かったようです。
- 「お金払ってるんだから当たってくれないと困る」
- 「(占いをして)お金のムダと思いたくないから信じる」
といった費用対効果の面で「信じる」と回答する高校生も。
金銭面でも女子高生より男子高生の方が意外にシビアなのかもしれません。
占い経験は男子高生より女子高生の方が多い結果に!女子高生の半数は「占いの経験がアリ」

放課後NEWSでは全国の現役高校生に
占いをした経験はありますか?
というアンケート調査も実施。
女子高生の49.8%。およそ半数は占いの経験があるのに対し、男子高生は30.7%が占いの経験がアリと回答。
女子高生の方が占いに行くという行動意欲が高いことが分かりました。
また女子高生は占い師に鑑定をしてもらうだけでなく、
- 「テレビ番組の占い信じちゃう」
- 「毎週月曜はネットの占いを見ている」
- 「チャットGPTで占いしたの当たってるー」
- 「おみくじの占い結果をすぐ鵜呑みにしちゃう」
といった、身近に占えるアイテムでの経験も豊富。
占い経験があり、かつ信じている女子高生は全体の約35%程度。
3人に1人は日常的に占いをしつつ信じて生活をしているということも分かりました。
男子高生は占い経験なしが多数派に。
そもそも占いを「信じない」傾向にあることに加えて、占いを信じている人に対しての胡散臭さや、占い自体をコスパの悪いものと感じてしまっていることが未経験につながっているようです。
令和の現役高校生も男子より女子の方が占いの経験があり、占いを信じているという世間一般のイメージとそこまで差がなかった今回の調査。
女性の占い好きはティーン世代からも根強いことから、女性向けファッション誌や女性向けネットサイトに「占い企画」が多いことがうなずける結果となったようです。
(調査・文/放課後NEWS)
調査期間 2025.6.17〜2025.7.2
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生
有効回答数 473名
調査方法 インターネットリサーチ