まもなくお盆休みという中、高校生たちは一足早く夏休みに突入して、様々な場所に出かけて満喫をしていることでしょう。
そんな高校生は、「夏のレジャー」の定番の場所でどこに行きたいと感じているのか。
放課後NEWSでは、全国の現役高校生を対象に、
「海」「プール」「山」「川」の中で夏休みに行きたい場所はどこか?
というアンケート調査を実施しました。
「海に行きたい」51.6%の高校生「映えるから」「青春だから」などの声

今回で最も回答が多かったのが「海」で51.6%。
半数以上の高校生がこの4択だと海の優先順位が高いことが分かりました。
そして、一番多かった意見が
- 「海は映えるから」
- 「写真映えするから」
- 「ストーリー映えするから」
- 「夏らしい映え写真が一番撮れるのが海」
など「映え」に関しての意見。
昨今の若者にとってSNSは最も大事なツールの一つで、そのツールの充実度を上げるのに「夏の海」は最適なようです。
また、「映え」の意見の多さから、いかに満足する写真が撮れる場所なのかが、高校生の行動範囲に大きく左右していることも伺えます。
他には、
- 「海はアオハル」
- 「青春って感じ」
- 「青春と言えば海」
といった、「青春」というワードを出す高校生たち。
夏休みの海に恋人と出かけたり、好きな人と海で夏の思い出を作ったり、思いがけない出会いがあったり…
少し開放的な青春を満喫できる場所という認識を持っている高校生もいたようです。
また、「プール」「山」「川」ではできなく「海」だからできることを理由にしている高校生も。
- 「海だと花火や貝集めなど出来ることが沢山ある」
- 「海で泳ぎながら、夕焼けを楽しみたい」
- 「海の音が大好き」
- 「スイカ割りしたい」
- 「浜辺を歩きたい」
- 「綺麗な景色を見ながら友達とまったりしたいという念願」
- 「海の家があったり色々な遊びができるから」
- 「プールよりも海の方が開放感がある」
など、具体的な回答も多く集まりました。
結果、「夏の海」は遊びのバリエーションの広さがあると感じていたようで、現役高校生にとっては特別な場所なのかもしれません。
「プール」と回答した高校生「清潔感がある」「焼けない」「虫がいない」などの声
続いて「プール」(36.4%)と回答した高校生から多かった回答が、
- 「海はベタベタするけどそれがないから」
- 「海は砂浜で汚れちゃうけどプールは汚れない」
- 「海より汚くないから」
- 「海は塩が嫌だし」
- 「海はなにかあったとき怖い」
- 「自然は何が起こるかわからなくて怖いけれど人工物のプールなら安心できるから」
など、海に比べて清潔面と安全面に長けているという理由でプールを選んだ声。
海ではある程度汚れることも覚悟しますが、泥が付いたり、ベタついたりすることが嫌だと感じる高校生は男性も女性も一定数いたということです。
- 「日焼けをしたくないから」
- 「焼けないで思いっきりはしゃぎたい」
- 「室内プールやったら焼けへんし冷たくて楽しいから」
- 「屋内プールで焼けずに泳ぎたい」
など、「日焼けNG」の意見も多く寄せられたそうです。
室内のプール限定にはなってしまいますが、日焼けをしたくない人からすると、海も山も川もすべて紫外線が降り注ぐ場所。
唯一夏のレジャーで日焼けから逃れられる場所という認識もあるようです。
他のレジャースポットよりアトラクションが多いという意見も。
- 「プールはたくさん遊具みたいなのがある」
- 「ウォータースライダーで楽しみたい」
- 「ナイトプールのオシャレスポットで写真を撮りたい」
といった“ウォータースライダー”と“ナイトプール”に関する回答をする高校生も目立ったそうです。
“水泳が苦手”という人がプールを選ぶ傾向もありました。
- 「プールは足がつくから」
- 「泳げなくても安全だから」
など、泳げない人にとって、海も川も一歩間違えたら命に係わると感じているようで、その点、プールは夏らしいことをエンジョイでき、かつ泳げなくても安心と感じているようです。
また、意外に多かったのが
- 「虫が嫌いだから」
- 「虫が少なくて涼しいから」
- 「自然だと虫が嫌いだからやだ」
- 「とにかく自然がやだし虫もやだ」
といった虫・自然を毛嫌いする高校生の声。
プールと回答した36.4%の3割弱。
全体でみても10%程度の高校生が嫌悪感を示していることから、現役高校生の10人に1人は「自然」が嫌いと感じていることも今回の調査でわかりました。
川では「BBQがしたい」山では「水着を着たくない」
「川」(7.8%)と回答した現役高校生からは、「川でBBQをしたいから」という意見が目立ちました。
また、「涼しいから」という回答も。
夏の屋外レジャーの中では比較的気温は低く、「自然の水の冷たさとか感じられるから」といった声もあったそうです。
「山」(4.1%)と回答した現役高校生からは、「キャンプをしたいから」という声が寄せられました。
ソロキャンプに興味のある高校生もいたようです。
また、
- 「泳げないから」
- 「溺れる心配がないから」
といった、海やプールが物理的に無理で山を選ぶ高校生も。
- 「水着が着たくない」
- 「水着が嫌い」
といった声も男子高生・女子高生両方から聞こえており、少数ではありますが、水着を着ることに抵抗がある高校生がいることがわかりました。
今回の結果を見ると、
- 海派=映え写真を撮りたい
- プール派=日焼けをせず安全に遊びたい
- 川派=BBQがしたい
- 山派=キャンプがしたい
という傾向が浮き彫りになりました。
しかし、半数以上が「海」と回答したこともあり、令和の現在も「海水浴」のニーズは非常に高いということのようです。
(調査・文/放課後NEWS)
調査期間 2025.6.2〜2025.6.16
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の現役高校生
有効回答数 217名
調査方法 インターネットリサーチ