令和の現役女子高生「インフルエンサーにはなりたくない」

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近年、“高校生のなりたい職業ランキング”などの上位で目にするようになった「YouTuber」や「動画投稿者」という職業。

特に「インフルエンサー」になって自分の推すものや生き方に共感をしてもらいたいと思う若者は増えつつあるよう。

一方で会社員・公務員といった安定職を求める若者もいるというのも現実。

いったい、若者は「インフルエンサー」という職業について、どの程度、憧れがあるのでしょうか。

目次

令和の現役女子高生の7割が「インフルエンサーになりたくない」

将来、「インフルエンサーになりたい」と思ったことはありますか?

そこで放課後NEWSでは、令和の現役女子高校生に

将来、インフルエンサーになりたいと思ったことがありますか?

というアンケート調査を実施しました。

その結果、70.3%の女子高生が「インフルエンサーになりたいと思ったことがない」と回答

「インフルエンサーになりたい」という調査結果の媒体がある中、本調査では「なりたくない女子高生」が圧倒的となりました。

中でも多かった意見が、

  • 「有名になりすぎたくない」
  • 「炎上が怖い」
  • 「アンチが怖い」
  • 「個人情報が漏れそう」
  • 「生活の自由がなくなってストレスが溜まりそう」
  • 「犯罪に巻き込まれそう」

などのリスクを怖がる女子高生の意見

自分の顔をさらすことで、不特定多数の人に周知されてしまい、ちょっとした言動や発言が切り取られ、SNS上で拡散されることを恐れている女子高生が相当数いることがわかりました。

  • 「就職に支障がでそう」
  • 「安定した仕事に就きたい」
  • 「将来が不確かで安定しないから」
  • 「普通の生活をしたいから」

といった、“インフルエンサー=不安定な職業”という印象から、インフルエンサーになりたくないと感じる女子高生も。

「“この職業たいへんそうだな”と思いながらインフルエンサーの動画や画像を見ている」という意見もあることから、堅実に生きていきたいと考えている女子高生からすると「なりたい職業」には当てはまらないようです。

  • 「かわいくないから」
  • 「自分の見た目では難しそう」

といった、自身のビジュアル面や

  • 「人前に立つのが苦手だから」
  • 「目立ちたくないから」
  • 「恥ずかしいから」

といった自身の性格から、「インフルエンサーに向いてない」と考えている女子高生の意見も目立ちました。

また、「インフルエンサーになるんだったら、しっかりテレビなどに出たほうがいいと思うから」という女子高生も。

どうせ有名人を目指すなら、しっかり技術や話術も磨きタレントとして大多数の人に認められる存在になりたいと考えている意見もあったそうです。

インフルエンサーになりたい女子高生「お金が欲しいから」が多数

一方、「インフルエンサーになりたいと思ったことがある」と回答した29.7%の女子高生の中で多かったのが、

  • 「稼げそうだから」
  • 「お金が欲しいから」
  • 「有名人になってお金がたくさん稼げるから」

と言った「お金」に関する意見。

有名インフルエンサーの華やかな私生活やSNSの投稿を見て、「お金がたくさん稼げる職業」と感じている女子高生は多かったようです。

また、普通の社会人と違って比較的自由に仕事をしているイメージを持つ女子高生も。

「楽に稼げそう」という尖った声もあり、時間の拘束や社内での気配りをする必要がない職業であることに「楽」と感じていることもわかりました。

  • 「有名人になってチヤホヤされたい」
  • 「キラキラした世界に憧れる」
  • 「ファンが欲しいから」
  • 「自分から流行りを生んでみたい」

など、ストレートにインフルエンサーに憧れる意見も。

また、

  • 「うまくいけば化粧品のPRで無料でもらえるものが多そう」
  • 「美味しいものをご馳走されそう」

など、有名人になることでのプラスの特典も多いと感じているのが特徴。

インフルエンサーは一般の職業の人より“おいしい”と感じている女子高生もいました。

  • 「YouTubeをよく見ているから」
  • 「TikTokから人気になる子が多いから」

といった自身が見ているSNSの中の有名人を見て、自分も同じSNSの中で活動してみたいと憧れる声も一定数いたようです。

「インフルエンサーへの憧れ」より「インフルエンサーになることのリスク」を考える女子高生が多かった今回の調査結果。

ライブ配信者の刺殺事件やトラブルなどがニュースで多く取り上げられることも背景の一つになってる可能性は否めません。

今後、令和の女子高生が安心して「インフルエンサーになりたい」と思えるような環境整備ができることを願うばかりです。

(調査・文/放課後NEWS)

調査期間  2025.4.24〜2025.5.10
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ 
調査対象  全国の現役女子高生
有効回答数 175名 
調査方法 インターネットリサーチ

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