SNSを見ていると、
投稿している写真でリア充アピールをしている人がいます。
その写真の内容は様々で、
- 海外旅行先
- 映えスポット
- 有名人との写真
など、
普段撮影できいない出来事を投稿するものから、
- VIP席でのライブ鑑賞
- 関係者しかもらえないグッズ
など
一般人では味わえない特別待遇の写真投稿でリア充アピールする人も少なくありません。
さらに、よく目にするのが
クラブ・音楽フェス・パーティーなどでの「シャンパンでカンパーイ」写真の投稿。
イベントを楽しんでいる一コマにも感じるこの写真ですが、
クラブに行けない年齢、かつお酒が飲めない年齢の令和の高校生たちはどう思っているのでしょうか。
令和の高校生 半数以上が「シャンパンでカンパーイ!」投稿をダサいと感じる

放課後NEWSでは全国の現役高校生男女に、
クラブなどで“シャンパンでカンパーイ!”とSNSに投稿している写真を見て“ダサいなー”と感じたことはありますか?
というアンケート調査をしたところ、
52.4%の高校生が「ダサい」と感じていることがわかりました。
特にダサいと感じる部分について聞くと、
- 「調子に乗っている感が痛い」
- 「イキっていてダサい」
- 「充実しているアピールがみっともない」
という意見が多く寄せられたそうです。
若者の日常の何気ない投稿や、皆が踊るダンス動画などのように
共感性がある投稿ではないことから、
冷ややかな目で見ている高校生も多かったようです。
また、
- 「わざわさ載せる意味がわからない」
- 「今の高校生はちょっと投稿したらダサいかなーって思っちゃう」
- 「なんで見せびらかすのかわからない」
- 「載せてない人の方がかっこいいと思う」
などの意見も多く、
「シャンパンでカンパーイ!という行為はカッコ良いものではないのになぜ投稿するのか?」と疑問を抱く高校生もいたようです。
「クラブに魅力を感じない」高校生も
「シャンパンでカンパーイ!」以前に
その乾杯をしてる場所である「クラブ」にネガティブな印象を持っている高校生もいました。
- 「クラブに行ってる自分に酔ってる感じがする。そういう人がいる場所はあまり好まない」
- 「わざわざクラブに行く意味がわからない」
- 「クラブの印象がよくない」
- 「そもそもクラブに魅力を感じない」
といった意見もあり、
“人ごみの中で大音量でお酒を飲みながら楽しむ”ということ自体に魅力を感じていない高校生もいたとか。
この件について、
放課後NEWSでは都内のクラブで活動をしているあるDJに
「最近のクラブの年齢層」について話を聞いたところ、
「人が多く来場している人気店は幅広い客層ですが、20代前半の方もたくさんいますよ!」と回答。
続けて
「魅力に思っていない高校生も20歳を過ぎて一度行けばハマるかもしれないですよ。実際、興味本位で来てハマった若者もたくさん見ています」
と未開の地のクラブへの魅力を熱く語っていたそうです。
ただ、最近は大人向けのクラブも増えているそう。
前出のDJは
「バブルの時にディスコに行っていた世代やパラパラ・トランスなどが社会現象になったときにクラブに行っていた世代のクラブ熱は根強いです」
と話していたそう。
さらに、
「2000年代にクラブに行っていた人が結婚をして子供も大きくなってまた夜遊びができるようになってきた。なので、30代後半や40代・50代で派手に決めてクラブに来ているお父様・お母様もいます」
と説明。
そんな30代・40代・50代が
「シャンパンでカンパーイ!」の写真を投稿しているケースもあるため、
10代の高校生からしたら
「自分の親世代が何をしているのか?」と飽きれてしまっている部分もあるのかもしれません。
「楽しそう」「オシャレ」「大人っぽい」といった意見も
この投稿が「ダサくない」と感じる高校生からは
- 「楽しそう」
- 「オシャレな感じがする」
- 「盛り上がってていいなーって思う」
という羨ましさや憧れを感じるような意見が出ていました。
「大人っぽい」といった意見もあり、
「シャンパンでカンパーイ!」という行動は
高校生から見ると少し上の世代ではなく、だいぶ上の世代の楽しみなんだと理解している声もありました。
さらに、
- 「個人が楽しんでいれば外がとやかく言う必要はない」
- 「やりたいことをやればいいと思うから」
- 「人生の楽しみ方は人それぞれ」
など、
どんな楽しみ方をしようが、SNSにどんな投稿をしようが、それは自由である
というSNSに踊らされない大人な高校生の意見も。
自分の楽しいという価値観をSNSやネットの声で卑下する必要はないと考えているようです。
賛否が分かれた今回の調査ですが、
SNS上に投稿するということは、良くも悪くも意見が出るということ。
そのリスクを一度投稿する前に考えてみるとよいかもしれません。
(調査・文/放課後NEWS)