先週11日(金)から発売がスタートした夏の風物詩「サマージャンボ宝くじ」。
一攫千金を夢見て宝くじを買う日本人も多く、人気の販売所は連日大行列となっています。
そんな宝くじに関して、令和の若者はどの程度関心があるのでしょうか。
令和の若者の8割「宝くじ100万円分より現金100万円」

放課後NEWSでは、全国の15歳~20歳の若者(男女)に、宝くじに関する“究極の選択”に回答をしてもらいました。
その内容は、
宝くじ100万円分と現金100万円、もらえるとしたらどちらを選びますか?
というもので、なんと、80.6%の若者が「現金100万円」を選択する結果になったそうです。
「現金100万円」を選んだ若者からは、
- 「確実に100万円が手に入るから」
- 「絶対もらえるから」
- 「(現金100万の方が)現実的だから」
といった“確実性”を重視した意見が圧倒的多数で、「夢より現実」、「勝負をするくらいなら安定を求める」という安定志向の意見も多かったようです。
また、
- 「宝くじで高額は当たるわけがないから」
- 「当たるかどうかわからないものより現金100万円」
- 「宝くじはどうせ全部外れるから」
など、はなから宝くじに期待をしていない若者の声。
確実性、安定志向だけではなく現実性まで今の若者は持ち合わせており、過度な夢は見ない傾向があるようです。
他には
- 「バイトできないから100万欲しい」
- 「今すぐ使えるお金が欲しい」
- 「今すぐ100万円もらえるから」
という意見も。
そこまでお金に余裕のある生活を送っていないこともあり、夢を見ている時間があるなら目先の現金を追い求める若者もいました。
圧倒的に現金100万円を求める背景にあるのが、
- 「日々の生活苦」
- 「夢を持ってもどうせ叶えられないという現実主義」
- 「嫌な思いをするならチャレンジをしない安定志向」
失われた30年の日本で、夢を見ることもできなくなった若者が一定数いることが分かった少し寂しい調査結果となりました。
宝くじ100万円分が欲しい若者「当たった喜びを味わいたい」
一方、「宝くじ100万円分」と回答した19.4%の若者から多く聞こえてきたのが、
- 「当選した感覚を味わいたいから」
- 「当たったときの楽しさがある」
- 「当たって喜びたい」
- 「宝くじの方が当たったらラッキーってなる」
- 「宝くじのワクワク感も味わえる」
- 「お金をもらえる嬉しさと“当たった”という二重の喜びがあるから」
といった“当選”での高揚感を味わいたいという意見。
実際、100万円分は当たらないとしても、100万円分の宝くじがあればそれなりの高額当選の可能性があると考えているようで、大金を獲得し、当選の喜びに浸りたいということです。
また、
- 「夢がある方にかけてみたい」
- 「夢は大きく」
- 「倍になる可能性に勝負」
- 「わんちゃんに賭ける」
という、勝負師的な意見を持つ若者も。
現実問題、現金100万円では車も家も買えず、贅沢な海外旅行に行けば無くなってしまう額。
夢を見る金額として現金100万円は少額と考えているようで、もしも1億、5億当たれば、自分の人生も大きく変えられると感じている若者が宝くじ100万円分を選ぶ傾向にあったそうです。
そんな夢を実現したいと思う若者からは、
- 「(億以上が)あたりそうだから」
- 「当たる予感がする」
- 「現金100万円よりも多くもらえるはず」
など、根拠のない自信を口にする若者もいました。
今年のサマージャンボ宝くじの販売は8月11日(月)まで。抽選日は8月21日(水)となります。
夢を追い求める皆さんは、お近くの宝くじ売り場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(調査・文/放課後NEWS)
調査期間 2025.6.2〜2025.6.16
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国の15歳~20歳の若者(男女)
有効回答数 273名
調査方法 インターネットリサーチ