開幕から一か月が過ぎた「大阪・関西万博」
入場やパビリオンを観覧する際の行列もたびたび見ることができ、開幕前の不安は解消しつつあります。
ただ、日本国際博覧会協会によると、
最も来場者の多かった日は開幕日の12万4339人。
いまだに初日の来場者数を超えることができないとあり、今後、集客を増やすための施策も必要になるかもしれません。
令和の若者の54.9%「万博に行ってみたい」

15歳~20歳の若者(男女)を対象に
ずばり、大阪・関西万博に行ってみたいと思うか
の調査を実施しました。
すると、54.9%の若者が「万博に行ってみたい」と回答したことがわかりました。
行ってみたい若者の中で最も多かった意見が
- 「ミャクミャクがカワイイから」
- 「ミャクミャクに会いたい」
- 「ミャクミャクグッズが欲しい」
といった、ミャクミャクに対するもの。
開幕前は否定的な意見も目立ったミャクミャクですが、若者には比較的人気なようです。
また、
- 「人生で万博に行ける数は少ないから」
- 「万博に行ったという経験が大事そう」
- 「世界の万博が日本で開催されるという貴重な機会だから」
といった、意見も。
なかなか生きていて経験をすることができないものが「万博」と感じているようで、社会勉強の意味でも足を運んでみたいと思っている若者もいました。
- 「好きなインフルエンサーが行ってたから!」
- 「HIKAKINが行ってたので」
- 「TikTokで女子高生が行ってて楽しかったと言っていたから」
といった、SNSなどで万博の内容を見て興味を持った若者も多い傾向に。
YouTubeやTikTokといった動画配信プラットフォーム。
YouTuberやインフルエンサーといった若者に支持をされている方々からのメッセージはダイレクトに伝わっていたようです。
行ってみたいと思わない若者「値段が高すぎる」
一方、「万博に行ってみたくない」と回答した45.1%の若者からは
- 「値段が高い」
- 「高くて払えない」
という金銭面での理由が最も多い結果に。
1杯2000円するラーメンや、3580円の「えきそば」などが報道されることもあり、若者の金銭感覚とのズレが大きく生じているようです。
「同じ金額出すならUSJに行く」
という声もあることから、パビリオンの中身などの魅力をいかにテレビやSNSを通じて発信するかも若者が万博に行くためには肝となりそうです。
- 「トイレが壊れてるって聞いたから」
- 「害あるガスがどうなっているのわからないから」
- 「とにかく怖い」
といったインフラ面の不安から足が遠のく若者も。
日本国際博覧会協会が、
大阪・関西万博の会場内で、引火すれば爆発の恐れがある濃度のメタンガスが検知されたと発表したこともあり、その対策がしっかりなされているのかを疑問視する結果、
「怖い」という印象を抱く若者も少なくなかったということです。
令和の若者からは意見が分かれた大阪・関西万博。
10月13日の閉幕には「行ってよかった」と感じる若者が増えることを期待するばかりです。
(調査・文/放課後NEWS)
調査期間 2025.4.24〜2025.5.1
調査機関 株式会社ワカモノリサーチ
調査対象 全国15歳〜20歳の男女
有効回答数 213名
調査方法 インターネットリサーチ